<参>
ス:はい、もしもし。
ナ:えっ?!た・・・驍??
ス:(ん?) あ―――っ、ナオちゃん? どったの?
ナ:えっ、あっ、いや―――その―――こ、これから、ち、ちょっと会ってくれないかな・・・なんて、ダメ・・・・だよね?
ス:ん―――?別にいいっけど―――? うん、うん、じゃ30分後ね―――?(チンッ――☆)
めっずらしいこともあったもんだね、ナオちゃんから、直接お誘い・・・・だ、なんて。
ナ:は・はぁ〜〜―――〜〜っ・・・な、なにやってんだ?アタシ・・・。
いつのまに・・・タケ坊のトコに、電話かけてたんだろ・・・・
(なんと・・・ナオミ、無意識下の行為に、自分でも、戸惑いを隠せないようです。
そして、待ち合わせ時間。)
ス:やっ、待ったぁ〜〜〜?
ナ:(待たされて、30分経過してまつ。(^^;;) え・・・・っ?い、いや、あ、あたしも、ちょ――ど、今、来たとこ・・・
(はは・・・なにしろ、タケ坊、約束時間の30分前後、自分時間もってるからなぁ・・・・)
ス:で、どこでなにしよかね?
ナ:あぁ・・・・いや・・・・どこでも・・・
ス:(うん・・・?) ・・・・・・・・。
(待ち合わせ時間より、30分も遅れてきた男わ・・・・なんと、そういった約束事の、幅を、約一時間持っちゃっている・・・・っていう・・・
(すな!んなメ――ワクなコト(^^;;)
でも、ナオミは、こいつの、こ――ゆ――とこを知っていたから、あまり怒らないごよ――すでっす。
それでも・・・・30分、待っていた・・・・って、事はァ?
そりゃ、まぁ・・・・アレ、前回、今回・・・と、自分の身に、降りかかっている事を、考える時間が欲しかったんでしょなぁ―――。
そして、とあるカフェ・テラスに来る二人。(実はここ・・・・あの臾魅と、おひぃさんが、ガチンコ対決したトコでもある、曰くつきのとこ・・・なの(^^;;))
ナ:と、ところでさぁ・・・・
ス:ん〜〜〜?(じゅ―――――)
ナ:タケ坊・・・・今、あたしを見て・・・・どう?
ス:どう・・・って?
ナ:いや・・・っ、その・・・・どっか、おかしなところとか・・・・ない?かなぁ・・・・と、思って・・・・
ス:おかしなところ・・・・って、そんなコト言ってる事、自体の方がおかしくない?
ナ:だ・・・だよね?! はは・・・な、なに言ってんだろ・・・アタシ・・・・。
―――――ゴメン!大事な時間潰しちゃったね、今日の―――ここの、あたしが持つよ。
ス:・・・・・・。 あっ、そう??!いっやぁ―――悪ぃねぇ。
今、丁度金欠でさぁ、お財布持ってきてねぇ〜〜〜のよさ、助かるわぁ〜〜〜〜。
ナ:(・・・・っつて、まぢかよ。) ん、わかった・・・・じゃあね。
ス:じゃね―――――。 ・・・・っつと、さて、帰ろっかね。
(おィ、ちょっとまてや、コラ! おみゃ―――は、ナニか?ヒモか???
しかも、金欠を理由に、財布持ってきてないっつ―――のも・・・って、お前んち、元々 お金持ち なんだろがよ?(“ビッグ3”といやぁ―――ね?)
で・・・・・も)
主:あっ、これはこれは・・・・で、どうなさったんです?お代金なら、今、出て行った人が、払われましたが・・・
ス:すまないけど・・・これで、相殺させて・・・。 で、ここでもう一枚、上乗せして払おう・・・・・。
主:ふむ・・・・・。
ス:・・・・で、ワシが、ここにくるまでに、何か分かった事は。
主:いやぁ、特に・・・・実に、静かに待っておられましたよ・・・
ス:・・・・・・。
主:ただ・・・・何かを、思いつめたような表情(かお)を、除きましては――――ね。
ス:そう、そういうこと・・・・いや、分かったよ、ありがとう。
主:毎度あり―――――
(ナニよ、ちゃんと持ってんぢゃん、財布。 じゃあ・・・・さっきのナニ?と、思えるんですが・・・・
それは、今回、電話がかかってきた当初から、何かしらの違和感を抱いた、この男なりの、気の利かせ方であり、
今のように、ナオミの払った分を相殺さして、また上乗せする・・・とは、自分の幼馴染に、なにが起こっているのか、知りたかっただけのようでつ。
そして・・・・ステラが、ギルドに帰ってきて、こんなことが――――)
お:あら、お帰りなさい。
ス:ぅにゅ、ただいまぁ〜〜〜。 はぁ――――あ、さぁ―――てぇとっ・・・
婀:・・・・・ちょ―――――っと、ステラ殿、こっちへ・・・・
ス:え゛っ?!何?何??
婀:いいから・・・・こっちへ・・・・・(こいこい)
お主・・・・今、どこへ行っておったのじゃ?
ス:え゛っ、え゛え゛〜〜〜〜ッ、いいぢゃん、どこでもよぅ。 いちいち報告する義務でも、あんの――――ッ?
J:さぁてと――――あちしは、ちょいとおトイレに・・・・・
婀:(チラ・・・・) お主・・・・いいゴ身分になられたものよのぅ・・・・。
それとも・・・何かな? 妾達に知れると、まづいコトでもあったのですか・・・・?
ス:う゛・・・う゛ィ・・・・そ、そりはぁ〜〜〜そにょぉ〜〜〜〜
婀:よ――も―――や―――サボって、茶でも、しばいておったのでは、なかろうのぅ?(じろ・・・)
ス:(ドギクッ!!) ど・・・どひてそりを・・・・(たじ・・・)
婀:(ふふふ・・・)なァ・・・・に、妾、子飼いの者より、少しばかり、情報を買いましたから・・・・のぅ。(ニ・・・)
ス:む・・・・ぐぐ・・・・
婀:・・・・どうやら、観念したようですな・・・・。
では、あちら(応接室)にて、お詳しいことを、お聞きましょうかの?
ス:はひ・・・・。