第十二話          

 

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(さて、前回の大規模な魔物の軍勢による、フレンス・ブルグ襲撃事件より一夜空けた朝、

そこには、いつも寝坊ばかりしているアダナが、早くから目を醒ましている姿が見受けられます。

 

そこへ、彼女を起こしに来たエリアが・・・・)

 

 

エ:あっ、お早うございます、アダナ様。

  今日は、やけにお早いようですが、ゆっくりとお休みになられたのですか?

 

ア:え??あぁ、なんでも今日は、ジョカりんが、特別な知らせがある・・・って言ってたからなぁ。

  それでだよ。

 

 

(そして、丁度この時、現在ここに居候をしているこの御仁も・・・・)

 

 

ヱ:あらぁ〜〜珍しい、あなたがこんなにも早く起きるなんて。

  また、何か起こらないといいんですけど・・・。

 

ア:おぉんやぁ〜〜?!ヱルム君、そいつわ、私にケンカ売ってんのかいぃ?!#

 

ヱ:売ってるんじゃあなくて、事実を言ったまでですよ、

  それに、あんた、折角早起きしたってのに、そんな事でムダに時間潰してちゃ、何にもならないでしょ?

 

ア:む・・・・っ、ぐうぅぅ・・・・。

  (チッ!!) ぁ〜〜んだい、全くよう・・・せぇっかくの爽やかな朝が台無しだぜ、

  ヴァンパイア如きのお説教のせいでよぉっ!!

 

ヱ:(カチンッ!−☆) なぁんですかッ!あんたのその言い草!!

  だぁいたい、日頃が日頃だから、そんな事言われたって、仕方ないじゃあないですかっ!

 

ア:なぁんだとおぉっ?! おぅ!もう一辺言ってみゃあがれっ!!

ヱ:ええ〜〜何度だって言ってあげますよっ! こんの、自堕落リッチー!!

 

 

ア:ふんぬ゛うぅぅ・・・・(# ▽w>                      ☆〜バチバチ〜☆  ヱ:むぎぎ・・・・<w▽ #)

 

 

(り、両者将に火花を散らす・・・といった、どうもきまづい雰囲気になりかけたところへ、

しっかり者の、この子が仲裁役を買って出たようです。)

 

 

エ:はいはい、二人共、朝食の準備、整いましたから、お顔洗って、さっさと済ましてくだちゃいね?

  私だって急ぐんですから・・・。

 

ア:ヘイヘ〜〜イ。    ぷっ、くだちゃいだって。

 

エ:ア、アダナ様・・・人の揚げ足、取るような真似、なさらないで下さいましね・・・。

ア:ヘイヘ〜〜イ、以後気をつけま〜〜ちゅ!!

バタンー☆

 

 

エ:もぅ・・・・(ぶすぅ)

 

ヱ:エリアちゃんも大変よねぇ・・・・。

  あの人の面倒見ながら・・・なんて、ちょっと、同情しちゃうわね。

 

エ:あっ、でも、アダナ様日頃あんなのでも、とってもお優しいですから・・・・。

ヱ:あら?それじゃあ、ひょっとすると、エリアちゃんも認めてんだ?! あの人が自堕落――だって事。

 

エ:あっ!!ああっ、ひどいですよう、ヱルムさんっ!

ヱ:(うふふ・・・)あら、ごめんなさいね?

 

 

(・・・・と、まあ紆余曲折ありながらも、どうやら一つテーブルを囲んで朝食のようです。)

 

 

ヱ:主よ・・・・今日一日、汝の加護のあらん事を・・・・。           ヱイメン

エ:ヱイメン・・・。

ア:・・・・・・・。

 

 

 

ア:(ムグムグ・・・) わ〜〜るかったよなぁ〜〜日頃、あ〜〜んなんで・・・。

エ:(ドッギックゥゥ! (-フ-;;) き、聞こえて・・・・・いらっしたの・・・です・・・か??

 

ア:ああ〜〜、この二つの耳できっちりとねェ?!

ヱ:ま、まあまあ・・・この子も何も、悪気があって言ったわけじゃあないんですし・・・・

 

ア:いっやぁ〜〜にしても、ショックだったよねぇ〜〜?!

