<拾参>

 

 

〔その帰途、例の公園に差し掛かった時、彼女たち6名を待ち構えていた存在が―――・・・〕

 

 

ア:(ぅ・・・ん? うう゛〜〜〜ん・・・・) 誰だぁ?あそこにいるのは。

 

お:あっ!そうでした・・・すっかり忘れていましたわ?!

 

 

キ:はろぉ〜〜 ハロ〜〜―――♡♡

 

 

ア:でっ・・・げぇえ〜〜〜っ!! お・・・お前・・・(ヒクヒク) キ、キリエ!!(『伝説のM』)

  ど――――して、お前みたいなのが、こんなとこにぃ??!

 

キ:あぁ〜〜〜ら、ごアイサツですわねぇ?! アダナさん。

  聞けば、(私の)ヱルム様の一大事のときに、忠実な下僕の私がお傍にいなくて・・・どぉ〜〜〜いたしましょ??

 

 

ナ:え゛っ??

サ:なぬ?

臾:はぁぁ??―――って、ぇええ?!

お(:いっ・・・今、この子、どさくさに紛れて、何かとんでもないコトを口走ったよ――な・・・)

J:(にゃはは〜〜〜・・・ ^^;;A)

 

 

ア:ちょ―――ちょっと待て!コラ!! 何でヱルムまで、お前の仲間入りしなくちゃなんないんだよ!!

キ:はぁ?? 何か・・・私、間違ったことでも??(←心外)

 

ア:言ってんだろ〜〜〜が!! なぁんでお前が、あいつの“下僕”なんだよぉ!!

キ:そうじゃ―――・・・ございませんでしたっけ?(←戸惑い)

 

ア:ぜんっ――――ぜんちっがぁぁ〜〜〜う゛!## 第一、あいつの耳に、そんなコトが入ってみろ――――・・・

キ:(う゛ふっ♡♡まぁちがいなく、しなやかなビンタか、心地よい鞭の餌食でござぁますわね゛。

 

ア:んが――――・・・(し・・・しまったぁぁ〜〜こいつはそこまで計算に入れてて・・・・・やらりた)(ガク―――↓)

 

 

〔も〜〜しわけありません、も少しで、その存在デリートしかけてまちた ^^;;)

この子『伝説のM』の存在を・・・・そしたら出るわ出るわ、問題発言の数々、(何つっても・・・・コードギリギリですぜぞ?!)

 

そのことに、一々ツッコむアダナ――――なんですが・・・・あえなくかへりうち――――とは^^;;)

 

――――――と、そこへ・・・・?〕

 

 

お:あっ・・・あのぉ〜〜・・・お取り込み中のところ、申し訳ないのですが・・・ど、どういうことなのでしょお?

  それに―――・・・何かの聞き違えですよねぇ? 『下僕』だなんて・・・。

 

ア:あっ――――いゃ・・・・そのぉ――――ちょっと・・・・(ナハハハ・・・・)

 

  (クル)をぃ、くぅおら・・・お前、まさか―――とは思うが・・・

  この人達に対して、失礼な事したり、言わなかったりしなかっただろ〜〜―――な。

 

キ:あぁ〜〜――――ら、失礼しちゃうわね! 私だって・・・・ 時 と 場所 と 人 くらい選びたいものだわ。

  それに、第一、この オバサン達 、本来の敵すら見えてないようじゃないの?

 

  全く―――・・・こんな オバカさん達 に、ヱルム様の身を任せる―――・・・だ、なんて・・・・恥ずかしい限りだわね!?

  そうじゃなくて?アダナさん?!

 

 

臾:なっ―――・・・なんやてぇぇ〜〜?! くぅおんのぉどぶすチビィ!!

ナ:あたしらを・・・オバサンに、オバカだってェぇ〜〜〜?!

 

臾・ナ:カクゴしィや!#/しやがれ!!#

 

 

サ:(バカどもが―――・・・・ンなことで、一々ムキんなるなよ・・・)

J:(うっまいよなぁ〜〜あの子・・・人を煽り立てるの―――・・・って)

 

 

〔ホント・・・・やるよね、キリエ氏。

アダナと会話してるときは、周りに聞こえるか聞こえないかの音量なのに・・・

それが、『オバサン』『オバカさん』の二つの単語だけ、あえて大声だ―――・・・なんて

 

すると、やはりともぉしましょうか・・・・血気盛んな 臾魅とナオミ は、すぐに ぷっつん きてるのです―――――・・・・〕

が??!

 

 

ぱっちんっ―――――!☆

 

 

サ:(っ・・・て)え゛え゛え゛??!

J:(おわはぁ〜〜〜・・・すっかりあちしも忘れてまちた・・・・ ^^;;)

臾:あ゛ら??

ナ:っっ――――そぉお?!

ア:あ゛・・・・(゜ロ゜゛)(←遅かりし、由良の輔・・・^^;;)

 

 

〔ナゼに皆さん、一様に フリーズ?? なのでせう・・・・

そのワケは――― 上のに、セリフ吐いていないお人が・・・・・いますよねぇ??  その人だから―――・・・・ですよ、ぶった人。〕

 

 

お:・・・・・。

  あなた、なんてことを言うのです!! この人達は、この人達なりに、ヱルムさんの事を心配しての行動なのに・・・・

  それに、アルディナさんに対して、その口の利き方はなんですかっ―――! はやくお謝りなさいっ!!

 

キ:――――・・・・(うるうる)・・・・――――。(クル)

 

お:なんですか・・・泣けば赦してもらえると思ったら、大きな間違い―――――・・・・

 

 

♡♡うっきゃぁあ〜〜〜〜ん!♡♡

<歓喜の雄叫び^^;;)>

 

 

ア:・・・・・。(←隅のほうで、頭を抱えてうずくまってる人)

お:へっ??

