≪二節;姉妹談話≫
〔ところ一方―――場所が変わり・・・カルマでは。
このたびの敗戦の原因と責任を追及し終えたそのあとのコト・・・〕
ジ:―――お姉さま・・・
シ:デルフィーネかい・・・ご苦労だったね。
だが―――余り目立つような行動は起こすんじゃないよ。
ジ:判っています―――それより・・・
シ:ああ・・・どうやらシャクラディアの方角で、あの意思が完全に目覚めたようだ・・・
ジ:・・・大丈夫なのでしょうか―――あの子・・・
シ:あんたが心配する事じゃないよ・・・。
あの「性悪」だった存在が、あの子の「性善」に包まれて、その罪過と穢れを祓ったんだ。
それにね―――あの意思が、単独で起こしている行動についても、あの子のことを思ってのことなんだよ・・・。
ジ:・・・・・・・。
シ:ちょいと―――変な気を起こすんぢゃないよ。
あんたはただでさえ、あの子の下に駆け込んで行きたいと思ってんだから―――
ジ:〜〜ホンッッ・・・ト遺憾ですわ。
よもやお姉さまに復活させられたとあっては、云う事に従うほかないぢゃないですか・・・
ああ〜〜―――我が末裔ながら、とんでももったいない事をしでかしてくれちゃったもんだわぁ〜〜!
シ:そいつぁ〜〜残念だったね―――
でも、あの時式部殿がタケルの坊やを救わなけりゃ―――
ジ:判ってますよぅ―――
あの時・・・タケルという子を死なしてしまっては、この時代に大事な因子の一つが失われてしまう・・・
けどさぁ〜〜―――やっぱ私としては、愛しい愛しい女禍ちゃんの傍にいたいわけなのよぉ〜〜!!
シ:やかましい―――! 今更そんな贅沢を云うもんぢゃないっ!!
すまないよねぇ〜〜―――式部殿、この世では伝説に上がっているほどの「丞相」がこんなヤツでさぁ・・・
式:≪アハハ・・・いえ、ホントに―――≫
〔今更ながら云うまでもないのは、強大かつ強兵だったカルマをここまで衰退させたのは、シホ(ガラティア)とその一派・・・
それと、シホ(ガラティア)によって現世復活を果たしたジィルガだったのです。
しかも、この者達はお互いを「姉」「妹」と呼び合っていた―――・・・
そう、この二人―――いえ、女禍を含めて三人は、「姉妹」だったのです。
それにこのとき、この姉妹のうちでも年長である者であるガラティアからは、遠い過去において自分たちに仇なした者も復活した―――と、したのですが、
それがどうやら過去とは違っているかのような物の云い方に―――
しかし、それが本当ならば、アヱカらしき発光体がなした行動とは、一体何の目的でなされたのでしょうか―――・・・〕