≪16章≫

 

 

【今回語られる存在】

今回から語られる存在こそが、これから多かれ少なかれ女禍たちの組織【フロンティア】と対立を顕在化させていく組織・・・

その別名を、その組織を統括していたある存在を誇示したような呼称・・・

〜黒衣の未亡人〜

=ブラックウィドウ=

であるという―――

 

しかも、この悪辣なる組織を統括している者が、この組織とはどう考えても似つかわしくない存在・・・

曰く―――常に黒き衣を身に纏い、不必要な艶香を醸し出している存在・・・

かの者の美徳とは、“奪う”ことにあり、その手段は問わない・・・

いや、むしろ甚だしく抵抗を試みてくれることが、かの者にとっては快感なのであり、

それでも、彼女の欲求は充たされぬままだったという―――

 

その彼女こそ―――・・・

 

 

【“純然たる悪意を持つ、誰でもない者”】

その存在の出自は判らない・・・ただ、妖艶なる女性―――であるとしか・・・

人前では決して見せない猥らなる笑い・・・

彼女がその“含み笑い”を見せたときは、この宇宙にある、彼女の欲望に見合った何かが消えるとき・・・

 

そして―――決して出会ってはならない者同士が、期せずして一つの惑星を巡って相対峙してしまった・・・

 

“決して出合ってはならない者同士”・・・どうして、彼女と女禍が出会ってしまってはならなかったのか―――

そのことは、これから追々にして語られていくことになるでしょう・・・。

 

 

【その者―――『ヱニグマ』なる者の容姿】

ン゛〜〜―――なんだか、これと同じような表現を、このお話しのどっかで見たような気がする・・・

と、云う読者諸兄へ―――まさにその通りです。

 

そのことについては、ただいま進行中でありますので、もうしばしお待ちいただけたら―――と・・・

 

 

【物持ちがいい女禍さん】

この惑星で唯一信用が出来る人に贈り物をしたところ、

実はその贈り物は女禍が長年愛用していた衣服だったことが判明した―――

 

確かに見かけは上等な生地だったけれども、目を凝らしてみればところどころが解(ほつ)れており、

けれども、それは女禍が大切に物を扱っていたことも判るに至り、ブリジットは素直にお礼を云うことができたのです。

 

 

【とても心配性な次姉】

・・・まあ、云い方を代えれば、それだけ女禍さんを可愛がっていたことの裏返しでもあるんだけれど、

女禍本人にしてみれば、『もういい大人なんだから・・・』と、半分嫌気がさしていたようではある。

 

 

【女禍のお休み】

“お休み”―――と、一応銘は打ってあるけど、その実それは調査を兼ねた旅行であった・・・と、云うこと。

その証拠に、行き先も観光が目的としてあるところではなく、どうしてこんな処を訪ねたりするのか―――

と、思われるようなところを、時間の赦す限り、それも自分の足でたずねたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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