<弐>
―――状キョウ・ノ・分セキ・カイシ―――
―――背ゴ・ヨリ・何者・カ・ガ・襲イカカッテ・キマス―――
―――九時・ノ・方コウ・ニ・回ヒ・シテ・下サイ―――
ナ:(九時・・・こっちか!!)(スッ・・・)
―――前ポウ・ノ・エネミー・ニハ・カイ避・スル・ト・同時ニ・攻ゲキ・ヲ―――
―――ソレカラ・二ジ・ノ・方向・ニハ・・・・・―――
ナ:ぉおおお!!
ドカッ! ドスッ!!
警:うぐあぁぁ・・・
警:あっ!くぅおのぉっ! ぉおお!死ねぇ!!
チキッ!
―――八時・ノ・ホウ向・ニ・危ケン・発生 武器タイプ・ショート・ソード―――
―――全力・デ・回避・シテ下サイ―――
――――ソレカラ・武器ノ・使用ヲ・・・・――
ナ:(武器・・・!!) くぅ・・・っ!
チャキッ!―――☆
―――武器タイプ・ガン―――
―――コレヨリ・サイティング・アワセマス―――
ピ ッ
ナ:あ・・・・っ!ぁあああ!
(な、なんだ・・・?あたしの目の前に見える、サイティング・マークは・・・・バ、バイザーなんか、つけてやしないって言うのに・・・!!)
―――サイティング・完了シマシタ―――
ナ:ぅぅ・・・・ぅうう・・・・(カタカタカタ・・・・) く・・・・っ!!
ドォン! ドォオオン!
警:うわあぁぁ・・・
ナ:ふぅぅ・・・・ふぅぅ・・・っ!!
―――状況・ノ・確認・ヲ・イタシ・マス―――
―――ターゲット・サイティング・完了・ヨリ・アタックタイム・マ・デ―――
―――約・1.4・秒・ノ・ロス・デス モウ・スコシ・早ク・ニ・・・・―――
ナ:(くっ!!)
(なんと、この 声 は、的確に、今、自分が置かれている、状況を把握し、危険の排除を、ナオミに伝えていたのです。
しかし・・・実体のない声に、振り回されている者からすると、それはどんな気分だろう?
それは、ナオミを見れば、一目瞭然だったようです。)
ナ:(アタシ・・・(フフフ・・・)アタシ、とうとう変な人の仲間入りだよ。
だってさぁ・・・もう一人の、見えない人の声が、聞こえるんだもん・・・・)
こんなアタシを・・・タケ坊のやつ、知ったら・・・・どうすんのかなぁ・・・・。
(実際、どんなものか・・・・聞いてみよっか・・・・なぁ・・・・)(ボ――――〜〜〜〜)