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（一方その頃、ハンター一人と、見習いの者三名を引き連れた、ヱルムは・・・・）

 

 

ヱ：ここのようですね・・・。　　いいですか？皆さん、レブナントや、コープスというのは、元々　屍　ですから、

　　“聖”や、“炎”の属性というのに弱いものです。

　　ですから、学院の時に習った、『相手の弱点属性を突く』というのをやってごらんなさいな。　分かりましたか？

 

 

見ｘ３：はぁ〜〜〜〜い。

 

 

ヱ：（ん、もう！　生返事を・・・）　はい、それでは始め。

 

　　しかし・・・・（はぁ・・・）　あの程度で“よくできるほう”・・・とは・・・。

 

 

　　あんっ！もう、なにやってんのよ・・アレじゃあ、連繋も何もあったものじゃあ・・・。

 

 

 

（そのうち、そのパーティ（ハンター１：見習い３）は、お互いがどんどんと離されていき・・・・）

 

 

ヱ：あぁ〜〜あ・・・・見てらんないわ、見事あちらさんの術中にはまっちゃって・・・・。

 

　　（気を・・・・取り直して！！）　では、この私が相手です！　どっからでもかかってらっしゃいッ！！

 

レ：フヘヘへ・・・・う、美しい女だあぁ・・・・・

コ：グヘへへ・・・・こ、殺して死肉を喰らいつくしてやるうぅ・・・・

 

ヱ：（あ゛あ゛〜〜　んもう！＃　同じセリフを毎回毎回！＃＃）　出でよっ！　『封鞭』！！

 

 

レ：の、のにぃ〜〜？フ、封鞭ン〜〜？

コ：ホ・・・ほれじゃあ・・・こいつわ、もしかして・・・“ヴァンパイア”のぉぉ・・・？！

 

ヱ：そうよっ！＃　なんか文句でもあんのっ！

 

コ：フンじゃあ、オレ達　屍人　とおんなしじゃんかぁぁ・・・！

 

ヱ：（ブチッ！＃）　だぁぁ〜〜ま・・・らっしぇぇ〜〜いっ！＃　あんたたちみたいな、下等な存在と、一緒にすんじゃあないわよっ！！

　　さっさと終わらせるわよ・・・　喰らいなさいっ！

『インフィニティアー・サーペント』！！

 

レ：ぐ・ゲへえェ〜〜〜・・・・・

コ：ひょンゲえぇ〜〜・・・・・

 

 

ヱ：（フンッ！）　全くもって、他愛のない・・・・。

 

 

見：ヒュ〜〜！　さぁっすがは長老様っ！

ハ：まだまだ現役っスねー？

 

ヱ：（イライライラ・・・・）　はぁぁ・・・いつも私が、この子達の代わりをしてしまうから、この子達がいつまで経っても成長しないんだわ・・・・

 

 

（と、ヱルムが油断をしたその途端！　背後から、その気配を悟られる事なく、　魔影『クリープス』が！！）

 

バシ・・・・ッ！                                                                          

どさ・・・っ

 

ヱ：あうっ！！？　（し・・・しまった！この技は・・・！！）　こ、今回の一件は・・・ひょっとして？！

 

ク：ぐっはっはぁぁ〜〜！とったりぃ！　ヴァンパイア・ヱルム！！

 

 

（突如として、ヱルムの足元をすくい、倒れたところを襲いかかろうとしたのです。

そして、誰もが　もうダメ、助からない　と思った・・・・その時！！　はるか上空から、呪文の詠唱と共に、人影が！！）

 

 

炎の働きよ・・・刃に宿れ・・・・

『プロミネンス・ディスペンサー』！！

 

 

斬ッ！！！

 

 

ク：グッはぁぁ！！ヤロウ！何しやがる！！

 

？：それはこっちのセリフだぜ！！　てんめぇ・・・こんなとこで人を襲って何するつもりだったんだ！！

 

 

見：あっ・・・あれは・・・・

見：私達と同じ、ハンターの装束・・・・？

見：でもぉ、なんだか・・・・ズイ分とボロッちぃですねぇ。

 

ヱ：（はっ！　あれは・・・・大剣『グラム』・・・？）　まっ・・・・まさか・・・？

 

？：うん？（チラ・・）　あ・・・・っ！

　　おい・・・・おめぇに一つモノを尋ねたい事がある・・・・正直に話すんだ、いいな・・・。

　　おまえ、今こいつに何をしようとした・・・。

 

ク：はっ！決まってるだろーが！！　裏切り者には制裁を・・・というヤツよ！

　　それになぁ・・・そいつは　人　じゃあないんだぜ・・・オレ達と同じ屍人、『ヴァンパイア』なのさ！！

 

？：ほ・ほぉ〜〜〜う、なぁら、何をヤっちまっても構わないだと？（フン・・・）

じゃあ決まりだね、こいつはねぇ・・・・私の大事な友なんだよ、そいつを殺（や）ろうなんてなヤツは・・・・

 

ク：お、おい！！ちょっと待て！！　そ、そいつは人じゃあないんだぜ？！

 

？：あぁ〜〜〜、分かってるさ・・・

ガッ！

（その者、やにわに自分の纏っているハンターの装束、そのフードの部分に手を当てがい・・・・）

 

？：この私も、今じゃあ・・・・

ググ・・・・ッ              バサッ！

（それを取り外す・・・・するとそこには・・・！）

 

ア：“人”じゃあないからな・・・。（ニッ）

 

ヱ：（ああっ！）や、やっぱり・・・・アダナさんッ！！

 

 

見：ええっ？！

ハ：すると、あの・・・・“リッチー”の？？

 

 

ア：へっ！なにやってんだい！ヱルム！！　こんなヤローに、手こずるなんてよぅ。　　らしくなんかないぜッ！

ヱ：なっ！何を言っているんですっ！　い・・・今から反撃をするところだったんですよっ！！

 

ア：フフフ・・・まぁ、今となっちゃあ、そんな事はどうでもいい事だ。

　　おい、お前・・・・これは私からの、ほんの挨拶代わりだ・・・・ぜッ！

 

ク：ぐ・・・ぐぬぬ・・・リ、“リッチー”に、“ヴァンパイア”！！　裏切り者共が、揃いも揃って・・・！！

 

ア：てめえみたいな低俗な存在に、言われたかぁないね！！　こんのど畜生が！！　　消えなッ！！

『ディグニティアー・ケネム』！！

 

　　はっ！全く手ごたえのないヤローだぜ・・・。

 

 

（アダナ、かの魔影を得意の三連殺、『ディグニティアー・ケネム』にて葬り去る。　もちろん、完全なる圧勝・・・です。）

 

 

 

 

 

 

 

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