第八講 万病の因
<いち>
(さて、冬の寒さも本格的になり、ここ『ギルド』の世界でも年の瀬をのこすのみとなりました。 今回の講釈はそんなある日の出来事なのです。
それより、覚えてるでしょうか? クリスマスの日(すぺっしゃるver)に、体調を悪くし、一人さびしく帰ったあの人の事を・・・)
お:ごほん! ごほんッ!! あ゛あ゛〜〜〜、ついてまひぇんば・・・・・。(ずるずるずる・・・)
これも、あそこで盗み聞きしてた罰が当たったんですわ・・・。 はぁ〜〜う、少し反しぇ・・・・・びゃっくしょイッ!
ブロロロロ・・・・ブルン!(ここで婀陀那の乗る『龍皇』が到着、どうやらおひぃさんを迎えに来たようです。)
コンコン!! カチャ・カチャ・・・カチン!−☆ キィ・・・・
婀:失礼いたします、姐上。 そろそろお時間ですので、お支度の方を・・・・。 あっ・・・姐上?? いかがされた、床に伏せられて・・・
お:あぁ、婀陀那さん・・・いえ、ちょっとね。 ごほん! ごほんッ!!
婀:かっ、風邪ではないですか!!?(や、やはりあの時の無理が祟られて・・・) 済みません、少しお熱を・・・(ごそごそ・・・)
これを、腋の下に入れてくだされ
・ ・・・7度6分・・・。 これはいけませぬな、今日は大事をとって休んで下され。 後々の事は妾達で何とかいたしましょう。
お:ご免なさいね、婀陀那さん・・・。
婀:何を水臭い事を、妾と姐上の仲ではないですか。 ゆっくりと休まれて、はよう元気なお姿を見せて下さいませ。 それでは・・・
お:あっ、婀陀那さん・・・。 婀:うん?! なんでございましょうや?
お:ううん・・・なんでも・・・ないです。 婀:そうですか・・・ではお大事に・・・
(彼女が言いたかったのは、果たしてなんだったのか。 今となっては知る由もありませんが、とりあえずこの事は後に回しまして・・・)
<ギルドにて>
サ:あれ? おひぃのヤツ休みなわけ? 婀:うん? あぁ、うむ。
J:そういえば、あの時、途中から帰ったんでしたよね・・・・。 婀:・・・・うむ。
(そして、ここでステラご登場。 (毎度のことながら、タイミングは、さいあくでっス・・・(-フ-;;))
ス:おっはよぅ! 諸君!! ・・・・。 あれ? 今日は怒号飛ばないけど・・・どったの?
婀:姐上は、風邪を召されてて休みじゃ! それより、お主・・・・毎度毎度かような時間に・・・・、姐上のお気持ちも少しは察せられよ!!
ス:ふぅ〜〜ン、どおりで・・・、ここもちったぁ静かなわけだ。 に、しても風邪をねぇ・・・『鬼の霍乱』ちゅうのもあるもんだ〜ね〜・・・。
婀:(うぬぬ・・・言わせておれば・・・) これッ! 社主殿!! そなたがそのようだから姐上も、お風邪を召されたのだぞ!!
あぁ・・・情けなや・・・なぜに姐上はここを選ばれたのかのぅ・・・・。
ス:へぃへぃ・・・姐上姐上・・・って仲睦まじいこって。
J:あっ・・あっ・・・って、ステラさんどこ行くんすかぁ!?
婀:ほっときなされぃ! Joka殿!! あのような男・・・おらんでせいせいするわッ!(バンッ!)
