≪五節;また新たなる未来(あす)に向かって(1)≫
〔こうして―――また一人、志を同じくする“盟友”を加えたシャクラディアでは・・・〕
ブ:はぁ〜ヤレヤレ・・・まったく、あなたといるとこちらがドキドキハラハラさせられる。
カ:フフ―――だが、この人のそんなところが好きなのだろう。
ブ:まあ―――確かに・・・な。(クス)
それに、もし私が異性ならば絶対放ってはおかないところだ。
女:おや、それはうれしい言葉だね。
でも、私は宇宙から来た者だけれど・・・それでも構わないのかい?
ブ:そこは―――歌の歌詞にもあるではありませんか・・・
“地球の人に飽きたところよ〜♪”
―――と・・・。
カ:―――えぇ〜っ?! あなた・・・もしかして宇宙人??
ブ:何を今更―――そうだと知って、ここへアプローチをかけていたのではないのか?
女:無理を云ってはいけないよ・・・ブリジット。
そんなことを知られてしまったら、今頃私は、どこかの博物館でフォルマリン漬けにでもなって、
展示物の一つにでもなっていたことだろう―――
――〜あっははは〜――
〔あれだけ・・・語ることを拒んでいた者が、まったく異なる性格の二人を前に、
こうも軽快に話しをしている・・・。
しかも、時折ユーモアを交えながら―――・・・
それに、間違ってはいなかった・・・あんなにまで語りたがらなかった者も、
彼女が疑問にしていた当事者を知ればあるいは―――
そう思っていたけれど、こうまで上手くいくとは・・・
やはり、この人は他者を惹きつけるチカラがある―――
一見すると無垢で、何者も疑わしくないとするその笑顔は、
かつて閉ざした自分のココロの扉を開け放ってくれたように、
難なく入り込んでくる・・・
最初は厚かましい―――とは感じながらも、次第にそうではなくなっていく感覚・・・
人懐こい―――お人好し―――とでも云うのだろうか・・・
でも、自分の師であるこの人の姉は、そうではなく・・・“優しさ”―――とだけ云う。
“優しさ”・・・まさにそうだ―――
この人は何に対しても無垢であり、純粋―――・・・
時にはそのことで激しく怒りもするけれど、何においてもまっすぐな姿勢はよいことだ・・・
そのことをボクは教わった―――
ボクの・・・一番好きな、あいつの次に好きな女(ヒト)―――
でも、どうしてあの人が“次点”なのか――――って?
それはね・・・あの人は、ボクにとってはとてもまぶしすぎる―――どう背伸びしたって、高嶺の存在であることは変わりはない・・・
だから、ここでこうして、遠くで見つめているだけでいいのさ・・・
素直じゃないって? ―――ほっとけよ・・・〕