<三>
〔―――と、それよりも・・・〕
慈:ちょ―――ちょっと、婀娜那さんっ! い、インナーつけてない・・・・って、どぉ〜〜ゆうことなんですかっ?!!
婀:へぇ? インナー・・・って、これの事?
〜ぬばっ!〜
陣:(ぶっ―――!)(はなぢ)
慈:だあぁぁ〜〜〜―――っ・・・じ、陣君!!
ちょ・・・ちょっとぉ〜っ!婀娜那サン!!
け、健全な男子の目の前で、なに胸を露わにしてるんですか―――!!(・・・って、あれ??)
婀:はぁあ〜〜――? チミたち・・・ひょっとして、私がインナーつけてないとでも思ってたのぉ〜?♡
ヤッダッよねぇ〜〜―――やぁ〜らしぃ〜ヨねぇ〜〜―――(ニタニタ)
〔なんとも、陣がカゲキに反応したのにも、ちゃんとした理由がありまして・・・
そもそも、女性で武道をする・・・と、言うことは、柔肌がはだけて見えないように、
インナー(下着の事ね)を着用するのが常識なのでありまして・・・(かくいう慈瑠華や綺璃惠も着用してまつ)
すると―――慈瑠華よりはだけさせられた(させた)道着の襟元から見えたものとは・・・・
なぁンとも“ふくよかな”それであったわけで―――
それとなると、今の時点で婀娜那の上半身“マっぱ”と、取れなくもないのデスガ・・・・
嗚呼〜〜・・・成る程、それで陣君―――・・・
でぇも?本人の弁解聞くのには、隠せるものは隠せるようにちゃんと身につけていたようで、
その正体を明らかにせんがため、堂々と道着を全開にした婀娜那―――するとぉ??〕
慈:でっ?えっ?? な・・・なんなわけ?これ――――って・・・
(ブラ・・・にしちゃあ、なんとも際どい―――)
婀:ムッフフ〜〜―――ん! どうだい、驚いたかい!!
それに良く見たまい!これぞ本邦初公開の『ぬ〜ブラ』という代物なのだよ。(得意顔)
慈:ハ・・・はぁ〜〜―――こ、これが今、巷で噂の・・・
端から見てると、つけてるかど―だかわかんない―――っていうヤツですか・・・。
婀:ふふ―――ん!! 私みたいな ないすなバディ が着けるとさらに効果覿面! どうよ?この揺れ!!(ばいーん・ばいーん)
あの・・・『ソ○ル・キャリバーV』の“おタキ姐さん”をも凌駕するという!!(力説)
慈:は〜〜〜――――・・・(少し引き気味)
綺:・・・と、ゆぅ〜〜―――か、お前“そこ”しか取り柄ないしのぅ。
=10t=
婀:――――・・・。(ダメージ大)
ぅぅっ――――く・・・(ふらぁ〜) な、なんの・・・これしき―――くじけて・・・くじけてなるもんかいっ―――!!
慈:(あ゛あ゛あ゛〜〜・・・っ、なに疚しい事企んでんだか知んないけど―――
早々にくじけて下さいマせよぉぉ〜〜・・・)
婀:むっふふ〜〜ん・・・♡ ま―――幸いな事にィ〜?
お邪魔蟲は鼻から血ぃ吹いて気絶している事だしィぃ〜〜・・・そろそろイカせてあげるわヨぉぉ〜ん?(はっはっはっはッ)
慈:(ギ、ギクッ―――!)な・・・なによからぬ事を企んでんですか―――婀娜那さん・・・(たじ・・・)
婀:ふふふ〜ん・・・さっき、綺璃惠さんもいってたでしょぉ〜う? 『手を抜いちゃ ダ♡メ♡』・・・って。
慈:“♡”は付いてませんでしたヨっ?!!“♡”は!!
――――って・・・なんデスか・・・その手つきは・・・
婀:(わきわき)うふふふふ――――・・・・気にしなぁ〜い気にしない――――♡(はっはっはっはっ)
慈:あ、あ・・・婀娜那さん―――つ、疲れたんぢゃないんですかぁ〜? い、息荒いですヲ―――・・・
つか、道着の上、着てくださいよ!!
婀:にゅふふふ――――気にしなぁ〜〜い♡♡♡
(うふふ・・・これで心置きなく、この子と身も心も“一心同体”に―――)
慈:う゛ぅ゛―――っ・・・く・・・(目、目がナニゲにやらしひ・・・)(たじ・・・)
〔そう―――彼女は実は“裸”などではなく、ちゃんと着けていたのデス。
ですが、それも着けているかどうかは分からない、実に際どいものを―――・・・
それが、ここ最近で巷の女性などに人気の出ている『ぬ〜ブラ』という商品で、
カラーリングも“肌色”などがある―――・・・と、いったところなのです。
ですが―――今はそんなことより、刻烽フ師範より手痛い口撃が繰り出され、早≪ノック・アウト≫寸前まで追い込まれた婀娜那なのですが・・・
持ち前の“気力”“体力”“時の運”・・・・って、まるで懐かしのクイズ番組思い出しますねぇ―――・・・
それをフル・回転させて立ち上がった婀娜那は、まるで『盛りの付いたメスイヌ』のように・・・って、表現違いますが??
でも、そうとられても仕様がないようでして・・・・
だって――――ほら・・・息も荒いし―――目つきもやらしいし―――道着の上、はだけてるまんまだし・・・
嗚呼〜ジルちゃんの“貞操”、今回ばかりはいかほどに――――?!!〕