≪三節;一縷の希望み・・・≫

 

 

〔それはそうとして―――・・・爆弾を投下された地点に降り立ち、

一縷の希望(のぞ)みを託して、アベルたち三人を探す女禍は・・・・〕

 

 

女:モハメドさん〜〜〜―――!! お婆さん〜〜―――!! アベル〜〜―――!!!

  どこだ―――・・・どこにい・・・・(あっ・・・)アベル―――!!!

 

ア:――――・・・。

 

女:いけない―――人事不省に陥っている・・・。

  >シャンバラ―――至急ゲートを開けて・・・座標は―――<517475BΛ>だ・・・。

  それと同時に医療班を待機、直ちに蘇生術が行えるようにしておいておくれ・・・<

 

  (酷い―――・・・体の75%が焼け爛(ただ)れて・・・でも、この私が必ず助けてあげるから―――)

 

 

〔そこに降り立ってみれば・・・総てが火の海の中―――

(むせ)返るような煙に、鼻を衝く異臭・・・もはや絶望的―――と、思われた中、

奇跡的にか否か、爆風によって飛ばされたアベルが確認できたのです。

 

そして、ナニにおいても、まづ蘇生治療を最優先にし、自身の艦《シャンバラ》にアベルを運ばせた後、

自らは引き続き、残りの二人を捜索するのですが―――・・・

 

残念ながら―――後の二人は・・・手遅れだったのです。〕

 

 

女:(じわ〜・・・)(そ―――そんな・・・この私と、関わりあったばかりに・・・許しておくれ―――アベル・・・)(ポロポロ)

 

 

〔それからというものは、是が非でもアベル少年に生き延びてもらうために、

《シャンバラ》に備わっている最高の医療技術を、惜しみなく総てを傾けたのです。

 

 

その甲斐あってか―――この10時間後・・・・〕

 

 

医:術式終了いたしました――――結果は・・・成功です。

 

女:そうか―――・・・(ほっ・・・)よかった・・・・。

 

  (ひとまづアベルは助かった・・・後は、私のケジメを――――!!)

 

 

〔どうやら―――寸でのところで、この小さな命は救われたようです。

けれども、女禍にはもう一つしなければならないことが―――・・・

 

そう―――この惑星(ほし)にある、強大な武力をもちい・・・それをひけらかすように、害を撒き散らしている―――

“人の皮を被った獣”のような者共に、かの誓約通り、鉄槌を下す―――と、いうことを・・・。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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