  エリア・・・って、常日頃、そんな目で私を見てた・・・・だなんてねぇ〜〜。(ねちねち(-フ-;;))

 

エ:あ・・・っ、あ゛う゛う゛・・・ご、ごめんなさぁい・・・・。

 

ア:えっえ゛〜〜?! 今なんっつったの〜〜?聞こえないよぉ〜〜ん?!(ねちねち(-フ-;;))

 

エ:・・・・ごめんなさぁ・・・・(涙声(^^;;)

 

ア:あ、あぁ〜〜ん?あんだっ・・・

ゴキンッー☆

 

ア:ぶごっ?!  痛ってぇ〜〜な! 何しやがんでぇ!こんのクソヴァンパイアがっッ!!#

 

ヱ:(んな・・・・クソ・・・?!#)

  そ、そんな事よりもねぇ! あんた、何こんな小さな子捕まえて、いつまでもイビってんですかっ!

 

ア:あんだとぉぅ?! 他人のおめーにゃ関係のねぇこったろがい!#

 

ヱ:いいえ、カンケーありますっ!

  大体において、この子は、この家の家事から、エギドナのバイト、

それにジョカリーヌ様との特別クラス・・・と、大忙しなのに、あなたはハンターのお仕事だけ!

 

  しかも、時間はきっちり守らないし、恥ずかしいとは思わないんですか??

 

ア:うっ(グサ)・・・・うっ(グサ)・・・・うっっ(グサッ!)!!(ヱルムに正論を言われ、将に立つ瀬のないアダナ・・・(--;;)

  くっそぉ〜〜っ・・・痛いとこ突きやがってぇ〜〜・・・。

 

 

(どうも、今回は、朝っぱらから険悪なムードが漂い放題のようです。

ですが・・・・?)

 

 

エ:・・・・・ごめんなさい。(深々)

ア:あ・・・・あら??

 

エ:本当に・・・先程は失言でした・・・・。

  改めてお詫びをさせて下さい、どうも、申し訳ありませんでした・・・。(ペコリ)

 

ヱ:・・・・あんた、どーすんの? こんな健気な子に、ここまでの事させといて。

 

ア:あ゛・・・・あはは〜〜・・・(ひ、ひょっとして、こいつわ、今 全面的に私が・・・ワルモノ??)

 

  あ・・・、い、いいんだよ、エリア・・・・わ、悪かったよ、私もついだよ、つい。

  だ、だから・・・・・なっ?!

 

エ:・・・・・本当に、ですか?(上目遣い)

 

ア:あぁ、本当だよ、ホ・ン・ト。

 

 

エ:・・・・わぁっ、嬉しい さすがわアダナ様、器がおっきいですねっ?!(手の平を返したように・・・(-フ-;;)

 

ア:・・・・ゑ゛っ?!(^フ^;;)

 

エ:あっ、もうこんなお時間ですし、そろそろ行きましょ?ギルドへ

 

 

ア:(は・・・・・謀られた・・・・(゜ロ゜ll)

 

ヱ:あっらぁ〜〜・・・・。(アレわ、あの子の方が一枚上だわ・・・・)

 

 

(なんと、そこには、まんまとエリアにしてやられたアダナがいたのです。

(でも・・・まぁ、彼女は見た目以上の存在なワケなのですから、

こういう事も彼女自身の経験から、来ているわけなので・・・)

 

と、まぁそういうことで、ギルドへ向かう途上でも、どこなく沈んだアダナがいたわけでして・・・・。

そこへ、パーティの一人、タルタロスが・・・・。)

 

 

タ:おぅ、アダナじゃあないか、珍しいな、お前がこんなに早いなんて。

 

ア:あぁ、何だ・・・・タルタロスか・・・・。

  いやな?ちょっち今朝、エリアのヤツにやり込められちまってな・・・・(はは・・・)。

  今 反省中なんだ。

 

タ:なんだ、お前、エリアちゃんに怒られたのか?全く・・・・しょうのないやつだなぁ。

ア:いや・・・別に怒られたワケじゃないんだがな??

 

タ:ふぅん・・・そうか、まぁそう気を落とすなよ、お前らしくないぜ。

ア:ああ、そうするよ、あんがと。

 

 

(それと、こちらは、エルムと、最近仲良くなったコーデリアの会話。)

 

 

コ:お早う、ヱルム。 あら、どうかしたの?アダナ・・・。

ヱ:あっ、お早う、コーディ。 うん・・・・ちょっと・・・・ネ?

