<参>
〔では、その内容とは――――・・・・〕
臾:はぁ〜〜・・・城跡でっか・・・・。
ほんで、なんでここなん?
バ:うむ、実はな・・・以前にも話してあった通り、『ここに、拠点ができつつある』と言ったんだが。
別に、あのポイントは潰されたわけではなく、薄まったと思われた“魔素”は、そちらのほうに流出しているようなんだ。
ナ:なぁる・・・・つまり、“点”と“点”を結ぶ“線”・・・・『道』が出来ていた―――・・・と?
バ:そういうことだ―――・・・それにより、点と点は線でつながり・・・やがて線は、その密度を上げて面になり・・・・
ナ:やがて、この世は混沌とした、闇に覆われてしまう・・・・
バ:うん・・・だが、幸いな事に、港湾施設のほうは、私達が叩いた事により、機能しなくなってきていて、
この“城跡”にまで波及してこなくなってきているようなんだ・・・。
それに、これは、シホの言い草ではないが、ピン・ホールは、なるべく小さいうちに潰しておくのが得策―――・・・・と、言うわけだ。
マ:だが―――・・・それを行うにしても、こちらが実質上動けるのは、5名のみ・・・。
そこで、Jokaさんのところに話を持ってきた―――・・・と、言ったところなんだが・・・・
J:ほほ〜〜―――い! お安い御用、お安い御用♪
いいのいいの―――・・・気にしなくっても♪ あちしと、おまいさんの仲なんぢゃないのよさ――――・・・
マ:(はぁ゛〜〜・・・本当は、そゆのなしにしてもらいたいんだがな・・・私としては・・・・)
―――・・・ところで、誰と誰を貸して頂けるので?
J:そいつはだねぇ〜〜(にやりんこ♡)
あたしにぃ〜、婀陀那ちゃんでしょ? それと・・・おひぃさんと〜、ステラさんと〜、コみゅ&乃亜ちんコンビ・・・だけど?
サ:は・・・・結局全員ぢゃねぇのよ・・・。
あのさぁ―――・・・Joka・・・これはピクニックと違ってだなァ・・・・
コ:あそこの城跡から眺めるおッ月さんが・・・・これがまたいいんですみゅ―――!♪
乃:・・・・・いいんでしみぅ・・・・・・。
ス:ん゛〜〜〜――――・・・そだねぇ、『月見て一杯』って〜のも、乙なもんで、悪かぁないよな・・・・。
婀:(こ奴等・・・遊ぶ気満々かいっ―――!#)
お:(せ・・・戦力増強にはなってない――――と、いうか・・・・なんというか・・・・)
マ:・・・・ま、まぁ、大勢である〜〜〜・・・と、いうことは、ナニにもまして心が強くなれる―――・・・と、いうことではあるが・・・・な。
J:そぉ〜〜んなコト言っちゃってぇ〜〜―――ふんとは、コみゅ・乃亜ちんと一緒にいたいんでしょぉ〜〜〜?
にっくいよ―――・・・この、こんこんきちめいっ―――!☆
マ:う゛・・・・。(←図星だったらしい^^;)
バ:(シホ・・・あんたまでもかい・・・)
こりゃ〜〜〜今回は、骨が折れそ――――だわ・・・。(げんなり)
〔ま・・・・まぁ、それはさておいて。(^^;;)
このときに分かった事は―――・・・と、申しますと、人知れずに、密かに出来上がっていた“道”というモノの存在・・・・
これは、いわゆるところの、『兵站線』―――― 拠点と拠点とを結ぶためのものという事であり、それが過密になってくると、やがて“面”に―――
そう、つまりは、一番に危惧しなければ生けない事・・・この街が、『闇の世界』に覆われる・・・・と、言うことだったのです。
が
・
・
・
幸いな事に、港に出来つつあったモノは、別段潰されてはいないものの、今はその機能を停止しており、
件(くだん)の城跡までには、魔素は行き届かなくなっていたというのです。
そう―――・・・叩くなら、今のこの時をもって他はなし―――! ・・・・と、いうことで・・・〕
臾:うしゃ―――――っ!! いぃてこましたるでぇ?!!
サ:・・・・・・来い。
婀:推し通るっ――――!!
お:(実に短絡的といぅ―――か・・・) それにしても・・・油断はなりませんわよっ!
バ:初の共同作業か・・・・(この人達も、聞いていた以上にやるようだし・・・データー上では問題は、なし・・・)
だが・・・・なんだか気にかかるな―――・・・・
R:へぇ〜〜〜っ・・・・ほぉ〜〜〜〜っ・・・あの三人(臾魅・サヤ・婀陀那)が、オフェンスでぇ・・・・。
L:あのお二人(おひぃ・バーディー)が、ディフェンス・・・・ですか。
R:なぁ・・・おい、どのくらいでカタぁ着くと思う?
L:さぁ・・・新しく入った方もいるようだし・・・それに、おひぃさんも婀陀那さんも、能力のほうは折り紙つきだものね。
R:―――・・・ンじゃさ、賭けてみるか? 5分以内で―――に、晩飯のおかず・・・・ってのはどうだ??
L:(ばか・・・・)およしなさいよ―――・・・第一、私達は 今、遊びに来てるんじゃないんですからね―――?
R:なんだよ・・・・のらねぇのか・・・つまんねぇなぁ、大体、お前は・・・学院のときから難しいってことで有名だったもんなぁ〜〜
L:はぁ―――??? そ・・・そうでしたっ・・・・け。
R:そうだよ―――・・・んま、知らねぇのは当人ばかりなりにけり―――・・・ってとこだがな。
L:(う゛・・・。) そ―――・・・それより、ナオミさんはどこ?
R:あぁ――― あいつなら、その辺チョコチョコしてたぜ・・・・
L:その辺―――・・・・?
R:あぁ・・・おそらく、この地形のデーター収集とか・・・・を、な。
L:(ふふぅ〜〜―――ん)つ・ま・り、もうそろそろ・・・と、いうこと??
R:そゆこと―――・・・。