≪二節;実力x伯仲―――??≫
〔そして―――そこからは、弱者の立ち入る余地さえもない、強者だけの戦闘が・・・
相手の戦闘能力を測るために、対戦相手は攻撃を繰り出した―――・・・
その一撃が、存外にして予測していた以上に重かったことに、ラゼッタは・・・〕
ラ:(・・・まさか、これほどとは―――)
ビ:(パリパリ〜☆)ほう・・・躱(かわ)されましたか―――
それにしても・・・触れただけでも痺れてくるこれは―――パララジカルバリアー・・・
ふむ―――少々厄介そうだ・・・
ここはやはり、私もそれ相応のものをして、当たるほかはなさそうだ・・・
ラ:(こいつ・・・かなりできるな―――ならば・・・)
―――来い!
グリマー・ロンギヌス
光 輝 の 神 槍
スプートニク
ビ:おお―――・・・これが、幻とまでさえ云われた『光輝の神槍』!!
素晴らしい・・・私どもとしては、あなたが欲しくなりましたよ。
ラ:―――ナニを莫迦げたことを、冗談も休み休み・・・
ビ:―――冗談? 私としては大真面目に物を申しているに過ぎませんよ。
ラ:それよりも・・・なんだと? この私が“欲しい”―――?
ならばこの私に―――
ビ:無論・・・そうさせていただきます―――
まあ、私としては、あなたと合意の上で・・・が、もっとも好ましいのですが―――
そう頑なに拒まれるようならば、そうせざるをえないのも、また致し方のないこと―――・・・
〔均衡しあう実力―――いや・・・相手のほうが少しばかり上か・・・
悔しいながらも、そうであると認めざるをえない初撃―――
自分を・・・いや、自分たちを知らない哀れな挑戦者―――
ラゼッタの側で悄然と座り込む、地球人のカレンとは違い、
ラゼッタは自分の強さのレベルというものを、よく弁(わきま)えていました。
だから・・・だったのか―――
このままでは危ういと直感したラゼッタは、素手であるビューネイと渡り合うにしても、
恥ずかしながらも、自らの得物である スプートニク を召喚したのです。
しかし―――ビューネイは、意外に驚くどころか狂気の沙汰となってしまい、
まさしく自我の欲望あるがままに、行動を開始したのです。〕