≪七節;切ない “人” への想い・・・≫
〔でも、ちょうどその時、そこにいた姉妹のうち一人が・・・〕
コ:<女禍さまぁ〜っ! 泣いちゃダメですみゅ〜〜―――!!(えぐえぐ)>
ア:<え・・・・>
あっ――――、ご、ごめん・・・ちょっと昔の事を思い出してしまって―――
びっくりした?
ホ:え・・・う、うん―――
ア:それより・・・ちょっと変なことを言ってしまったようだけど、余り記にしなくていいよ。
王子様にはとても難しい事だから・・・ね。
ホ:・・・うん、判った。
〔奇遇にも、今回連れてきたコみゅが、主の微妙な変化を覚り、貰い感動しながらも合いの手を入れてくれたことで、
ようやくに我を取り戻す事が出来たようです。
そして、場を取り繕うために、またも苦し紛れの言い訳をしてしまうのですが・・・
幼い王子様も、幼いなりに場の空気を読んでくれたのか、その日にあったことは、母親のリジュにも話さなかったようです。
でも―――・・・〕
ア:(女禍様・・・あんなにも哀しげに力説されるお姿・・・初めてですわ―――
それに・・・またも出された『お姉様』の存在―――・・・
一体―――古えの昔に、この方に何が・・・)
〔現在(いま)の世で、“皇”とその存在を同じうしているアヱカは、『人と人とが争う』という・・・
いわば不条理なことをといて見せた、古えの仁君の存在に、
第一の民の事を思ってやれるからこそ仁君なのだ・・・と、そう思いもし、
また―――その切なさに、何か余程の事が古えにあったのだ・・・とも思うようになったのです。〕
To be continued・・・・