第九講 異端審問
<壱>
〔『狩り手』“欧州本部”からの辞令により、サヤたちのいるところへ『教育係』として赴いてきた、
ジィルガ=アィゼナッハ
<通称;ウィッチ>
実は彼女は、もともと欧州本部局長―――ペーター=アシュクロフト<通称;バジリスク>(本編:13話参照のコト)の下(もと)で働いていた
実績も輝かしい『狩り手』の一員だったのですが―――・・・
この、極東の一支局に赴いてきたのは、『もしかすると左遷??!』・・・・とも、思われなくもないのですが――――
しかし!! 実は、これは彼女が、直属の上司のペーターに、直訴嘆願した結果の表れだったのです。
――――と、申しますのも・・・彼女は、自分の父の『悪友』であり、彼女自身が、その幼い頃よりいたぶり・・・・いや、失礼・・・
実の弟の如く可愛がっていた、あの男のところに来たかっただけ〜〜〜――――だからのようです。
(これ・・・こうで間違いないっすよね――?)
でも・・・その男の申すには、彼女に『いぢめられて来た』記憶しか残ってなかったものですから・・・
これがまた、存外迷惑な話のようで――――・・・〕
ス:あ・・・・あのぅ〜〜〜――――・・・・
ジ:ん〜〜〜? なァ〜にィ〜 ボ♡ク♡ち♡ゃ♡ん♡
ス:ちょ・・・ちょっち、頭の上・・・・重いんすけど・・・・
ジ:あっ――― あらあらあら、ゴメンなサぁ〜〜い♡
気がついていましたけど、つい、うっかり♡ たわわなものを、頭の上に乗せてましたわァ〜〜?♡
ピ・キ#
ス:(ム・ギギ・・・)あ、あのぅ〜〜・・・ひぃちゃん、こ、この間のプランなんデスけど・・・・ね??
お:・・・・・・・・・・・。♨(無視)
ス:あ゛っ・・・・あのぉぉ〜〜〜・・・・ひぃちゃん???
お:・・・・・・・・・・・。(←云うまでもなく『馬耳東風』モード)
ス:あ゛・・・・あひ・・・・。
(へ・・・返事どころか、顔も見せてもらえへんのん?)(←・・・・と、いうより、形相が怖くて、まともに顔つきあわせられないの)
〔ああ・・・ほらほら、また・・・・未だここでは フリー の状態なので、
ジィルガ女史も、ここギルドへ入り浸っているのはいいんですが・・・・ちょっかい・・・出していますよねぇ?
しかも、このときのおひぃさんの頭の上には、誰が見ても分かるような ♨ ・・・・つまり、湯気が立っているのが分かるくらいの・・・
――――と、そこへ?
コみゅちゃんが、お茶を淹れて入ってきましたヨ〜〜〜―――?(さて・・・・どうなるコトやら)〕
コ:おひぃさ〜〜ん、お茶ですみゅ〜〜。
お:あら、ありがとうございます。(ニッコ・ニッコ)
〔えっ?? あれ・・・? なんとまぁ、あの湯気マーク見ての通り、形相は修羅の如きか――― と、思われていたのですが、
それとは打って変わって、満面の笑みのようです。
(ああ・・・・なんだ、勘違いか、湯気マーク・・・・)
――――――と、思われたその時!!
コみゅちゃんから受け取った湯飲みが―――・・・・・〕
ピキ―――☆ ぴしぃ・・・・・
コ:み゛・・・み゛ゅ?!(あ・・・あれ??)
お:あら・・・。
おほほほ――― あらあら、どうしたのでせう、片付けるときに、どこかへうっかりとぶつけたのでしょうね―――
さもなくば、もう寿命・・・・だったとか?
コ:み゛・・・・。(カタカタ・ブルブル)
〔普通に―――― ゴク自然に受け取ったはずの湯飲みが、ヒビが入って――――??
って、ことはぁ、もしかすると―――??!!〕
J:あっらぁ〜〜・・・ありゃ、そうとう無理してるにゃそねぇ。
サ:あ・・・・おめぇもそう思った?
臾:なんか・・・力の加減ができていぃひんちゅうか―――・・・(蒼)
婀:うぅム・・・・この後の状況、いかがすべきか・・・・
〔どうやら、皆さんお察しの通り、顔は菩薩でも、中身が羅刹はいっているようでして・・・・
でも、どうして―――? と、いう疑問もきますよねぇ・・・・〕
臾:せ―――せやけどもなぁ、うちがあんなんやったら、それこそ火がついたように怒鳴りはるんでッせ?
それが・・・・どしてやのん?
婀:ま・・・まぁ、あの方は、ここの職員でもなし、ましてや驍様のご友人の娘さんとあれば・・・・・のぅ?
サ:あっ――― なるへそ。
J:でも・・・内面的怒りは、収まってそーもないようでござんすけど?
婀:Joka殿、それは一言余計ですぞ・・・
臾:それにしても――― なんやん、この部屋・・・蒸し暑ぅいでんなぁ、まだ5月やろ??
サ:異常気象なんぢゃねぇーの?
〔いや、それこそ、おひぃさんの内面的怒りの充満のため、室温が上昇中なのでは・・・・
と、そのような空おとろしぃコトは、おくびに出したくても出せないでいるJokaちんなのでちた・・・。〕