<四>

 

 

〔―――と、今回それで終わると思いきや・・・〕

 

 

婀:あとはぁ〜〜・・・無理矢理押し倒して、ほいでもって、着てる物を身ぐるみ剥いで―――

  それから〜〜―――ん゛〜もほぉ〜私の知りうる限りの“寝技”で、手込めに―――・・・

 

  ――――って、ありゃ?? 何でこの子、警戒しちゃってんの??

 

慈:け、警戒しますよっ―――! そん・・・な、猥らな事、口に出したりして・・・。

婀:へ?あれ?? そ、“そんな事―――”・・・って、私、口にして言ってましたぁ?

 

綺:・・・・うむ、お前の知りうる限りの『寝技』で手込め―――とか、どうとか・・・

婀:ん゛げっ―――?!!

 

陣:そ・・・それに〜〜―――無理矢理押し倒して・・・着てる物をどうとか―――(紅顔)

慈:じ―――陣君・・・

 

 

綺:ま、好きにすれ・・・ばぁああ〜〜―――?

  どーせ、お前達の間で発生した問題なわけだしぃ〜。

 

婀:あ゛い゛ぃ゛・・・(し、白い目がイタイっす―――)

慈:(な、なんで私まで―――って・・・中二でそんなことに、すでに寛容な女の子――――ってのも、なんだかなぁ〜〜)

 

 

綺:さ―――陣、ワシ等は向こうの方で、純粋な稽古をするとしようかのぅ。

陣:え?あ――――は、はい・・・。

 

慈:あ゛あ゛・・・・(み、見えない壁が―――)

婀:・・・・はぁ〜あ゛、組み手の最中のドサクサに紛れて姦(ヤ)っちまおう・・・って作戦は失敗かい、こりゃ―――

 

慈:(だぁ〜〜かぁ〜〜らぁ〜〜、そんなこと声に出さなくても―――)

  ――――っていうより、わざわざ宣言する・・・って事は、私がまだまだ足元にも及ばない〜〜ッてことなんだもんなぁ・・・。(はぁう)

 

 

〔―――と、まあ・・・イケナイことをナニゲに口走る婀娜那、しかもまる聞こえでジルを警戒させ、

そのことをちゃっかり聞いてた陣も――――また、恥ずかしげ〜に顔を赤らめていたようデス。

 

ですが、わざわざ聞こえるように、『いいように玩(もてあそ)んであげる♡』といっているのは、強い―――とはいわれながらも、

ジルのレベルが、婀娜那に追い付いてない事の表れでもあり・・・・と、すると、ジルの“貞操”は、もはやあってなきようなもの??

とも思われるわけなのではありますが―――・・・はてさて、どうなることやら。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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