≪五節;眠りの腐女子??≫
〔ところが―――しかし、敵も中々やるようで、こんなことをされても、頑なに眼を醒まそうとはしなかったようです。
そこで――― 一計を案じたガラティアは・・・・〕
ガ:(あんれまぁ・・・どこで、ンな耐久力つけたんだか・・・でも―――ならばぁ〜?♪)
――――ひょぉ〜っとすると、 愛しい者 からの口付けでしか、眼を覚まさない――――とかぁ〜?
ジ:―――――――。(ニへ)
マ:(い―――今・・・・)
ラ:(口元が―――・・・)
女:はあ―――??! な・・・なんなんですか、それ!!
ガ:いやぁ〜〜ねぇ―――、ちょいと御伽噺にでもあるじゃないさ。
“呪いにかけられ、何年も魔法の眠りに落ちてしまった美女は、
ある日、運命の王子様との接吻により、目を醒ますこととなり・・・
それから二人は末永く幸せに暮らしましたとさ―――”
――――てな具合にねぇ〜ん♡
女:で――――でも・・・それは“創作り話”の一つでしよう?!!
それに―――・・・ジィルガ姉さんの愛しい者って、一体・・・
ガ:――――・・・。(じろ〜)
マ:――――・・・。(じろ〜)
ラ:――――・・・。(じろ〜)
女:(え゛っ??!)わ――――私ぃ??
ガ:(他に誰がいるんだよ――――)
〔意外に―――自分の見知らぬところで、根性〜というか・・・耐久力というか・・・をつけてきた者に対し、
とうとうガラティアは最後の手段―――“そもそもの原因”を、真ん中の妹の耳元でささやいてみたところ・・・・
昏睡状態であるはずなのに、我慢できなくなってきたか、口元が―――緩んだ??!
それを偶然に見てしまったマグラとラゼッタは、一瞬『おやっ?』と、思ってしまったのですが・・・
でも、女禍は―――自分が、姉にそんなにまで愛されている事を自覚していなかったらしく、
寧ろそのことを知って非常に驚いたようなのですが・・・・〕
女:じ―――じゃあ〜〜私がそうしなかったら・・・ジィルガ姉さんは、このまま永久に眠りから醒めない〜〜―――・・・
ガ:そぉ〜〜―――んなこともあろうかと!!
この度―――私の研究している =アルスマグナ= から生み出された、非常に素敵〜☆な、小道具を紹介しよう!!
女:は?こ―――小道具??(・・・なんかヤな予感)
ガ:そう―――名づけて、
『目覚ましモーニングスター <グッマ〜ニンマイマザーHG改>』―――!!
マ:え・・・『HG』??
ラ:――――“改”?!
女:あの―――・・・それは・・・(たじっ〜)
ガ:(フッ・・・)良い子の皆に解説をせねばなるまいッ―――!
元々、“呪い”による『魔法の眠り』とは、非常に性質の悪いモノ・・・いかなる手段を用いても 絶対 に目を醒まさせることなんて出来ないわ・・・
それはもちろん―――『総てを識りし者』である、この私でも不可能に近いこと―――・・・
そこで―――!♪ 私が長年研究に研究を重ねている=アルスマグナ=から、
ようやく完成させたのが、この『目覚ましモーニングスター<グッマ〜ニンマイマザーHG改>』!!
この小道具はね、例え魔王級の怪物がかけた『魔法の眠り』でさえ、強制解除させてしまう―――って言う代物なのよ。
マ:で・・・でも〜〜もし、これが〜〜――――
ラ:“狸寝入り”だとしたら〜〜―――
ジ:――――――。(滝汗)
女:はあ゛?!!(狸寝入り?)
ガ:ンフフ〜〜♪
その時は――――
“死” あるのみ!!(ギラギラ)
ジ:―――――。(ビクッ!)
女:え゛―――? ね・・・姉さん?!!
〔なんとも―――みるからにいかつげで、おまけに怪しげなネーミングを持つその小道具は、
(本当に)『魔法の眠り』という“呪い”を解除するモノのようなのですが、
もし―――その対象が“狸寝入り”などしようものならば、脳漿ブチ撒け――――(訂正・・・)
たちどころに“死”に至ってしまうようなのです。〕