≪二節;カルマの異状≫

 

 

〔とろがここで、ある問題が発生してしまったのです。

それは・・・カルマ側の異状を、ノブシゲが確認した時からでした。〕

 

 

ノ:(ナオミ・・・お前―――)

  ・・・ん? おい、ちょっと待て―――タケル、城門を見ろ!

タ:むん・・・? ―――あれは!

  待て、ナオミ―――撃ち方止め!

  城門が開いてゆくぞ!

 

ナ:えぇ〜〜?! なんだよ・・・折角カウント・ダウンまで入ってたのに―――

  でも、ま、いいっか、今度発射したら、次(の再起動まで)は何年後になるか、判らなかったからね。

 

リ:それ・・・って、どう云う事?

 

 

〔なんとも奇妙な事に、カルマ側から本拠の城塞の門を開き始めたのです。

これでは破壊工作をしても意味がないとしたため、タケルはナオミに中止を求めるのですが、

ナオミは、あと数えるほどの間に発射準備が整っていただけに、不満は当然あったようなのですが―――

また同時に、中止でも良かったとはしていたのです。

 

その理由を訊いてみたところ、どうやら以前の・・・マディアノで使用した時には、「総て」のエネルギーまでではなかったにせよ、

「その殆ど」を費やしてしまったがため、一時休止をして消耗した分の補充をしなければならない選択を迫られていたのです。

 

しかしその際、その補充も「総ての・・・」ではなく、ある程度稼働可能であり、「アポカリプス」が撃てるだけの残量を考慮したうえで・・・だとしたら―――

 

そして今回、前回発射したエネルギーの質量と、補充出来た分量が同じであれば・・・

発射し終えた後の残量は、全くの―――0・・・

 

つまりは、その時点からのエネルギー充填は、ナオミ自身でも未経験だっただけに、いつまた再起動出来るか・・・未知の領域ではあったようです。〕

 

 

 

 

 

 

 

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