≪二節;シャクラディア―――起動せよ≫
〔更なる期待を胸に、その人に導かれるまま、遺構内のある一区画に足を踏み入れ、
その人が、とある石柱に手をかざしたそのとき―――〕
ア:―――来たれ。
フィィン―――
―――我レは 女禍=ユーピテル=アルダーナリシュヴァアラ の魂を受け継ぎし者にして―――
―――この地に封印したる数々の機能を呼び覚ませることが出来る者である―――
―――その証ともなるモノを わが左腕に・・・装着させたまえ―――
ゼ:ええっ―――・・・えええ〜〜っ??
―― ヒィィン・・・ ――
―― ブウゥン・・・ ――
ア:(・・・よし―――)
―――我が名において命ずる―――
―――総て過去において封印したる機能の数々を―――
―――現在の刻 ショウレツ67年・3の月・拾と八の日―――
―――八の刻・三十と九の画にシンクロさせ給え―――
キュキュキュゥン――― キラキラキラ・・・ シャラララ〜〜――――
〔―――“夢”か―――“幻”か・・・・ 『もし・・・ここがドルメンでなかったとしたら・・・』
その疑念は、その方の言の葉によって解かれた封印の数々が、顔を覗かせた事で払拭されていくのでした。
そう―――ここは・・・朽ち果てた ドルメン ではなく、往時の瑞々しい佇まいのままで遺りたる―――・・・
何者かの意思―――その意思の在るべきところが“古えの皇”であったのならば、
この封印を解く事が出来得るのも、斯くあるべき存在・・・
だけれども―――?〕
ア:ウフフ・・・どうやら今迄永い間休止させていたお陰で、
それが急に解き放たれた事もあって、嬉しくてはしゃいでいるようだね。
ゼ:・・・・えっ―――?
ア:(ス・・)シャクラディア―――カレイド―――そうはしゃぐ気持ちも判らなくはないけれど・・・
今はもう少しばかり抑えておくれ―――・・・・
私も、今は・・・そういう存在ではない―――。
シャラシャララ〜・・・ キュラキュラ キラキラキラ キュキュキュ・・・・・・
シャラララ〜〜――――
ア:うん・・・ありがとう―――
私もどちらかというとこちらのほうが落ち着くよ・・・
〔その遺構が元の景観に戻ったとき、その人は云いました。
『はしゃぐ気持ちは判るけれど、今はもう少し抑えてくれないか・・・』
“はしゃぐ気持ち”―――? “抑える”―――? 一体・・・ナニを??
そう―――そこには、元の・・・現在ガルバディア大陸三名城として知られる
フ国の“ウェオブリ”(マーヴェラス)
ハイネス・ブルグの“ハイレリヒカイト”(白亜)
ヴェルノアの“アルルハイム”(マジェスティック)
これらの三つの名城よりも、荘厳にして絢爛豪華なる建築物・・・
この方が“古えの皇”の魂を引き継ぐならば、この場所こそは間違いなく・・・・
皇城・シャクラディア
―――であるということ・・・〕