<艶乃弐;比売那素寐(ひめなすび)の談>
狐:<くふふふ―――このような呪符如きで、妾がなするべき事を妨げんとしようとは・・・
いとかはゆきことよ―――のう・・・>
し:な―――なにを・・・(うっ!!)
ペリ――― ペリペリ・・・
――〜ぬちょおっ〜――
し:(そ―――そんなばかな・・・?!
妖シならば、剥がす事―――ましてや先程のように触れることさえ出来ないはず・・・なのに?!!)
狐:<ん? ふふふ―――どうした、意外そうな顔じゃな・・・
然(さ)は云えども、このようなモノ―――本来の妾の妖力からしてみれば、児戯にも等しきものぞよ!>
し:(え――・・・)そ―――そんなぁ・・・
狐:<それに―――(フフフ・・・)見て見ゆるがよい、己れのほとを―――
妾に嬲られる事に歓喜しておるかのように、汁が溢れ出よるではないか―――!>
し:ち―――ちがっ・・・こ・・・これは〜〜・・・
狐:<ナニが違うのかえ―――ほれ、こんなにも・・・>
〜じゅくっ〜
し:あ・・・はぁうっ―――!
狐:<(くんくん)・・・熟れた果実のように、甘い匂いを分泌(だ)しよってからに・・・>
し:うぅっ―――くうぅぅ・・・(ち―――違う・・・それは、昨日こいつに嬲られた記憶を、思い出してしまったから・・・)
狐:<さあぁ〜〜―――観念しとおせ・・・。
そちの持っておる秘めたる力と、その躰・・・妾が現世(とこしよ)に甦らんがために、
遍(あまね)く妾のモノとしてくれようぞ―――!!>
〔先程は―――触れることすら能(あた)はなかった呪符が、少しばかりこの狐の妖シが気を遣りましたところ、
先ほどの事がまるでウソのように、何の抵抗もなく引き剥がされていったので御座いまする。
それを見やりましたしのは、更なる恐怖に慄(おのの)きまして―――
それはどうしてか―――と、思はんとすれば、
この狐の妖シの云われの通り、元来よりある、この者の強力無比なる妖力(チカラ)のまえでは、
呪符如きでは用を足さなかったようにて御座います。
しかも―――まだ畏ろしげなりしことに、この狐の妖シは、しのの躰を依り代にして、
現世に復活を試みんとしていたようなので御座いまして―――
とどのつまり―――しのの性根を挫かんがために、昨晩今夜というように、二日連続にてまかり出ましたようなので御座いまする。
そのことを知り、しのも少なからずの抵抗を試みてはみるのですが―――・・・〕
し:(い―――いけない・・・このままでは〜〜―――っ・・・)
くうぅっ―――
――ずいっ ずいっ――
狐:<おやおや―――どこぞへ逃げるというのかえ、無駄じゃと云うておろうに―――
そうじゃな・・・では、そちの自由を奪って進ぜようぞ・・・>
〜むちゅぅぅ〜
し:(あ―――・・・! そ・・・そん―――な・・・)
うぐっ―――うぐぅぅ〜〜〜っ!!
ぺちょり――― ぺちょ・・・ れろ れろ
〔なんとも―――手馴れたものと申しましょうか、のしかかりたる状態で、またも逃れんとしようとするしのに、
その行為が無駄なことと思い知らせるべく、狐の妖シは、しのの吻唇(くちびる)に、己れの吻唇を這わせたので御座います。
しかも―――その遣り様も、ねっとりとした己れの唾液と舌とを絡ませるようにして―――・・・
それによって、どうにも頭の芯が痺れた様になりまして、躰を投げ出すようにしておおっぴろげにするしの―――
そうしますると、狐の妖シはいよいよ持って、しのの躰を嬲り始めんとするので御座いまする。〕
狐:<ふふ―――フフフ・・・大分と大人しくなったようじゃな・・・。
じゃが―――これからが本番ぞえ。>
し:あっ―――はあぁ・・・(くてぇ)
狐:<では――――まづその乳房から・・・>
〜――もにゅっ――〜
ペロペロ ちゅぶちゅぷ
くりくりっ――― きゅっきゅ―――・・・
し:あはぁ〜――――!!っっ―――!! んはあぁぁ〜〜―――!!!
