第十一話 大 襲 撃
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件(くだり)の、ヱルムの迫害のあったその日。
彼女を救うために、ギルドの最高責任者ジョカリーヌのところに行ったアダナ。
しかし・・・
ジョカリーヌは、彼女達を受け入れるどころか
さらに追い討ちをかけるように
彼女達二人を追い出してしまったのです。
そして、今・・・
この仲の良い、ヴァンパイアと、リッチーは
同じ屋根の下で暮らす事となったのです・・・。
(あれから、何事も起こることなく日にちが経ち、三日目の朝を迎えることとなったようです。)
ア:ふぁ・・・・っ あ〜〜あ゛! いっやぁ〜〜実にいい朝だねぇ〜〜。
お陽さんもすっかり高く昇っちめぇやがって・・・・。
はぁん・・・あ゛〜〜あ!
ヱ:んもぅ・・・いくらなんでも遅すぎですよ?!
もしかして・・・あんた、いつもこんなだから遅刻が多いのね?
ア:へへへ、ばれた?
ヱ:はぁ〜〜あ、ここに住まわせてもらって正解でしたわ。
あなたのライフ・サイクルよぅく知る上ではね。
ア:あ゛・・・っ(し、しぃまったぁ〜〜)
ヱ:どぉ〜りで朝も遅いわけよねぇ〜〜。
あんたに夜更かし&深酒の傾向あった・・・・なんて。
ア:・・・・・。(-フ-ll;;)
ヱ:しかも、大イビキで歯ギシリのおまけつきなんて、
エリアちゃんもよくあんなんで眠れるわよねぇ・・・・。
エ:あはっ♡慣れですよ、な・れ♡
ア:あ・・・・っはは〜〜、お庭にお水やってこよっかなぁ〜〜。
ヱ:もう私がやりました・・・。
ア:あ゛・・・・あ、そう・・・・。
じ、じゃあ・・・朝食つくろっかなぁ〜〜・・・(あはは・・・)
ヱ:はい、これがあなたの分。
ア:え゛・・・・あれ?
ヱ:私達は、もう済ませました。 後はあんただけよ。
ア:はぁ・・・い いただきまふ。(ぱく)
ヱ:あ、そうそう。 自分のお布団干すのと、今食べたお皿の片付けくらい自分でやってね?
ア:へぇ〜〜〜い。
(ヤレヤレ・・・参ったね、こりゃ・・・。 まぁるで小姑と一緒に住んでる気分だよ・・・。)
失敗したよなぁ・・・こりゃ。 あんな事言うんじゃなかったよ。
ヱ:は? 何か言いました?
ア:いいや? 何でも? ごっそさんでしたー。
んじゃあとヨロシクねー。
ヱ:あっ! コラ!! 待ちなさいッ!!
・・・・って、はぁ〜あ、結局毎日こうなのよねぇ・・・。
全く、手のかかる子供と同じだわ?
エ:ま、まぁ・・・そう言わずに・・・。
私も一緒にお手伝いしますから・・・。
ヱ:ありがとう、エリアちゃん。
それにしても、あの人、あのまま出ていっちゃったけど・・・何してるんでしょうね?
エ:さぁ・・・・私にもさっぱり・・・・。
(ヱルムに、 自分の事は自分で といわれたのに・・・・
彼女はまた ぷぃ といなくなったようです。
それに、日頃親しいエリアでさえも、
ここのところのアダナの行く先は知らないようで・・・・。
几帳面なヴァンパイアと、大雑把なリッチー、まさに対照的な二人は、
お互いをかばいつつも助け合いながら、
この先もきっと上手くやっていけることでしょう。)