<参>

 

 

ア:ィよっ!キーたぜ長老様。

ヱ:ハァ・・・・もうその言い方止めて下さい。 いつも通りヱルムと呼んで?

 

女:は・・・、ここの長老様・・・って、ヱルムちゃんだったんにゃそか・・・・

 

ア:はァ?なぁーに言ってんだよ、ジョカりん。

  第一あんたが、こいつを指名した事じゃあないか。

 

女:はぁうっ!(し、しぃまったぁ〜〜)は・・・はは、そ、そうじゃったね、最近すっかりとぼけるようになっちって・・・。

 

ヱ:・・・・・・ふむ?  (ここでヱルム、アダナと同じく女禍さまの額に手をやり・・・・)

  熱はないようね・・・。

 

女:だっかっらっさぁ〜〜―――まぁいいよ・・・・もう・・・。(トホホ・・・)

 

ヱ:あの・・・・ジョカリーヌ様??

女:え゛?(ギク) は、はいなんでしょ。

 

ヱ:・・・・。(ジロジロ)  フぅ〜〜〜ん・・・おかしいわね、どこからどう見てもジョカリーヌ様なのに・・・

ア:だよなァ、お前もそう思うか??

 

ヱ:思うか・・・・じゃありませんよ。

第一、普段のジョカリーヌ様・・・って、物静かで、何を考えていらっしゃるのか、計り知る事が出来ませんからねぇ。

 

女:(にょわ・・・・いきなり大ピィ〜〜ンチ・・・(―フ―;;)

 

 

(・・・・と、ここでエリアちゃんが入室)

 

 

エ:お早うございます、皆さん。 あれ?タルタロスさんは?

 

ア:ああ、あいつ修行。 まぁたしばらく会えねぇ・・・ってさ。

エ:そうなんですか・・・。 あっ、おはようございます、ジョカリーヌ先生

 

女:はッ!ヱっ??!せ・・・っ、先生??・・・って、わ、妾なに教えてんでしたっけ・・・???

 

ア:はぁ??まぁーた!冗談きっついぜ。 この、エリアとの『特別クラス』の言いだしっぺ、あんたじゃなかったかよ!

 

女:は・・・・へ??そ、そうだったの・・・。(―フ―;;)

ヱ:・・・・??

 

エ:あっ!!そうだ!ジョカリーヌさん、こっちへ来てください、昨日偶然面白い本を見つけたんです。

 

女:あ・・・え・・・は、はいはい。

 

 

ア:あ・・・・・奥へ入っちゃった・・・。

ヱ:でも、エリアちゃんは信用しているみたいだから・・・

 

ア:そだな、ほっとくか・・・

ヱ:ええ。

 

 

(と、ここで長老室の奥の院にて)

 

 

女:(はぁ゛〜〜た、助かった・・・)

  あ、あれ???エ・・・・エリアちゃん?ここ、ご本ないよ?

 

エ:あなた・・・・ジョカリーヌではないわね・・・?

 

女:へ・・・・ええっ??!な、何を言っておるのじゃ・・・わ、妾はジョカリーヌ・・・

 

エ:隠してもムダよ、もしあなたが本物なら、そんなにはうろたえたりしないわ。

女:う゛・・・・ぎ・・・(にょわぁぁ〜〜ひゃ、百年目・・・・(==;;)

 

エ:もしかして・・・・あなた、向こうの世界で、“神”をやってた・・・女禍って人??

 

女:う゛ひっ!!

 

エ:(ふぅ・・・)どうやら図星みたいね、どうしてこんな事になったの?説明して下さらない?

 

女:・・・・・。(ふぅ〜〜〜〜・・・・)

  あ〜〜あ!あっけな・・・。 もう少し上手く出来るかと思ったんだけどなぁ〜、まぁ仕方ないや。

 

  実はね?いつもあなた達ばかり、私達の世界に来てるからさ・・・私がこっちの世界に興味持っちゃって、

  こっちの世界ってどうなってんのかなァ・・・・と、思ってね。

  それで、私だけ越してきたの。

 

エ:フゥ〜〜ン、で、ジョカリーヌは?

 

女:ああ、あの人なら今頃向こうの世界だよ。 私なんかと違って、バレにくいんだろ〜なぁ〜。

エ:う〜〜ン・・・・いや、案外すぐバレるかも。

 

女:えっ?!どーして??

エ:だって、あなたがそうだったように、キャラクター真逆なんですもの。

 

女:あ゛・・・・で、でも他の人達は・・・

 

エ:まあ、ここの職員達程度だったなら、ごまかし効くのでしょうけど・・・あの人達なら、もう・・・うすうす感付いてるかも・・・ね?

 

女:ハァ〜〜、大失敗か、こりゃ・・・

エ:そんなにしょげる事はありませんよ、側には私もついていることですし、もう少し頑張ってみて下さい、ジョカリーヌ先生

 

女:エ・・・エリアちゃん・・・なんてちみはいい子なんにょ・・・。(うるうる)

 

 

エ:あ、そういえば、あなた、こんなに背が高い人でしたっけ?

女:ああ、そのカラクリね? そりはだね・・・・(にヒヒ)  こういう事なのだよ。

 

 

(と、ここで女禍さま、スカートのすそを捲り上げると・・・?)

 

 

エ:うわ・・・(は、履物?) あの、なんていうんです?これ。

 

女:にゅフフ、これね?私の世界にある履物で、 下駄 って言うんだけどもね。

  普通のはもちっと、ここの部分(歯)が短いんだ。 でも、これは特別に長く誂(あつらえ)させた物なのだよ。

 

エ:へぇ〜〜それで背の高さを補ったと・・・。  うらやましいなぁ・・・。

 

女:え?やぱしエリアちゃんも、背が高い人・・・って、うらやましいんだ。

エ:え?あ、はい。  やっぱり・・・ほら、見える世界って違うじゃあないですか。

 

女:しょおだよね〜〜?私らチビには、羨望の的・・・

エ:なんですよ・・・・

女・エ:ねェ〜〜〜〜

 

 

女:それより・・・もういこっか。

エ:ハイ。

 

 

 

 

 

 

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