<九>

 

 

〔・・・・と、その時・・・・〕

 

―――コンコン――☆―――

 

お:あ・・・ は―――い! ・・・どうしたのかしら?

  受付け・・・・誰もいないの?

 

コ:あっ!しまったみゅ・・・

 

お:もぅ・・・・仕方、ありませんね・・・。

  はい、どなた・・・・

ま゛!?

 

?:どうも・・・ゼルゲンハイム研究機関の者です・・・(って)あ・・・あの、ナニか???

 

R:あぁ―――っ、主任! よーやく来たんです・・・・・・

かあっ??!

 

主:(あっ・・・)はい――― ちょっと不慣れな土地なもんで・・・それより、あんたまで・・・どうしたの? 顔、赤いわよ?

R:(カァァ・・・・ッ) ちょ・・・ちょっと、お前・・・・こっち来い!!

 

主:(えっ??)は・・・・はい。

 

 

お:は、はあぁ・・・・(どっきん・どっきん)

婀:おや?いかがされたのです? お顔を上気なされて・・・・

 

お:いっ・・・いえ・・・なんでもないんです――― 何でも、ないんですの―――よ??(おほ、おほほほほほほ)

  (し・・・しかしあの人、ましゃかあんな姿で来る・・・・なんて・・・どうしちゃったの???)

 

 

〔はて―――?? この主任さん・・・・こちらに現れた時に、何か問題でも? あったのでしょ―――か。

 

に、しても――― やたらとビックリこいてるのは、実際にこの人の出で立ちを見た、ケイトさんと、おひぃさんだけ・・・・の、ようですが・・・

(絵のないものの不便――――ちゅうか・・・(^^;;)〕

 

 

R:そ・・・・それにしてもだなぁ! お前・・・・なんっっ・・・・つぅ〜(カアァァ・・・) 格好をしてんだよ・・・・。

主:ええっ?! でも・・・確かにこれ、とても恥ずかしいですけど・・・

  あんたからもらった、ここの雑誌・・・見て創ったのよ?

 

R:はぁ〜・・・・雑誌・・・ねぇ。 そいやあ、二冊あったけど・・・どっち見て創ったんだって?

主:え〜〜〜と・・・・確か・・・『折り込み』の入ってるの・・・・でしたかねぇ?

 

R:(ガク―――↓) そっかァ・・・・『折り込み』・・・・あっちのほうは、ヒゲジジィに、頼まれてたヤツなんだっけどもなぁ〜

主:い゛っ・・・・

 

R:(はぁ〜〜・・・)私が言ったのはな・・・これ!こっち! こっちの 『折ってあるページ』見てから来いよー って言ったの!!

主:ち・・・・違う・・・の??

 

R:違うだろ〜〜―――がよ!! お前のと、私の服装・・・見て、不思議に思わんかぁ?! フツ―――・・・・。

主:・・・・・。(―x―ll;;)

 

R:まァ・・・・お前も、日頃、あんなのに追っかけまわされてちゃあなぁ。

  それで、私が気の毒に―――と、思い、ジョカりんにお願いして、『次元転送』の術、教えてもらって・・・・

  こっちへとエスケープしてきたんだが・・・・ねぇ〜〜〜。

 

主:ど・・・ど―――もしぃましぇぇ〜〜〜〜ん・・・。  やりなおしましゅ・・・。

シャララ――――ン☆

  ・・・・と、こんなもんで、どう?

 

R:う゛〜〜〜ん・・・まっ、いいか、さっきよりかは まし だろ。

  ほんじゃ――― いっちょ、たのンましたぜ?                     ユーリア=L=ミナール                     主任♡

 

L:ん――― もぅ・・・調子いいんだから。

 

 

〔ユーリア主任さん、前の服装・・・(いうなれば、刺激の強く、露出の激しい、『SMボンテージ風』・・・とか?(^^;;A)

から、素早く、ケイトさんとそう変わりはないモノ、 <色;紫紺> に、チェンジしたようです・・・。

(しかも、生着替え・・・とかではなしに、自己の持つ、或る強大なモノによりて・・・・)

 

そして、仕切りなおし―――〕

 

 

L:オほほほほ・・・・どうも、お待たせを・・・・。

お:(えっ?!)あ・・・・っ(ふぅ〜〜・・・) どうも、ようこそ。(に゛っこり)

 

婀:ところで・・・・そなたの御ン名は?

 

L:(え〜〜と・・・)

私は、ゼルゲンハイム研究機関の、修理保全担当の、技術主任・・・                  ユーリア=L=ミナール             と、申します・・・

 

お:あぁ、ユーリア=L=ミナールさんでいらっしゃいますね? 始めまして・・・わたくし、おひぃさんというものです。

 

L:はい・・・・始めまして。(???)

 

 

〔今度は、ちゃんとした自己紹介――― つまり、片道通行にならぬように、自分達も何者か・・・と、いうのをしたようです。

(でも・・・・この主任さん・・・なんで今更そういうことを??と、言うような顔つきですが・・・・(^^;;)

 

ま、まあ・・・そんな小難しい事は、隅っこのほうに置いといて・・・・

早速、部屋の中に入って、話を切り出し始めるケイトさん。〕

 

 

R:ところで・・・主任、ホルダーの方は、未だ、認識のほうをされていない――― ようなのですが・・・

L:あら、そう・・・。

 

R:でも・・・第三者の方が、どうやら・・・・

L:えぇ、そのことは、私も見ていましたから、確認のほうは取れています。

 

R:成る程――― それじゃ・・・

L:はい・・・・。

 

 

ナ:え??な、なに?? 何言ってんだ・・・あんた達・・・

  それに、あんた、見た―――― って、一体ナニを・・・・?

 

L:(ふ――・・・) それは、こういうことです。  ケイトさ〜ん、お願いね??

R:はいはい――― 承知、承知。

 

 

〔――――と、ここで、ナニをするのか、ケイトさん、ナオミの背後に素早く廻り込み、上手く組み伏せたようです・・・〕

 

 

ナ:あっ―――?! コ、コラ! な、何をする・・・・は、放せ!!

バ:おいっ!あんた!! ナオミに、何をするんだ!!?

 

R:だぁ―――いじょうぶ、大丈夫、痛くしないから・・・・

  なぁ!どこにあるんだったっけ!?

 

L:確か・・・首の後ろのほうにある・・・って話しよ。(ごそごそ)

 

R:へっへ・・・・そうかい。  どれどれ・・・おっ――― あった、それ・・・・ポチッとな♡

 

カチ――――☆

 

ナ:あ・・・・あ゛あ゛・・・・・ぁぁ゛ぁ゛・・・・・・ア゛・・・・・・

 

キュゥゥ―――・・     ・・     ・・――ン

 

ナ:・・・・・。(カク)

 

バ:な・・・・ナオ・・・ミ??

 

R:まあまぁ・・・・心配しなさんな―――― って。

L:これより・・・・こちらの携帯端末のほうに、接続しなおします。

 

 

サ:(なに? け、携帯・・・端末??)

臾:(―――って、ど〜ゅ〜ことやねんっ!?)

マ:(だが・・・・これで・・・・)

J:(この子が、あの時、あちらで何をされて戻ってきたのかが・・・・分かる。)

 

 

〔そこに――― ないはずの、あるモノ・・・・ナオミの、うなじに隠された、黒いスイッチのような物体・・・・

それを押されると、なんと、ナオミは動かなくなってしまったのです。

 

そう―――

まるで・・・・

 

――――コンピューターが、緊急停止してしまった――――

時のように・・・〕

 

 

 

 

 

 

 

 

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