≪二節;賑やかな毎日≫

 

 

〔それからというものは、もはやガラティアもこの二つの存在を束縛することなく、

また自らもこれから己の意思の赴くままに行動を開始したのです。

 

そう・・・前回からのお話しの発端は、まさにこの直後のことであり、

ジィルガが女皇の寝所や旧王族の墓苑に姿を現せたのも、そのことの表れでもあったのです。

 

・・・だ、としたら、他の二人はどこへ―――?

 

いや、それよりも―――・・・〕

 

 

エ:ああ〜―――っ!

ヱ:女禍様・・・に、丞相―――!

 

デ:あら、あなたたち・・・ヤレヤレ、女禍ちゃんとの再会に打ち震えるのもここまでか。

 

ヱ:丞相・・・―――

デ:ヱリヤ―――・・・

 

エ:ああん〜お師様ずっこぉ〜い! 女禍様に必要以上にくっついてるなんてぇ〜!!

 

ヱ:・・・ゴルァ゛―――シュターデン!! そこ違うだろうが!

エ:ほぇ? どこが―――どこが〜?

 

ヱ:どこが―――ぢゃないだろが・・・全く。

 

ジ:はぁ〜〜・・・・

デ:あれを見て、またこれから騒がしい毎日がくる―――と、云った溜息ね、今のは・・・

 

ジ:ああ・・・はい―――けど、ヱリヤと姉さんのやり取りだけならどこか殺伐とした雰囲気になりかねなかったのに、エルムのお陰でそれは中和されてしまった・・・

  これから―――また・・・あの賑やかな毎日が来ると思う反面、笑顔が絶えない日々が送れるものだ・・・と、そう実感してきますよ。

 

 

〔あの時―――女皇の寝所にいた存在から、不意に訪問した者のその後の足取りと、皇女がその時どこにいたのか・・・を教えられた時、

エルムはまづ何よりも先に、昔馴染みのヱリヤを誘(いざな)い、その場所―――旧王族の墓苑に足を向かわせたのです。

 

するとそこには、やはり―――・・・自分たちの盟主と恩師である者がおり、感慨一入(かんがいひとしお)となっていたのです。

 

そしてまた、あの遥かなる永遠の日々が―――喧騒に満ちながらも、どこか笑顔の絶えない・・・そんなほのぼのとした刻が紡げることを実感していたのです。

 

 

それはそうと―――・・・〕

 

 

ジ:・・・あ、そう云えば―――姉さん、他の人たちは・・・

 

デ:え? あ〜〜―――・・・そう云えば、各自、自由行動だったわぁ〜w

 

ヱ:(な゛?)・・・丞相―――そう云う事は・・・

エ:ナハハ・・・大騒ぎになってなきゃいいんだけどね〜〜。

 

 

〔そう―――第一に気に掛けなければならないのは、ジィルガが復活を果たしているという事は、 その他の二人 ・・・

取り分け、自分たちよりも高位の存在である「一番上の姉」―――と、「その高弟」・・・で、あったわけなのですが、

 

今のジィルガの証言をもとにすると、どうやら各自自由行動となっており、

他の二人がどこへ行っているのか―――ジィルガにしても、とんと見当がついてすらいなかったのです。〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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