≪三節;=罠=≫

 

バ:―――ようやく最深部にたどり着けたわね・・・

サ:や・・・やっと―――

ラ:全く・・・なんだってのよ―――もう〜疲れちっ・・・

 

         

 

ラ:・・・あら?

サ:ちょっ―――バカ! チヒロ・・・あんたナニ触ったのよ!!

 

ラ:ひいぃ〜〜ごぉめんなさあぁ〜〜―――い!

  つい・・・うっかりすっかりちゃっかり手をついちゃってぇ〜〜―――

 

バ:(はあ〜やれやれ・・・しかしまたなんつーベタな展開に・・・)

  でも、まあ―――仕方がないか・・・

 

  (ピ)ビューネイ様、問題発生です、レイスが三体現れました。

 

 

〔ようやくにして、最深部である霊安室にたどり着いたか・・・と、思うと、

構成員の一人の不注意によって、セキュリティシステムが発動―――

 

あらかじめ侵入者対策用として、封じ込められていた レイス<死霊> が、蠢きだしたのです。

 

そして、この問題の発生により、任務が不履行になる畏れがあると感じたバーディーは、

先ほど連絡があったとき、そうするよう伝えられたことを実行したところ―――〕

 

 

ビ:ふむ・・・ごくろう―――

ラ:あっ・・・ビューネイ様―――

 

ビ:ほぉう、レイスが三体―――か・・・

  どいていたまえ、君たち人間には、こいつの相手は少々荷が勝ちすぎる。

 

 

〔自らの足を運ぶでもなく・・・また、困難な迷路を辿って来たわけではなく・・・

その霊安室に音もなく出現した―――いや、ここは、“空間転移”を駆使した者が現れたのです。

 

しかもそれは、カ・ルマ七魔将筆頭であり、実力も群を抜いているとされている、あのビューネイだったのです。

 

そう・・・今、一番危惧しなければならないことは、

一番の難敵が、いかなる理由があるとはいえ、ラージャの一施設に現れ、

トラップ&セキュリティ代わりでもあった、三体ものレイスを軽々と退けたこと・・・

 

 

―――だとすれば・・・バーディーたち三人や、ビューネイが企てようとしていたこととは、一体何なのでしょうか・・・。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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