≪三節;告別の議≫

 

 

〔それはそれとして―――亡き父との対面の時間・・・

しかも、それを目の当たりにすると、どこかしこで啜り泣く声も―――・・・〕

 

 

ブ:お父上―――なんともお労(いたわ)しいお姿に・・・

  あなたの―――あなたのこのご無念、この私が必ずや・・・!!

 

セ:(お―――お嬢様・・)(グス)

 

ラ:ふえ゛ぇ゛〜〜・・・(しくしく)

マ:全く―――もう・・・すぐ泣くんだもんなぁ・・・ラゼッタは・・・(グズ)

 

ラ:ナニよお゛〜〜―――あんただって泣いてるぢゃない゛ぃ゛・・・(ずビ)

マ:だって―――仕方ないじゃないか・・・何も罪のない、無関係な人が・・・

  こんなにも不幸な目に巻き込まれるなんて〜〜・・・(ホロリ〜)

 

 

〔やはり―――故人を悼む・・・ということは、どこの世界であっても共通なようで、

あの少年少女でさえ、もらい泣きをしていたのです。

 

―――ところが・・・こちらの貴婦人は・・・〕

 

 

ジ:(なぁ〜んだか湿っぽくて重苦しい空気だわね―――)

  いよぅ〜し、仕方がない、ここはやはりこの私が―――

 

ラ:えっ―――へっ゛??(どっ

マ:はああ゛〜?!(きん

 

 

ジ:ねえ―――ちょいと、今ここに祀(まつ)りを司る人はいないわけ?

 

ラ:えっ―――あっ―――ちょっ・・・(あた〜)

マ:な・・・ナニをこれからしでかそうというんです??(ふた〜)

 

ブ:は? はあ―――・・・

この国では、IRAの連中の仇となっている私の家のようなところには、そういった奇特な者はいなくて・・・

 

 

ラ:あ―――あのっ・・・ここは厳粛な場でもありますので、どうかお一つ自重という形で・・・(焦)

 

ジ:はあ゛〜? “自嘲”?? ナニよ、それ・・・(ムカ)

 

マ:(いや、字が全然違うしぃ―――・・・)

  あの、お師様、この家はこれから我等のクライアントもなってきますので―――・・・

 

ジ:・・・・マグラ―――

 

マ:はっ、はいっ――――!?

 

ジ:あんたまでそんなこといっちゃったりするワケ・・・あ゛〜〜そうかい。(重低音)

 

 

ラ:ば―――バカッ! いらないこといっちゃって、トラの尾っぽ踏んぢゃったぢゃない!!

マ:あ゛あ゛〜〜いや―――そのぉ・・・こ、言葉の選択を間違えましたあッ!!

 

ジ:フンっ――!# 私もよくよく嘗められたもんだわねえッ!!

  まぁ〜だオシメも取り替えられないヒヨッ子どもに情けを掛けられる〜〜だ、なんてッ!#

 

 

ブ:は―――・・・(唖然)

セ:なんと―――・・・(呆然)

 

 

〔その悲しみのあまり涙の一滴(ひとしずく)も流すものかと思えば、逆に涼しい顔で周囲りの状況を眺めていたようです。

しかも、また急にナニを思い立ったのか、この“祀り”(この場限りでは『葬儀の場』の意)を司る・・・

つまり『司祭』というのがいないというのなら、不肖である自らがそれを奉らんとしていたようなのです。

 

しかし―――それを聞いたラゼッタにマグラは、この御仁がまたナニをしでかそうとしているのかを、気が気でない様子・・・

 

その―――自分よりも幼い存在である二人からの心配を、逆手にとってしまったジィルガは・・・

 

しかし彼らは、そこで―――この蒼い髪の貴婦人の・・・知られざる一面を垣間見る事となるのです。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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