狐:<んふ―――んフフフ・・・よいぞ・・・よい反応ぞ、そうでなくてはならぬぞよ!>
ちゅぷっ ちゅぶっ――― はむ はむ
し:ん゛っ―――あ・・・はぉおお――――っ!
い・・・いやあぁぁ――――っ! だ・・・ダメぇぇ〜〜――――ッ!!
狐:<おお―――これしきの事でイかせはせぬぞ。
やはり―――イかせるとなると、ほとの方に集中せねば・・・のう、しの。>
〔たわわなりししのの乳房―――は、もとより、その登頂(さき)にある乳頭を、 =抓り= または =甘噛み= なぞをしたりしまして、
さんざんに玩弄しまくり、危うく官能の絶頂に立ち昇らんとするしのなのではありまするが、
さてもその狐の妖シにしても、上体のみでイかせるのは、本意ではないといたしましたる様でして、
程なくして手を止めたところで、いよいよ持っての本懐である、しのの秘裂を責めごうとしているようで御座いまする。〕
狐:<さぁて―――こちらはどのように・・・
ホホ、昨日よりしとどになっておるぞよ、やはり―――そちと妾とは相性がよいようじゃのォ・・・>
し:う―――うそよ・・・
狐:<ウソなものかえ―――ほれ・・・その証拠に・・・この通り!>
ぱ っ く り
し:ひゃうぅっ――――!!
狐:<おぉ――――ぉお!! なんともまた、むしゃぶりつきたくなる色合いに、このてかり具合・・・
妾が求めて止まなんだものが、今ここにあるのだぞよ!!>
し:うぅ―――ぅぅぅ・・・(ぽろぽろ) いやぁ〜〜もう・・・やめてぇ――――
狐:<ふふふ―――ナニを云うておる・・・
そのような言葉とは裏腹に、ここはこうも潤うておるではないかえ―――!!>
ちゅぶっ―――
し:あ―――ひゃああ・・・・っ!!
狐:<ほれ―――ほぉれ〜〜―――!>
ちゅく――― にち・・・ にちにちにち ちゅっちゅっぢゅっ
し:あっ―――はっ―――やっ―――
狐:<フフフ・・・見るがよいぞよ。
本気でイヤならば、どうして妾の指が、こうもふやけるように湿っておるのじゃ・・・>
し:――――・・・・。(はぁ はぁ はぁ)
狐:<・・・返事が出来まい。
それこそがそちの希まんとしておること―――どれ・・・更なる性感の高みに達観するために、仕上げと参ろうぞ!!>
〔何の抵抗感もなく、開け拡げられたしののほと―――
なんともそこには、図らずも前(さき)の上体のよしなしごとにて反応していまい、充血しやっている それ に、
萎えたモノでも勃起(た)つような、甘美な匂いのする汁・・・またそれによって、てかり仰せたる肉襞に、
またしても狐の妖シは弄玩しだしたので御座います。
その―――仕上げと云いまするに、ある処にて覆い被さりたる厚い厚い皮を、
まるでうでた玉子の殻にするように、ゆっくり丁寧に剥いていく狐の妖シ――――・・・〕
むきっ―――
し:あああっ! な―――ナニをしようというの??!
狐:<フ―――・・・ここがどういうところか、知っておるか、しのよ・・・。>
し:――――え?
狐:<こここそは―――総ての女性(にょしよう)の弱キに通づる処・・・
それに・・・ここを嬲られた女性は、ほどなくして嬲り仰せられた者に、背く事なぞ出来なくなるのよ。>
し:そ―――そんな・・・あっ!!
狐:<さあぁぁ〜〜そちのおさねも、引きづり出してくれようぞ〜〜・・・>
にゅぢっ――― くりゅっくりゅっ
し:(ビクッ!)あはうっ―――! い・・・いやぁ―――そ、そこ・・・そんなにいぢらないでえぇ〜〜!!(ビク!)
