<第三章;大悪魔召喚さる!!>

 

 

(さて、そうこうしているうちに、おひぃさん一向は林を抜け、比較的近くにある教会へと、足を運んだのであります。)

 

 

婀:・・・・・。(ここが・・・件の教会か・・・) 頼もう!たのも〜〜う!!  ・・・・反応がないな。

 

サ:ちょっと、オレに任せてみろ。

 

婀:あ・・・・うむ。

 

サ:お〜〜い!コラ!!開けねぇとねドアぶち破るぞ!(ドン!ドン!ドン!!)

 

お:な、なんて乱暴な・・・、そんな事言ったら、開けにくくなるでしょうに。

 

ガチャ・・・

 

ス:開きましたっすねぇ。

お:う゛・・・・ぐむむ・・・。

 

 

マ:何か・・・・用かね。

サ:ああ、もう遅いんで、宿の方が全部閉まっててな・・・。一晩でいい、泊めてもらえねぇだろうか??

 

マ:うちは宿泊施設じゃあ・・・・

臾:ないんはわかってるから・・・な?そこを何とか、たのんますわ。

 

コ:みゅ。(ペコ)

乃:みぅ。(ペコ)

 

マ:・・・・・・・・まぁ、中に入りなさい。

 

サ:ヘへへ・・・・ッ、悪ィな。

 

 

マ:ところで・・・ナゼにこんな夜更け近くに?

 

臾:あ・・・ッと、うちら、ちと道まちごうたもんやからな?ここの町、入るの遅かってん。

  そやんなぁ?おひぃさん。

 

お:えぇ〜〜え、そうなんですのよ。 本当に困っているとこ、おありがとうございます、シスターさん。       おほほほ・・・・

 

マ:いや?私は・・・・シスターではなく・・・・マザーのほうだよ。 美しいお嬢さん。

 

お:あ〜ら、ゴメン遊ばせ、わたくしったら、ついうっかり・・・・

 

 

ス:なんか・・・・知らんねぇっすけど、ひぃちゃんて、こんな事に長けてるよねぇ〜?(ごにょごにょ)

婀:こんな・・・事とは?

 

ス:そら、あれざんすよ。           腹の探り合い。

 

げんこつぅ!−☆

 

ス:いでで・・・・・(ひりひり)

 

お:しっかりと、今のは聞こえてましたわよっ! サッ、早く床に就きましょ。

 

 

(そして・・・皆が寝静まったころに・・・・)

 

 

婀:姐上・・・姐上・・・!!(ゆさゆさ)

お:うっ・・・うぅ〜〜ん・・・・。 どうしたの?婀陀那ちゃん・・・(ふわぁ・・・・)

 

婀:・・・・どうやら、悪魔が動き出したようですぞ・・・。

お:え゛ッ?!も、もう・・・・こんなに早く・・・・にですかぁ???

  ここについて、まだ一日と経っていませんですわよ??

 

婀:そんなことよりも! もう黒ミサが始まっておりますゆえに!!

 

お:(ふぅ・・・)わかりました。 では、すぐに案内を!!

婀:ハッ!!

 

 

 

 

 

お:ところで・・・・どこで黒ミサを?

婀:どうやら、地下に儀式用の祭壇を含めた、格好の大きな広場がある・・・とサヤ殿が。

 

お:サヤさんが?どうして・・・・

婀:どうやら・・・・あの者と、臾魅殿は、今回の一件に心当たりがあるようでして・・・。

 

お:はぁ・・・成る程・・・・そういう事でございましたか。

婀:・・・・・・はい。

 

 

 

 

 

婀:サヤ殿・・・・いかがじゃ?

 

サ:あぁ・・・・今、ようやく生贄の小山羊が着いたとこだよ。

  ヤレヤレ・・・・奴さんも、あそこまで力(りき)入れなくてもいいようなものなのにねぇ〜〜。

 

臾:まぁ・・・・そう言うてやりなや。 あん人かて、アレで結構似合うてんのやから・・・。

 

サ:・・・・よし!なだれ込むぞ!!

 

 

 

マ:この・・・・生贄の血をもって、大悪魔よ召致されよ!!!

 

サ:ちょいと待ったぁぁ!!

 

マ:なんだ、あなた達か。 今は大事な儀式の最中だ、邪魔はしないで頂こう・・・・。

 

サ:そういうわけにはいかないんだよっ!! こちとらそれを潰すためのイベントの最中なんだからな!!

 

マ:はぁ?イベント・・・だと?何をたわけた事を。

 

 

婀:不憫じゃが・・・・ここで討ち滅ぼさせてもらうぞ!!         魔皇『ソロン』!!

 

 

マ:クックックッ・・・・・フッフッフ・・・・ハァーッハッハッハッハ!!

  何を急に言い出すかと思えば・・・私を御伽噺に出てくる『ソロン』だとは、これはおかしくてたまらん。

 

    ・・・・で?何か証拠となるものはあるのかね?

 

 

サ:へっ・・・・証拠なら・・・・あるぜえ!       っつえりゃあ!

ヒュゥ――ン!                     ガキーンー☆

 

マ:ゥオッ?!いきなり抜刀とは・・・・・何と非礼なッ!!

 

臾:なんやん・・・・あんたに拳向けんのは、気ィ引けますけどなぁ・・・・カンニンしとくれやっしゃあ!

『熾焔拳』!!

 

マ:・・・・・・くっ!

 

 

サ:さぁ・・・・どうすんだい。 まだこれでも、猫・・・被り通そうってかい・・・・。

  なら、もう一押しといくか、婀陀那ッ!!

 

婀:オウっ!!                            我が剣よ・・・・炎を伴え・・・!!        『フレアー・ストライク』!!

 

 

マ:ぐおぅッ!な・・・何をするか!!?

