≪四節;未知なる声≫

 

へ:よし、ソシアル―――電極を・・・

ソ:はいっ―――行きます!

 

ヘ:・・・もう一度―――

ソ:――――はいっ!

 

へ:心臓が動くまでやるんだ―――

  女禍様、気を落とすことはありません。

  “諦め”ということはあなた様が一番嫌っていたことではありませんか。

 

ア:・・・だが、それは<シャクラディア>が機能していればの話しだ・・・

  見るがいい・・・今の私は、人一人すら救えない、ちっぽけな存在なんだ!!

 

ヘ:・・・・。

  仕方がありません、こうなれば一か八かの手段です。

  ソシアル、開胸を―――クランケの胸部を開いて、直接心臓をマッサージします!!

 

 

〔切羽詰った―――そのときの状況は、まさにそれに当てはまりました。

 

あらゆる手立てを講じるも、もはや一か八かの大博打に出ざるを得なくなっていた・・・

 

そこにはもう、運頼みというしか方法は残されてはおらず、半ば自暴自棄にさえなっていたのですが―――〕

 

―― 女禍 ――

―― 女禍 ――

―― 女禍 ――

 

―― 女禍 ――

 

ア:あ・・・っ、これは―――? チカラが・・・チカラが戻った?!!

  ヘライトス―――術式の停止を! これからリニュオン・ユニゾンを行使する!!

 

 

〔今、何者かが自分を呼ぶような声がした―――と、同時に、

今までウンともスンとも云わなかった、自分のチカラの源への回路が繋がり、

望み通り<リニュオン・ユニゾン>は執行されたのでした。

 

しかし―――その当時は、そこにいた誰もが焦っていたため、

“埃(あい)の間”(一の百億分の一)という、瞬きの間にそのチカラの開放を行使した者など、

知る由もなかったのです。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

>>