 

キ:すっごぉぉ〜〜〜い! すごぉぉ―――い! やはり・・・・やはり、私の思った通りですわっ?!!

  何もかも・・・・ヱルム様に勝るとも劣らない、この快感―――!!

 

  あぁ〜〜〜――――・・・・私ったら、なんて倖せ者なのでせふ!!(キラキラ〜〜☆)

 

 

サ:(な・・・・なんだぁ?こいつわ・・・・)(←ドン引き)

ナ:(ひょっとして――――・・・バカ?)

臾:(な・・・なんやん、おとなしそ―――に見えて・・・中身ムチャクチャ変態ッ娘ちゃうんか??)

お:(いっ・・・今、わたくし・・・間違ってませんよねぇぇ〜??)

ア:(の゛あ゛あぁ〜〜〜こいつの『M』属性・・・完全に目覚めちまって―――・・・私ぁこれからどうすりゃあ゛?!)

J:(やっちまったにゃそね―――・・・ま、いつかは起こること・・・・だとは思ってたけども・・・・)

 

 

キ:ん゛ん゛〜〜〜――――♡ これで、こっちのご主人様・・・・ゲェェ――――ッツ!!(ビシッ――☆)

 

ア:誰が ダン●゛ィ やれッつったよ、この恥さらしが―――!#(ちょっぷ!)

 

キ:あいた――― んもぉ〜〜あんた下手なんだから・・・小突かないでよね??

ア:じゃっかァしい! この―――― M 助 ――――が!!

 

 

J:(ありゃあ〜〜〜言っちゃった・・・・)

サ:は?!!

臾:へ??

ナ:なん゛ですとぉぉ〜〜〜?!!

 

お:え・・・“M”ッて・・・・『S』とか・・・『M』の・・・あれ??

 

キ:あはっ♡ もぉばれちゃいました―――?

 

ア:あ゛・・・・ついうっかり・・・・もほなんか総てが後手後手・・・・

 

 

キ:そんなことより――――― 先程、ここで何者かが、『ドルイド』をお使いになったようですわね―――・・・。

 

一同:―――――!!!!

 

キ:・・・・・違いまして?(ニィ)

 

 

ナ:(んな―――・・・・)

サ:(こ・・・この女・・・)

臾:(さっきまでの変態ブリが・・・まるでウソのよ〜〜やんっ!!)

お:(そ・・・それより、どうしてこの子がその事を――――!?)

 

 

キ:(フフフ―――・・・)私を・・・・ただの変態娘・・・って、見くびらないで下さいね。

  それに、ドルイドについては、どんなにキケンなものであるか―――・・・そこの人に、説明を受けたのでしょうから・・・・

 

ア:うぅ――――・・・っ

 

 

〔先程の変態ブリから・・・一変して、鋭いまでの指摘をするキリエ・・・・

そう、それこそが、“エーデル・リッター”の筆頭でもある、彼女なのです。

 

そして、その本来の姿の彼女を見、絶句するしかないおひぃさん一向は――――・・・・〕

 

 

キ:さぁ――――・・・一体、何者がお使いになったのか・・・・この私めにお教え願いましょう・・・・か。

 

 

サ:ぅ・・・うぅッ・・・(どうするよ・・・おひぃ)

臾:(ひぃさぁぁ〜〜〜ん・・・)

ナ:(どうするんだッ―――!!)

 

 

〔そこでなした、おひぃさんの決断とは――――・・・・〕

 

 

お:・・・・・確かに―――・・・わたくしは見ました、雷光により、消え逝く者の姿を・・・。

 

 

サ:(ぉ―――・・・おいっ!!)

臾:(それじゃ、約束とちゃうやんっ―――!)

ナ:(オフ・レコじゃあなかったのか??)

 

 

お:ですが・・・その、『ドルイド』とやらの術式を使った者の姿は―――・・・わたくしは見ておりません。

 

キ:・・・・本当に――――??

 

お:・・・・はい。

キ:誰かを弁護し・・・・その者を庇い立てしているようであれば――――・・・・

  やめた方がよろしくてよ・・・・あなた方の、身の為にはなりませんから―――・・・・(ギヌロ!)

 

 

サ:(こっ―――・・・こいつ・・・なんてプレッシャーを・・・??)

臾:(おわぁ〜〜あんのヤミーが・・・雑魚に見えてきよるで・・・)

ナ:(な・・・なんて事だ・・・アタシ達は、この少女を見誤っていた――――なんて!!)

J:(ふふ――――・・・ま、まさか・・・これほどとは・・・・)

 

 

お:・・・・ですが、これは本当の事です、わたくしは、何者の容姿(すがたかたち)も見ておりません。

 

キ:(フゥ・・・)・・・・そう、不思議な事もあるものよね・・・・。

  恐ろしく間近にいながらも、それを行使した者を見ていないだ――――・・・なんて。

 

ア:(すまないよ・・・あんた達。)

 

キ:まぁ―――・・・いいわ、上への報告は、 彼の者は“風のように現れ、風のように去った”――――・・・ と、しておきましょう・・・・。

  (ふふ―――・・・それにしても・・・予想通り・・・いえ、それ以上でしたわ・・・・ね。)

 

  それよりも―――・・・一刻も早くヱルム様の下に戻りましょう――――

 

 

お:(この子――――・・・・ひょっとして・・・)

 

 

〔キリエ氏――――・・・どうやら、行使者には、随分と心当たりがあった・・・・ようなのですが、

そこでは、あえて口外するようなことは、なかったのです。

(それは、やはりヱルムさんに、係わりが深いケースだったからなのでしょうか??)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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