≪三節:挨拶代わり・・・〜意外なる幕引き〜≫
〔そして、それは・・・“生ある者を憎む”―――と化した存在でもあり・・・〕
バ:ふふっ―――速やかに死ぬが良い・・・
=獄縛陣=
サ:お前たちには―――“死”あるのみ・・・
=霹靂衝=
ラ:―――消えろ・・・
=天咬=
〔かつて―――彼女たちの故国で、生き残る術を叩き込まれてきた・・・
そして―――“訓練”だとは云いながらも、死線を彷徨(さまよ)ったのも数知れなかった・・・
まさにあの時の―――諸先輩方の技・・・
当時は 教官 という事もあったから、多少の手加減もあったのだろう・・・
そう思わざるをえない、現状としての技の数々―――・・・
訓練時よりかは、遥かに練度も向上し、自分たち以外に並ぶ者もいなかった・・・
そのはず―――だったのに、今、潜在的に脳裏に過ぎっているのは“死の影”・・・・
そして思うのです、『自分たちの生はここまでだ―――』と・・・
しかし、そう思われた次の瞬間―――!〕
――――・・・・・
バ:・・・フム―――時間か・・・
サ:・・・命拾いをしたな―――
ラ:運のいいヤツらだ―――・・・
〔次々と襲い来る、自分たちの生命の糸を断とうとする、その者達の牙―――
しかし、あと一寸(ちょっと)というところでその牙は収められ、
けれども去り際には“恐怖”というモノを植えつけられてしまったのです。
しかも―――・・・〕
シ:(確かに・・・アレは―――団長だったノゾミ様・・・それがどうして―――?)
レ:(あの時・・・大地の裂け目に滑落した副長のカオリ様が・・・生きてなどといようとは―――??)
マ:(そんなぁ〜〜・・・チヒロの姉ちゃんが、あたしを見間違うはずが―――・・・)
〔現在、『禽』を束ねる団長はナオミであり、補佐役である副長はユミエ―――・・・
それが、シズネやレイカが云っていた者達は一体―――??〕