≪三節;女皇崩御≫
〔すると―――奇跡的にも意識を取り戻し、自分の愛娘が帰ってきた事を知った女皇は・・・〕
ア:―――・・・。
ジ:アヱカ―――! 良かった・・・気が付いて・・・
ア:・・・ジョカリーヌ―――戻ってきたのですね・・・
ジ:もういいから―――喋るのは・・・余計な体力を消耗してしまう事に・・・
ア:いいのですよ―――わたくしは・・・成長したあなたの姿を見て・・・もう、思い残すことは何もありません・・・。
ジ:いやだ―――そんな事は云わないで!!
折角君は・・・自分の罪を払拭したばかりじゃないか―――それなのに・・・どうして・・・
ア:・・・―――――・・・・・・・・
ジ:(?) ・・・そん―――な・・・ヱニグマ・・・?
〜〜・・・母上――――!!
〔本当に、残された最後の力を振り絞り、女皇は瞼を開くと―――我が娘の成長ぶりを見て安心し、最期の言葉を交わしました。
過去にはあんなにも憎み、互いを傷つけあった二人・・・
けれど、今世界(こんせかい)においては、ある人物の認証の下、互いが相互協賛者(アレロパシー)であることを確認し、共に歩み始めた・・・その矢先の出来事だったのに―――
女皇は、皇女に弱々しくも優しく微笑みかけると―――そのまま・・・
もう再び、瞼を開く事はありませんでした。
けれど、その直後―――〕
ジ:あっ・・・? この―――光は・・・?
あ・あっ―――アヱカの身体が・・・光に包まれて・・・
ヘ:おお―――女王様のご遺体が、天へ―――?
〔亡くなったばかりの女皇の遺体が、眩いばかりの光に覆われた・・・かと思われた途端、その光はまっすぐ―――天へ・・・
そしてそのまま喪失(ロスト)したわけなのですが―――
ならばアヱカの遺体は、本当に光に攫(さら)われて失(な)くなってしまったのでしょうか・・・〕