 

婀:フフフ・・・・思うた通りじゃ。

マ:なにィ?!

 

婀:妾の・・・・炎を伴った一撃でさえ、傷を負うどころか、益々魔力が大きくなってきておるぞ!!

  観念いたせいっ!ソロン!!

 

 

 

マ:クッ・・・・・ククク・・・・フハハハハハ!!

  まぁ・・・・ばれてしまったのでは仕方がない。

 

バサァッ!

 

ソ:左様、私が       魔皇『ソロン』       だよ・・・・美しいお嬢さん。

 

 

ス:(うわ・・・・・でた・・・・。)

臾:(ほん・・・っま、元締めこんなんやったら、モロはまっとんねんなぁ・・・。)

サ:(オレも、次やるとき、ヴァンパイアやろっかなぁ・・・。)

お:(はぁ〜あ、まぁ・・・・本編では、“教会”で“マザー”って言ったら・・・・・・)

婀:(仕方のなきことよ・・・・のぅ。)

 

 

ソ:(プルプル・・・)くぉら・・・きさまら・・・頼むから、マジメに・・・・・ヤレ!!#

  で?誰から死ぬのかね・・・。

 

サ:あぁ、あんたの相手はね、こいつら。

 

コ:みゅ!

乃:・・・・おいっす・・・。

 

ソ:ムッ!・・・・ぐぐぐ・・・・バ、バカにするではないわあぁ!! 喰らえぇい!

ドッブオォ――――――ン!

 

サ:コみゅ!!

 

コ:みゅんっ!

 

ソ:ぬおおぉっ?!

びたあっ!

(ソロン、振り下ろした覇蝕の剣を・・・・?)

 

ソ:むぎぎぎ・・・・

ぐぐぐぐ・・・っ

(無理やり戻す・・・(― ―;;)

 

ソ:はぁっ・・はぁっ・・・はぁっ・・・・・・。  お、おのれぇ〜〜ぃ・・・・こ、小癪な真似を・・・・

 

 

お:(まぁ・・・・なんていったって、弱点モロバレですからねぇ・・・・)

婀:(・・・同情いたしますぞ・・・・ソロン殿・・・)

 

ソ:グ・・・ッ!ぐをおおおっ!!  やっ!止めなさいッ!!その・・・他人(ひと)を哀れむような目わ゛ッ!!

 

臾:(力説しても〜〜?)

サ:(説得力、全然なぁ〜〜し)

 

ソ:お!?お前らまでぇぇ!!  こ・・・・こうなったら・・・・ブレーンを凹り潰してくれるぁあ!!#

  喰らえぇい!!

インサニティ・カプリチオ!!

 

(ソロンさん、超必の『インサニティ・カプリチオ』を出したはいいんですが・・・

いかんせん、頭に血が上った状態で出してしまったので、あらぬ方向へ炸裂させてしまったのです。

そのあらぬ方向というのが・・・・・)

 

 

婀:(あ・・・・・・そっちの方向は・・・・)

お:(お可哀想に・・・・)

 

 

 

猫:ンにゃ?!

 

ソ:ん・・・・んな・・・っ??!(ネ・・・・猫??し・・・しかも・・・・チビ猫・・・・)

  い!いかんッ!!!

ブシュ ブシュウゥ・・・・・・                    プス   プス   プス゜・・・・・

 

 

(な・・・何と、その方向には、酒場からついてきていた、チビ猫がいたわけなのでして・・・・(^^;;)>

それのせい(???)で、インサニティ・カプリチオ、爆炎を伴わ(え)ず失敗・・・・・

し、しかも・・・・?)

 

 

猫:んにゃ〜〜♡んにゃーにゃー♡♡(カリカリ・・・・すりすり・・・)

 

ソ:う・・・・うを゛ッ?!や・・・止めろ・・・止めなさいッ!!        ぐ・・・・ぐぉおっ!?

ズル・・・・・・       とさ・・・

(何と!!ここでソロンの身体より、シホ=マクドガルが分離・・・・)

 

 

お:(よしっ!)婀陀那ちゃん!今ですっ!!

婀:ははっ!

ダダ・・・・ッ!

 

婀:人質は確保したぞ!!やれいッ!総攻撃ぢゃっ!!

 

 

コ:みゅんっ!みゅんっ!(にくきう攻撃・・・・)〔全6HIT〕

乃:それ・・・・!それ・・・・!(小石を投げてます(^^;;)〔全5HIT〕

猫:にゃーん!にゅ――ん!(威嚇の遠吠え・・・?(・フ・;;)〔スタン属性〕

 

ソ:ぐっ!ぐっ!ぐおぉぉ・・・!!(ソロンさん・・・・かなーり効いてるようです。(―フ―;;)〔体力ゲージ;黄色〕

 

 

コ:みゅぅーん、みゅうーん、みゅぅぅ〜〜ん(なんとも恐るべし、甘えんぼ攻撃!!)〔ガード不許可、全12HIT!!〕

乃:・・・・zzz・・・・。(寝てるわけではありません!! こちらも恐るべし、お眠り攻撃!!)〔ガード不許可、喰らうと体力の2/1消失・・・〕

猫:にゃん!にゃん!(普通の攻撃、ただし にくきう なので、そのダメージは大!!)

 

 

ソ:ぐ・・・・・ぐむぅぅぅ・・・・・(ばったり)

 

K.O!

 

(あ・・・あれれれ・・・・??(^^;;)

 

 

サ:実際・・・・気の毒なオヤジだよなぁ・・・・

臾:なんやん・・・・アイフルのCM見とるようなんやぁ・・・・

 

 

(そう・・・なんンと!ラス・ボス級の魔物、 魔皇『ソロン』 を、コみゅ・乃亜・猫、の三匹だけで倒してしまったのです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

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