≪六節;炎の海≫
〔ですが―――時すでに遅し・・・米海兵隊所属の爆撃攻撃機から、爆弾が投下されたときには、女禍たちは上空に避難し―――
ただそこには、灼熱色に染まった大地があるのみでした―――・・・
そして―――それを眼下に・・・目の当たりにした女禍は―――〕
女:アベル――――!!!
バ:ふはははは―――!異教徒にはかの処置が一番に相応しい!
聖なる浄化の炎で、残すことなく焼き尽くされてしまうがいい―――!!
〔彼女には・・・女禍には―――大地が炎に包まれていく中・・・総ての事が見えていました・・・。
アベルの父―――アベルの祖母―――そして・・・アベル本人が―――・・・
投下された爆弾の炎に、悶え苦しみながら息絶えて逝く様を・・・・
そして―――この『人間の皮を被った獣』の言葉を聞いた女禍は・・・〕
女:・・・・愚か者とは、まさにお前達の事をいうのだ―――。
お前達は、どんな手段でこの私の顕現を知ったのか・・・それは聞かないでおこう―――
だが―――こんな上空で、私が何も出来ない者だとでも思っていたのか!!
バ:(フフフッ―――)ヤセ我慢はおよしなさい。
あなたも、この上空を自由に飛べない限り―――
女:・・・そうか―――ならば、今からそのことを証明してやる!!
バンッ―――☆
バ:ああっ―――?!な・・・なにを―――
ブゥゥ――――・・・・ン
バ:(うぅっ―――)ツ―――ツバサ?!!
女:お前は―――今から自分のいるべき場所に戻って・・・ありったけの―――・・・
この私の怒りに対処できるだけの措置を施すがいい・・・
だが―――例え・・・それをしたとて、無駄だということを・・・思い知らせてやる!!!
〔彼女が発したその言葉は―――自分を謀(たばか)りおおせた者達への、せめてもの手向けの花でした・・・
例え―――彼らの所属している処の、最も軍事的・科学的技術が発達した組織をしても、それは皆無であること・・・
例え―――その当時をして、兇悪なる兵器を投入したとしても、全くの無駄であること―――・・・
そのことを思い知らせるために、彼女はまた・・・ツバサをもう一度展開させたのです。〕
To be continued・・・・