≪六節;「味方」からの連絡≫
〔代わって、「巣」の内では、何かを待つヴァンパイア達の姿が。〕
ル:〜〜〜・・・。
ス:少しは、落ち着いたらどうなのだ・・・。
ル:す―――済みません・・・けれども、あの人からの連絡を受けるまでは・・・
ス:初な事は、「悪い」・・・とはでは云わないが、あまり良くないことだぞ。
それに・・・私への当てつけのつもりなのか、マグラよ。
エ:ウ・ン―――?
ス:惚けるな。
こちらのフロイラインは、私の若い時の容姿そのままではないか。
それに―――・・・
エ:フフ―――まあ、良しとしようではないか。
実際あの頃の汝も、初で可愛らしかったのも事実・・・なのだからな。
ス:ふざけるな―――
ヨ:あ、あの〜〜―――
セ:悪いのな、うちの親父の趣味に付き合わされて・・・
ス:ああ、全くだ―――こんな悪趣味に付き合わされたのでは、溜まったものではない!
だがな、フロイライン・・・一つだけ云わせてもらおう。
そんな年頃の私でも、「ウィドウ」の連中には、大いに恐れられたモノだからな。
エ:その辺で勘弁してやってもらえないか。
余も、このような事態は想定していなかったのだ、あの女が、リッチーからの命により、余のしている事の手助けをするなどと云う・・・な。
それにラゼッタよ、汝も、あの女に云いたいことが儘にしてあろう。
だからこそ、汝を余の人差し指として召喚してやったのだ。
ス:それが余計な御世話だと、ナゼ気付かない―――!
あの女のことは、もう忘れたいと云うのに・・・!
大体貴様は―――
〜♪〜♪〜♪
エ:フ・・・どうやら噂をすれば―――だな。
〔「巣」内部では、やはりどこかピリピリとしていました。
その原因も、スターシアがエルムドアの人差し指として召喚されて以来、薬指のルカが、気も漫ろで落ち着きがなかったから。
元々彼女は、三人兄弟の内でも「しっかり者」で、機転もよく回っていた方―――だったのですが、どこかここ最近は、ユリアやスターシアに心の内を掻き乱されっぱなし・・・
その様子をスターシアから指摘され、返事も「しどろもどろ」とあれば、指摘をされる格好の機会を与えていたようなものだったのです。
そんな事で、またもや旧知の間柄との間で、云い合いになりそうになったところ、ある者からの連絡のコールが・・・
それを取り次いでみたところ、この策略を導き出した人物から、「計画」の実行日時が示されるものだったのです。〕