<四>
〔はは―――・・・(―フ―;;)
成る程、おひぃさん、何で自分の 撮り 終わったのに、いまだ帰らず、楽屋にいたのか・・・って、そういうわけだったんですね。
(だからか――― 臾魅ちゃんに冷やかしいれられて・・・反論してんですが・・・)
で――――・・・コみゅ・乃亜&Jokaちゃんと、臾魅ちゃんかえったそのあとで、ようやくこの男惨状・・・(字、違うど、おマへ・・・(―フ―;;)〕
驍:お疲れ―――っす・・・。
お:(あっ、来た・・・) お疲れです・・・。
驍:おっ!(ビクッ!) ま・・・柾木・・・さん。
お:どうも・・・あの時はすみません、思い余って、手加減忘れて、本気でやってしまって・・・・
驍:あ・・・・いや、いいんですよ・・・お、お芝居なことですし・・・
こっちも、そんなに気にはしてはいませんから・・・
お:そうですか・・・・ありがとうございます。
でも、お詫びとはいってはなんですから、この後時間があいてたら、一緒にお食事でもしません?
驍:は・・・はあ・・・・それは一向に構いませんが・・・
その前に、皆は?
お:え? 他の人たちです? 帰りましたけど・・・
驍:あっ、そう・・・・。
お:それが・・・なにか?
驍:ん? あぁ―――いや、もしこのこと知ってる人がいたら、ワイド・ショーネタになりかねんと思ってね。
幸い、知ってるのは、ワシと柾木さんだけだし・・・
お:あ・・・・それはうかつでした・・・。
驍:それでは・・・・行きましょか。
〔おぉ―――― 難なくすらりと交わされた会話、これにて、この『楽屋篇』はおしまい〜〜〜〜――――・・・・
――――っつて、まちぃよ!お二人さん!! も一人、いたでしょ?ここに居残ってる人が!!
ほらほら・・・隅っこのほうから、うらめしそぉうなこの人の声が・・・・〕
婀:むぅわてぇぇ〜〜〜・・・・
お:(あら・・・?) ひいっ?!
驍:おや?もしかして・・・・森野? どしたの、んな情けない声だして・・・
婀:やっちゃった・・・・。
驍:はい?? ナニを・・・?
婀:今日、折角万馬取ったのに、それでお前と一緒に、どっかおいしいもん食べにいこかと、思うちょったに――――っ!!
やらりた・・・・。(ぐっすん)
お:(こ・・・この人も、私と同じ考えだったんデスか・・・)
で・・・でも、“やらりた”・・・って・・・ま、まさか??
驍:稼いだ金と・・・・持ち金・・・?
婀:うん・・・・全部・・・・(ぐっすし・・・)
お:(のっは・・・・と、いうことは〜〜〜・・・・11??・・・連敗)
婀:だから・・・ね? 後で・・・1万円ほど、貸してくれん?
驍:全く・・・あんたときたら・・・(はぁ・・)
あれほど言っといただろ?ギャンブルはほどほどに――― いつか身を滅ぼすぞ――― って・・・。
――――・・・ほれ。
婀:へへ――― めんごめんご・・・。
いつか・・・返すから。
驍:あぁ――― 期待はしとらんから、いつでもいいよ―――・・・
〔なんと―――― ここでも??
それにしても、婀陀那さん、さっき稼いでたのに・・・もうすっちゃったんですかぁぁ??
しかも、ステラに・・・・と、いうか、驍に窘(たしな)められとりますねぇ?? その上・・・ちゃっかりお金借りとりますし・・・
――――と、実は、この二人は、昔からそぉゆう仲だったんです。
つまりは、お互いが金の貸し借りをしてて・・・それで、それが『くされ縁』になって・・・(違うか??(^フ^;;A)
それよりも??〕
婀:それより・・・柾木ぃぃ〜〜
お:(ギクッ――!) は・・・はいぃ・・。
婀:何で、お前が、この男前と一緒に帰りよるんなら・・・?
お:(ひ・・・広島弁で・・・)え・・・えぇ〜〜〜っと・・・ですねぇ・・・・
驍:ああ、ワシとこの人、今からご飯食べんの。
お:(で・・・・ええぇ〜〜〜っ??) た・・・驍・・・さん??
婀:なんじゃとぉ〜〜?! まっさきぃぃ〜〜! おッ前、わしの男に、ナニ手ェ出しよんなら!
お:(わしの・・・男?)(カチ―――ン☆)
ちょっと、森野さん?それは言い過ぎなんじゃあ? 大体公認でもないのに・・・そんな、自分の男〜〜〜だ、なんて、はばかりが過ぎません事?
婀:ぁあ゛? 本番中でもないのに、なにお嬢言葉使いよんなら、いやじゃのぅ〜かまととは・・・
お:お・・・お嬢言葉なんてっ!! あなたの広島弁よかましよッ!!#
婀:おほ〜っ、出よるで?地が! のう!お嬢さんよ!この男前と、わしとはのぅ!互いを呼び捨てにしよる仲なんで?
それをお嬢如きが・・・(ぽんぽん) ど―――・・・どしたんよ、驍、何でわしを止めるんなら。
驍:いや・・・これ(カメラ)。
カ:・・・・・。(ジィ〜〜――――・・・・)
婀:・・・・・ほじゃけん、ナニ撮りよんなら、ゅうちょるのよ!# シゴウしやげちゃるんど?!##
カ:ひぃえぇ〜〜・・・・
驍:コリャ!森野!! 一般人に、そがいな言葉ァ、つこうちゃあいけん! ゅうて、なんぼゅうたら分かるンよ!
婀:ほいじゃがのぅ・・・・
驍:だぁめッ!ゅうたらいけんのンよ!? わかっちょるん?!
婀:・・・・・ぅわかった・・・。
驍:ほんまに・・・(おっ?!!) いゃあ、悪かったね?ワシと森野、同じ県の出身なのだよ。
お:あ゛・・・・ははは・・・。
驍:ま・・・柾木・・・さん??
お:あ゛・・・い、いえ、なんでもないんですよ〜〜??
(とは、いえ・・・・す、凄まじきデスよねぇ〜〜広島弁vs広島弁・・・まるで『仁義なき・・・』のよう・・・)
婀:のう、お嬢、お前引いたんか?引いたんじゃろが?! わしと、この男前と、同じ言葉を使いよるんを。
お:わ、私は、別にそんなことは気にしてませんッ!
驍:まあまあ・・・二人とも、そんなに喧嘩せいでも。
なんだったら、一緒にいきましょや?
お:えっ・・・・で、でも〜〜・・・
婀:わしなら、べっつに構わんでぇ〜?(どうせ、どっちかのおごりじゃろうけん・・・)
お:で、では私もですっ―――・・・
驍:はぁ〜〜〜あ・・・やれやれだよ。
あ・・・・そうそう、これを見ているよいこの皆? これはあくまで ふぃくしょん だからね?
本気にして、見ちゃあダメよん? じゃあに〜〜〜
―――了―――