第五話          

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(さて、見事伝説の“リッチー”ジョカリーヌ=ベルゼビュート=イグレィシアスのいる洞窟を攻略したアダナ、エルム、タルタロスの三人。

そのミッション・コンプリートを、長老の前にて報告しているようですが・・・・・)

 

ヱ:以上が、事の詳細です、長老。

 

長:ふむ、ご苦労じゃったな。           ・・・・・で、アダナよ、その首枷は、今流行のファッションか何かかな?

 

(そう、そこには、普通通りのエルムと、タルタロス、そして・・・・首枷をしたアダナがいたわけで。(しかも、なぜか半分むくれているようです))

 

ヱ:あ・・・、いえ、なんでもないんですよ、ちょっとこちらの事情で。(アセッ)       ア:おい・・・(つんつん)、もぉ暴れたりしないからさぁ、これ外しておくれよぅ。

ヱ:だぁ〜め〜ですっ! 大体あなた言ってる事とする事に違いがありすぎますから。 それに、今これ外したりしたらケルベロス、街に放すのと同じですからねぇ。

ア:ちっ! なんでいっ! (いらいら)                                             ソ:『そいつに関しては、ワシも同感だな。』

ア:んなッ! {ソロン! おめ―まで!!}

 

長:それで、どうじゃったな? “あの方”に会われた感想は。

ヱ:はい、いい薬になりました、正直最近、少し思い上がっていたようですから、私達・・・。

タ:それに、まだまだ上には上がある、という事も改めて思い知らされました。

長:ふむ、それに気付いただけでも及第点のようじゃったな。 まぁ、結果的にはお前達を騙すような事になって、済まなんだと思っておるよ。

  この通りじゃ・・・。

ヱ:あ・・・、いえ、とんでもないです。                                         長:それで、どうしたアダナよ、珍しく口数が少ないようじゃが?

 

ア:“逃げのジョセフ”・・・。(ニマ・・・)                                               長:(ピク)な・・・何? 今なんと言うた??

ア:べぇっつにぃ〜?! “逃げのジョセフ” なぁんでもありませんですけどぉ〜〜?                 ヱ:ち、ちょいと! アダナさんっ!!

ア:なんだよ! いいじゃないか! あそこにいたキレーなおねぇさんに教わったんだから!                             長:(_,,_#) (ピクピク、ぷるぷる)

 

ア:しっかしさぁ、長老が昔っから『逃げる』の上手かった、だなんてねぇ〜〜?(ニヤニヤ)

ヱ:ああっ! 止めなさいってば!        あ・・・っ、ほほ・・・、じ、冗談なんですよ〜〜長老・・・・・様?

タ:一歩遅かったようだな。                                                     ヱ:あ゛・・・・、(鬼のよーな形相・・・(-▽-;;)

 

長:ふん・・・・、全く。 超難解なダンジョン攻略できた褒美に、階級でも引き上げてやろうと思っておったが。         止めじゃ。

ヱ:え゛ッ! しょ・・・・しょんなぁ〜〜・・・。                               ア:ゲッ! うぞ、そんなんありぃ??!

タ:・・・・。

長:替わりに、資料室の整理を命じる、分かったらとっとと行かっしゃいっ!!

ヱ:あ〜〜れ〜〜、そんなご無体な・・・、どうかお目こぼしを〜〜〜・・・。       ア:(゚◇゚ll;;)(アルディナ、放心状態(^^;;)

長:黙らっしゃいッ! パーティメンバーの不祥事は連帯責任ぢゃ!! 分かっておろうに!  以上じゃ!!#

 

バタンッ!−☆

 

ヱ:は・・・・、し、しょんなぁ〜〜。(〒ロ〒)(ガクリ)      (むっ!#) ちょっとぉ! アダナさん!? あなた一体どういうつもりなんですかっ!#

  みすみす昇級できるチャンスを潰してしまって!!  この責任どう取るおつもりなのっ!?##

ア:へんっ! 別にどうだっていいじゃんかよっ!  あ〜、それにしても スッ とした〜! 

あれ 云われた時の長老の顔ったらなかったよ・・・なぁ? タルタロス?

 

タ:あぁ、確かにそうだったな。                                                 ヱ:タ、タルタロス様、悔しくないんですか?

タ:うんっ?! 何が?                                                         ヱ:だってぇ、この女に昇級のチャンス、潰されたんですよぉ?

タ:なあ、エルム。                                                             ヱ:はい・・・・。

タ:オレ達、一体何の為にミッションこなしているんだ?                           ヱ:えっ、そ、それは・・・・。

 

タ:褒美や昇級目当てでやっている・・・・のだとすれば、それは少しお門違いもいいところだと、オレは思うぜ?

ヱ:タルタロス様・・・。 では、タルタロス様は一体何の為に?                   タ:自分自身の求道の為!!

ヱ:え・・・・っ?!

タ:オレはこっち(剣)の方で、道を極めてみたいのさ、まだこの世にはオレより強い連中がごろごろいる。 そして最終目標は・・・!!

 

ソ:『ワシ・・・というわけか、ククク、中々面白い事を抜かしよる』

 

ヱ:そうですか・・・・、そうですよね。 何言ってんだろ、私。 ご免なさいね、アダナさん、私どうかしてたんだわ。

ア:いいって事よ。 そう気にすんなよ、それに昇級の道も閉ざされたわけじゃなさそうだしさ。

ヱ:(アダナさん・・・) そうですよね、頑張っていればいずれはきっと・・・。 それでは行きますか、資料室へ。

ア:その前にさぁ、『エギドナ』寄って、腹ごしらえでもしてかない?

タ:ふむ、賛成!                                                               ヱ:そうですね。

 

 

 

(さて、ところ変わって、その日の、かの“洞窟”最深部にて、主のジョカリーヌが、洞窟内の復旧の度合いを見ながら、なにやら思案をしているようである)

ジ:これ、ここの復旧、如何ほどにはかどっておるか。

使:あっ、これはこれは、ジョカリーヌ様。 それが、思いのほか手酷くやられておるようでして、(復旧は)しばらくはかかりそうです。 あの・・・何か?

ジ:ふむ、そうか。 いや、何、久しぶりに・・・・7,000年ぶりに上の空気が吸いとうなってきてのぅ。

  それに、あの紋章の取替えの礼もせねばならぬからな・・・。

使:そのような用件でしたなら、不詳この私めが・・・。

ジ:あいや、それには及ばぬ、妾自らが赴いてみたいのじゃ。 この7000年、上の世界はどう変わったのか・・・。

  それに、いまだ懐かしい顔も存じておるようじゃしのぅ。

使:そういう事でしたら、お引止めは致しません。  どうかごゆるりと、お気をつけて・・・・。

ジ:うむ、ここの事は任せたぞ、セバスチアヌ。                             『空間移送方陣』!!

 

シュ・・・・・ン・・・・

 

 

 

 

 

 
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