(ところ変わって、おひぃのマンションにて・・・)
お:あ゛〜〜、頭が、ガンガンする・・・・はなみじゅとま゛んない・・・・(じゅる・ずる・・・) それに食欲もあんましなぁい・・・・。 さいあくですばぁ・・・。
ゴホ・・・ごほっ! そ、それに・・・こんなとこステラさんに見つかりでもしたらなんていわれるか・・・・。
コンコンコンッ!−☆
お:あ・・・っ、婀陀那ひゃんきてくれたのれ? 鍵ならあひてるばひょ・・・。(ずる・ずる・・・)
ス:ほい、お邪魔しやんすよ。
お:えひっ?! ス・・・ステラひゃん??! (ま、まずい・・・っ!(びぃ〜〜ンっ!) ど・・・どうしてあんたがここに??
ス:ほ・・・おやおや、思ってたより元気じゃないの。 これだったら来るまでもなかったようだーねー。
お:と、トーゼンですっ! わたくし、あなたに見舞われなくとも・・・・ごほっ! ごほんっ!!
ス:あらら、無理しちゃって・・・。 今年のは特に性質ワルイってよ? それよか、はよ横になんなよ。
お:え・・・っ?? は、はい。 どうも・・・すみません・・・・(どーゆー風の吹き回しかしら?)
ス:ちょっと体の状態見てみようかね? お:あ・・・っ、い、いいです。 か、風邪だけですから・・・!
ス:何 構えちゃってんだか・・・この人は。 だぁいじょうび、触診なんかしねぇっすから。 熱と脈はかるだけだよ。
お:ほ・・・ホントに? ス:ホントだって・・・他 触りゃせんよ。
お:じゃ・・・。(ゴロ・・・)
ス:ふんむ・・・脈拍正常・・・か、じゃ熱はこいつで測ろうかねぃ。 お:な、なんですか? それは・・・。
ス:うん? 赤外線で 熱 測るヤツ。 お:せ、赤外線ん?! ごほ、ごほ・・・。
ス:ホレホレ、いちいちはんのーなんてしなくていいっすから。 お:は・・・はぁ、でもどうやって測るんですか?
ス:ちょいとお耳を拝借・・・・・ (ピッ) ほい、終わり。 お:(え・・っ)えっ??! も、もう終わったんですの?
ス:7度4分・・・・。 うん? そうだけんど? なにか??
お:で・・・でも・・・それを耳に入れて・・ ピッ て・・・三秒もかかってませんわよ?
ス:いんやぁ〜、医学の進歩ってスンバらしいよねぇ・・・。 いえね? これもともとは赤ちゃんの体温測るもんだったんだよ。
ホレ、赤ちゃんってよく動いて正確な体温測れないだろ? それをね・・・耳の穴に入れて、赤外線で反射させて・・・・ ピッ ・・・て。
お:は・・・・。 ス:おや、どうしたんすかね、眼ぇうるませて。
お:い、いぇ・・・なんでもありません。 ちょっと・・・熱っぽいだけです・・・。
ス:ほ、そうでヤんすか。 ほなら、お次はなんか体力付くもんでも作りませうかね。 お:おまかせします・・・。
(彼女が眼を潤ませた理由・・・・・それは、熱のせいではなく。 目の前の男が一瞬でも自分が慕い続けてきた人に見えたからであり・・・
そして、最後のセリフも、この際だから任せてみようという気になった・・・・と、いうのであります。)
ス:ほれ・・・玉子酒と、かゆ作ってみたけんど・・・・どんなもんかね。
お:・・・・・(ぱく)。 あら・・・おいしい。 (コク・・・)・・・それにこの玉子酒も。
どうもありがとうございます。 お蔭で元気になりそうですわ。
ス:・・・んま、べっつに礼いわれるようなことしたんじゃないっすからね。 いいざんしょ、気にしなくても。
それに、はよひぃちゃんに元気なってもらわんと、一人『姐上〜姐上〜』つって哭いておるのがおって困っとるのよ。
お:あら・・・まぁ・・・。 では早く治さないといけませんわね。
ス:うんっ! そいじゃあワシはこれにておさらばしようかね。 あ、あと頓服飲むの忘れないようにねぃ。
お:はぃ。(ありがとう・・・ございます)