≪四節;――助手――≫
〔それからしばらくして―――〕
ア:―――そうだ・・・
ヤノーピル、君は翼を持っていたのだったね。
ヤ:―――あ? まあ・・・そうだが、それがどうかしたのか。
ア:それでは、一つ頼まれごとをしてくれないかな。
〔ふと―――何かを思い立ったアヱカは、レイヴンであるヤノーピルにあることを訊いてみました。
すると、ここ最近ナニをするでもなかったヤノーピルは快諾をし、
その“ある頼まれごと”をするために、ここにいる―――もう一人の人物に合わせることとなったのです。〕
――ピーピー カチャカチャ・・・――
ゼ:チェック・・・よし―――と・・・
ア:やあ―――ゼシカ・・・
ゼ:あっ―――これは・・・(ペコリ)
あらかたシステムのほうは微調整終わりました。
ア:そうか―――・・・うん? どうかしたのかい。
ゼ:はい―――ちょっと不具合が・・・
ア:ふふ―――それはひょっとして、ここの一番高い処のこと・・・じゃないのかな。
ゼ:あ、はい―――そうです! でも・・・どうして。
ア:そのことはね、当初からどうしようかと迷っていた事だったんだよ。
けれど、もう心配する事はない・・・何しろ、頼もしい助っ人を連れてきたからね。
〔その―――ここにいる“もう一人”こそ、以前からシャクラディアの整備全般を任されていた、
ゼシカ=ノーム=ヴェスティアリ
その彼女は、亡き母から受け継いだ英才も手伝い、目まぐるしい働きを見せるのですが・・・
そんなゼシカでも、たった一つだけ困った事がありました・・・。
それは―――ゼシカが人間だから出来ない事・・・シャクラディアでも、かなり高い位置にあるシステムには、
どうしても手が届きにくいため、そこでの作業が足踏みをしていた・・・
でも、ここで依頼主でもあるアヱカからある提案・・・
そんなゼシカにしてみれば、最高のパートナーともいえなくもない 彼 を紹介したのです・・・が―――〕