≪七節;“ある意味”での決着≫
〔その一方で―――火花を散らしているマキと熊狗は・・・〕
マ:ぃい―――やッ!ちょいや〜〜―――っ!!
♀:(むう―――っ??)ヒューマンにしては・・・中々にやる!!
マ:はんっ―――☆ シューマイだか、ギョーザだか、なんだか知んないけど、
人間様をバカにすんじゃあないやいッ!☆
♀:(この者・・・言動が、余りにお館様に、似過ぎている?!!)
ん―――??(あの地点より、急激に遠ざかる意識―――)
まづい・・・またどこかへ行かれようとしていらっしゃるのか―――
止むを得ないな、ここも早々に切り上げねば―――・・・・
マ:な・・・何またぶつくさ言ってんだぁ〜?こいつ・・・・
♀:(ふふ―――)こちらも、余り手荒なことは支度しないのだが・・・止むを得まいよ―――
と、こういうことさ・・・(二・・・)
〔その魔獣;熊狗は、その時なにやら怪しげな笑いを浮かべていた・・・・。
その―――六つの刻が過ぎ行きしころ・・・いつしか雨も止み―――
相手方が争わずに、向こうの方から退いてくれたので、件の家まで引き返していたナオミは・・・。〕
ナ:(ナニやってんだ?!マキのヤツは・・・
早くしないと、あいつ・・・=鳳=とコンタクトできやしない――――)
――――まさか、あいつ・・・・
〔二刻経とうが―――三刻経とうが―――・・・一向に還ってくる気配のない仲間の一人に、あらぬ心配をしてしまうナオミ・・・。
そこで彼女は、一晩泊めてもらった家の主の老女に、“もし・・・行き違いで、ここに戻ってきたら、自分はハイネス・ブルグに行ったと伝えて―――”
と、言い残し、その家を後にしたのです。〕