狐:<おお―――おおお!! 然は云えども、躰は実に順応なものぞよ。
見るがよい―――しの、そちのおさね、妾が嬲る事によって稚児の陰茎の如く、そそり勃起(た)っておるぞよ!!>
くにゅ ぐにゅぅぅ――― ぐりぐりっ・・・
し:あ゛あ゛あ゛・・・そ、そん・・・っなぁぁ―――〜〜(ビクッ!)
うぐッ―――!!(ビク!)
狐:<ほほ―――見よ、嬲る毎に順に大きゅうなっていきおるわ・・・
余程妾の嬲り様が気に入ったらしいのぉ?しの。>
し:(ああっ―――ダメ・・・ここで挫けてしまっては、永遠にこいつの言いなりに―――
でも―――なんなの?この感覚・・・何もかもが真っ白になっていく―――
それでいて、なんとも云い難い波のようなモノに、押し流されていきそうなのは、なんなの??)
〔そう―――その性器こそは、総ての女性(にょしよう)の弱キに通づるところ・・・『陰核』だったので御座います。
しかも手練手管宜しく、狐の妖シは、しののおさねを =捻り= または =捩り==抓み= なぞをして刺激を繰り返し、
瞬く間に稚児のおちんちんの如くに育て上げた様にて御座いまする。
その時―――しのは己れの躰に、ある変化が起きるのを覚えた様子・・・
然様、まるで躰中の全神経がむき出しになり、刺激に敏感になったところでの、このよしなしごとに・・・
まさに性感の波が、すぐそこまでに押し寄せていたようなので御座いまする。
しかしまして―――例えそうであったとしても、狐の妖シの手は休まるところを知らず、
此度はなんとこんな処にまでも、淫の手を忍び寄らせたので御座いまする。〕
狐:<ぬふふふ―――頃合はよし! では、遠慮のうイかせ参らせてくれようぞ!!>
にゅぶぢゅぅっ――――
し:(ビクン!)あ゛あ゛あ゛―――!!いや゛あ゛〜〜〜―――!! そ・・・そこは―――違うぅっ〜〜〜―――!!(ビクッ!)
狐:<違うものかえ―――! こここそは、一番に快感が与うる事の出来うる おさねのつけね のある処・・・
それに―――今までのどの感覚にもない・・・辛くもあり―――切なくもある―――
それゆえに、あんじょう刺激的なものであろう〜? 尿道口は――――>
し:(ビク ッ!)(あはんぁ゛ぁ゛―――っ・・・くる・・・何かがあたしの躰の奥から来てしまう―――
ご―――ごめんなさい・・・秋定様・・あたし―――こんな奴に・・・・あたし―――本当は・・・あなたに・・・・)(ビクビクン!)
ビクンっ! ん゛ あ゛あ゛あ゛〜〜――――っ!! ビクンっ!
ぶしゃああああ〜〜―――――――っ!!!
〔いよいよ持ちまして、その淵まできましたる性感の波に抗う術などなく、しのは鯨の如く大潮を吹いてしまったようにて御座ります。
そのことにより、ほくそ笑みたる狐の妖シの身体に、とある変化が―――・・・〕
ずず―――― ずずず・・・・
し:(・・・え?なに―――あれ・・・あいつの尾が・・・増えている!!?)
狐:<おお―――!ほほほ・・・善い哉善キ哉、たった一回の絶頂にて半分以上も妾の妖力が取り戻せおるとは・・・
まさにしのさまさまぞよ―――!!>
〔なんとも―――その形態が顕わになりましたる刻限よりも、数が増えましたる狐の尻尾・・・
ただいま確認されるだけでも、四・五本は生えましたるようにてで御座いまする。
――-が・・・その狐の妖シの申したるには、この本数でさえも未だ 半分 だということ・・・
そうしましたるところ―――いよいよもって総ての尾を顕在化すべく、
その狐の妖シは、またもしのの身体にのしかかり始めたので御座いまする。〕