【補章―――;14年前・・・そして、総ての始まり】
≪一節;義姉と、義弟≫
〔ここは、ガルバディア大陸の西に位置する“列強”の『ラー・ジャ』、その衛星都市の一つである“クメル”という街。
ここには、代々より、この国の王を、軍事的にも、政治的にも支える、“軍師”の住まいがあったのです。
そして―――ここには、これからのお話しを進めていく上で、欠かせる事のできない、人物が二人―――・・・
一人目は、この国の――巫女――にして、“才女”の誉れ高き女性・・・・
その当時をして、『女禍の魂』を有する人物として知られていた
ジィルガ=式部=シノーラ
そして、もう一人は、齢10歳にして、この国に伝わる“宝刀――緋刀・貮蓮”(ひとう・にれん)に認められ・・・
この才女の義理の弟であり、その当時をしての『大老』の直接的指揮下に置かれ、かつ補佐役としておかれていた『老中』で・・・
しかも、やはりこの国での若者の憧れの的であった、『女禍の魂』を有するものをお護りする『清廉の騎士』でもあったという―――
タケル=シノーラ
〕
タ:姉ちゃ~~ん―――!!
ジ:どうしたの―――タケルちゃん・・・。(うふふ・・・♡)
タ:ほらっ―――これ見て!
ジ:まあっ―――コットン・ノギク・・・これを、私に?
タ:う、うんッ―――そうだよ・・・(照赤)
ジ:そう―――有り難う、タケルちゃん・・・。(抱きっ♡)
これからの物語りは―――
実に仲の良い
この義理の姉弟を襲った
ある悲劇・・・
だったのです。