  今朝、来る前に、一悶着あっちゃって・・・・。

 

コ:ふぅン・・・あなたと?

ヱ:・・・も、なんだけど・・・・。

  結果的にはね、ちょっと下の子にやり込められちゃって、それでしょげちゃっているのよ。

 

コ:へェ〜〜、そんなすごい子がいるんだ・・・・で、誰なの?

ヱ:あの人と一緒に住んでいる、エリアって子なのよ。

 

コ:は・・・・あんな小さな子が?? 何かコツでもあるのかしらねぇ?

ヱ:(コツ・・・・ねぇ)まぁ、言ってみれば、アレもコツの一つ・・・かしらねぇ。

 

コ:ねぇ、どんなの?どんなの??

ヱ:え゛・・・・え〜〜〜っと・・・ですねぇ・・・。

 

 

 

コ:(ふぅ〜〜ん、そうなんだ・・・・これはいいことを聞いたわね。

  それじゃ、これがホントかどうか、本人に直接・・・・)

 

ヱ:あっ!どこいくの? コーディ!!(ま、まさか!!?)

 

 

 

コ:お〜〜はよっ、アルディナ。

  うふふ、聞いたわよ〜〜? あなた、エリア・・・って子に、やり込められたんですってね?

 

ア:あぁ、お早う、コーデリ・・・・・ああ゛?!

  な・・・なにィ??! だ・・・っ、誰から聞いた!ンな事!!

 

コ:誰だっていいじゃない、それより、どうなの?

 

 

ア:(は・・・・っ!) あんの口軽女・・・・よくもベラベラとぉぉっ!#

 

コ:うふふ、それにしても、“死せる賢者”様でも、敵わない相手もいた・・・・だなんて、初耳ね。

 

ア:あ・ん・の・クソヴァンパイアがあぁぁ〜〜〜っ!#

  今度、顔合わせたら、タダじゃすまさねぇぞおぉぉっ!##(本音)

  (い、いやぁ〜〜私もあいつにだけは、敵わないんだよ・・・・。)(こっちが建前(^フ^;;)

 

コ:アルディナ・・・・あんた、本音と、建前、逆だって・・・・(-フ-;;)

 

ヒュ・・・        ピッシイィ〜〜――ン!−☆

 

ア:あッ!いッたぁあ〜〜い・・・・。

  ッてーェなあっ!何しやがんでぃ!こんのヤ・・・・あっ、ヱ、ヱルム・・・。

 

ヱ:ぅわぁ〜〜るかったわねッ!# くそぶぁんぷあぃあでっ!!##

  ・・・で?私と顔合わせたらどうするんだって??

 

ア:え゛っ?!あ・・・あれれ??ど、どしてそんな事・・・・分かっちゃった・・・のかな??(^フ^;;)>

 

コ:(だ〜〜から、あなたさっき本音と建前、真逆だったんだって・・・・)

 

ヱ:アレだけ大きな声で言ってて、分かんないと思ったんですかッ!あんたはっ!!

  こ〜〜れは、早速エリアちゃんに、ごホークク 申し上げないといけないわねぇぇ?(ジロ・・・)

 

ア:ああっ!今のなし! ノーカン、ノーカン! なっ!?なっ!?なッっ!!?

 

ヱ:ふっ、ふぅ〜〜〜ン・・・。(ジロジロ)

 

ア:これ・・・・このとぉーーり・・・。(平蜘蛛のよーに・・・(-フ-;;)

 

コ:(あっ、珍しい・・・ヴァンパイア、リッチー折伏の図・・・(-フ-;;)

 

 

ヱ:まっ、いいでしょ、今度からは気をつける事よねッ?!(ふふ〜ン♪) (勝利者の愉悦(^^;;)

ア:くっそ〜〜チッキしょ〜〜あんなことさえなければぁ〜〜。(T皿T)(建前) (負け犬の遠吠え(^^;;)

  (はい、分かりました・・・(=m=ll)(ホンネ(^^;;)

 

 

コ:あ゛・・・なんか、またビミョ〜〜に・・・・逆。(=フ=;;)

 

 

 

 

 

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