≪六節;人智を超越したる者達≫
〔突如として目を見開いた―――かと思うと、圧縮された呪を唱え、
ガラティア某以下に向けて放ったジィルガ女史。
なぜ・・・肉体と魂を復活させたのに、その媒介者たちに向かって・・・?
でも―――シホは涼しい顔をして・・・〕
シ:―――・・・
〜宇宙の理を乱さん者に天罰を〜
宿 命 の 一 撃
フェイタリティ・ストライク
=アルマゲイスト=
ジ:うっ・・・わ、私の“式”が掻き消されて・・・
うわぁあ〜〜―――っ!!
ビ:―――マエストロ様!!
ジ:(ガラ〜☆)うぅっ―――ぅぅ・・・
シ:―――どうしたね、あれしきでお終いなのかい。
ジ:・・・っく―――!
=裏面・陸阡捌佰壱拾壱式・ローザーズウィスプ=
シ:―――・・・
〜調停者の名において命ず〜
“理” の 衝 撃
ライチュアル・インパクト
=アナイアレイド=
〔アルマゲイスト―――宇宙が始まってからの、不変不動の法則。
この法則に従わぬ者あれば、須(すべか)らく懲罰の対象となる可(べし)。
そう―――“宇宙”の・・・不変なる法則を扱うことを許され給うた者は、
その場にいた高弟(ハイディスクリプト)と、“コープス”に似た存在の総毛を立たせた“妹”の 式 を、
無力化させたばかりでなく、手痛い“おしおき”をして返したのです。
敵わない―――敵わないとは判ってはいても、そうせざるを得なかった“妹”は、
またも圧縮された 式 を唱えたのですが、
今度は、弾かれるどころか、 式 そのものの事象を押さえ込まれ、吸収の対象とされてしまったのです。
しかし―――まづ驚くべきことは・・・
そこにあった事象の総ては、今までに人間たちが繰り広げてきた、低俗なものなどではなく、
紛れもなく―――“神々の闘争”の、なにものでもなかったのです。〕
ラ:こっ―――こんな・・バカな??
サ:な、なぜ―――どうして・・・私たちより高位な存在が・・・??
バ:だと・・・したら―――この方々は・・・“神”??
ビ:―――よく見ておくがいい・・・お前たち。
このお二方こそは、本来お前たち人間が、知りえもしない事象を取り扱うことを許された存在・・・
ゆえに、矮小なる者が関与してよいことではないのだ・・・
それに―――このお二方の、もう一人の妹君・・・女禍=ユピテール=アルダーナリシュヴァアラ様とて同じこと・・・
なまじ、神に等しい存在に抗おうとする“罪”に“罰”の重さを、その身に刻むが良い―――・・・
〔“神”―――そう・・・今、自分たちが目にしているものこそ、“神”のなせる業でした。
では――― 一つ疑問に思うのは、そんな高度なチカラを持ち合わせている者が、
どうしてカ・ルマという不遜な国に、力を貸している・・・?〕