≪二節;紅い髪の“第三者”≫
〔一方―――同じ頃・・・またもこの宙域に向かっている、緋い艦影が・・・〕
ゼ:(ゼムス;この艦の副官)
艦長―――もうそろそろ・・・お二人の“妹”さんのいる宙域に差し掛かりますよ。
艦:(カチャカチャ〜☆)あ〜〜―――判ってるよ・・・今忙しいんだから・・・話しかけんじゃないよ。
ゼ:は―――はァ・・・・
艦:これで・・・(カチャカチャ)ひとまづはよし――――と・・・。
で、なんだって??
ゼ:(これだもの・・・・)(だうぅ〜)
あともう一フェイトで、“妹”さんたちのいる宙域に―――・・・
艦:ふぅ〜〜ん――――蒼き天体ねぇ〜〜・・・中々良さそうなところじゃあないか♪
外見上は――――ねぇ・・・
ゼ:艦長ぉ〜〜・・・(これだもの―――)(だうぅ〜)
〔この緋い艦体・・・既出している女禍の『シャンバラ』や、ジィルガの『ソレイユ』に比べると大分小振りのようですが・・・
その艦首部分には Z の文字が施された、デザイン的にも美しいフォルムをしたモノだったのです。
その艦内の一区画・・・おそらく自分の部屋『艦長室』にて、何かの“研究”に没頭している 紅い髪 をした女性―――・・・
ブリッジから、あともう少しで、“妹”たちが先行して待っている処に着く―――と、いったところ、
艦長室にあるディスプレイでモニタリングした、紅い髪のこの艦の艦長は、
自分の副官から詳しいことを聞かずとも、大方の事は把握してしまったようなのです。〕