<弐>

 

婀:さぁて、お次に、これで髪をとかして・・・・あぁ・・・な〜にをしておるのですか。

  姐上をよく見ておいでなのでしょうに・・・。

 

お:だ・・・だぁって〜〜、あの人の髪、やたらとありまくるじゃんよぅ、おさげつくるの・・・楽でないっしよ・・・。

  これ・・・切ろっかなぁ・・・。(ぼそ)

 

婀:なッ!何を申されておるのか。 それなくしては、姐上ではありませぬではないですか。

お:(あ゛〜あ゛〜〜、ンもう・・・女がこんなにも大変とは、おもわなんだよ・・・・)

    ・・・・に、しても・・・その辺、男は楽よねぇ〜〜。

 

 

(何とステラ、おひぃさんの最大の特徴である、あの尻尾のような二本のおさげを、切ろうという暴挙に出ようとします。

(なんとも・・・罰当たりな・・・(―フ―;;)

しかし、それは婀陀那さんによって阻まれたようで・・・

 

そしてその後・・・)

 

 

婀:ほれ・・・寝言をいうておらんと。 さ、次はお召しかえですぞ。

 

お:あ〜〜ッと、服・・・ってぇと、どれだっけ??

 

婀:(キッサッまというヤツはぁ〜〜ッ!#)(プルプル・・・)

  姐上は、いつも和服だったではないでっすかっッ!! 一体あなた様は、何を日頃見ておるのですかッ!!#(ぷりぷり)

 

お:へッ?!何を・・・って、そりゃ〜季節のうつろい・・・・

 

婀:(ムッかぁッ!)ふんぬ゛うぅっ!##(ぶぅぅん・・・)

お:で・・・っ!あ゛あ゛――ッ!ち、ちょい待ちっ!

 

婀:(はっッ!)し・・・しもうた・・・妾ともあろう者が・・・

  中身は違えども、容姿は姐上に、手を上げようとしておったとは、なんとも恐れ多い・・・。

 

  もう・・・いいですから・・・・(ごそごそ)  これを着てくだされ・・・。(==ll;;)

 

お:すまんねぇ・・・婀陀那っち・・・。

婀:(トホホ・・・この先、どうなる事やら・・・・)

 

お:おホッ!ひぃちゃんたら、寝るとき ぶら つけてないんやん?!!

婀:あ゛っ!ぐぉら゛っ! 何をしでかしとんのぢゃっ!お主はっっ!!##

 

お:あっ!ちょ・・・ちょっと待って!!これ・・・って、不可抗りょ・・・・

 

ちょっぷ!−☆

 

お:いっ・・・いってぇ〜〜・・・。  し、しようがないじゃんよぅ・・・。

婀:(い・・・勢いとは言え・・・) や、やってしもうた・・・。(=x=ll;;)

 

 

お:これが ぶら ・・・っで、へっえぇ〜〜、ひぃちゃんって、 F なん??

婀:・・・・・。(―_―#)(←あへて聞かぬフリ・・・(^^;;)

 

お:これを・・・ここへ、こうやって・・・・と、できた!

  ヤレヤレ、ようやく終わり、さて、朝飯にでもすっかね。

 

婀:残念ながら、朝食は抜きにございますっ!##

お:え゛っ・・・?なんで・・・・どして? 朝抜くと、力でんよ??

 

婀:仕方がないでございましょうがっ!! こちらとて、めいいっぱい余裕を持ってきたのに・・・お陰で、見なされ!時間のほうを!!

お:ああっ!!もうこんな時間? ヤッバ・・・そいやぁ、今日畑のほうへ肥料をやる・・・って言う約束・・・

 

婀:はあぁ?  畑?肥料??(約束・・・???)

お:(あいぃ・・・っ!し、しまっ・・・)あ・・・い、いゃあ〜〜〜何でもぉ???(^フ^;;)>

 

婀:・・・・・。(じとぉ・・・)

お:ぁ・・・・ぁハハは・・・。(^フ^;;A)

 

:・・・・まぁ、よいわ。 さ、龍皇に乗って下され、これから飛ばしますぞ!?

お:『龍皇』??何?それ・・・・

 

 

(髪を切るだの、切らせんだの・・・・ぶらがつけてるだの、つけてないだの・・・飯を食うだの、食わせんだの・・・・

と、いつも以上にドタバタしながらも、おひぃさん(ステラ)と、婀陀那、ご出勤までこぎつけたようでっす。)

 

 

お:オォ・・・ッほ!こぉれがひぃちゃんの・・・

婀:そうでございます。 ですから、はようお乗りくだされいっ!

 

お:へぇ〜い、へい。 ・・・・ンにしても・・・・派手やねぇぇ・・・。

婀:だったれば、お主一人で徒歩(かち)になさいますかっッ?!

 

お:そのほうがええかね?

 

婀:(ムッッ!##)つかまりなされいっ!トバしますぞっ!!

お:ヒャああぁ〜〜?!

 

ヒュオォ〜〜〜〜ン!

 

 

(婀陀那さん、何にむかついたのでしようか。 車を急発進させたようでっす。

 

ところ・・・・で、あの人は・・・?というと・・・)

 

 

ス:・・・・・・。(゜フ゜ll)~゜ (わたくちはだぁれ・・・?ここは・・・・どこ??)

 

 

(全くもって、進展はない模様でありまつ。(^^;;)

 

それはさておいて、あの二人、飛ばしに飛ばして、何とか間に合ったようでございまして・・・・)

 

 

お:(へぇ〜〜え、こんな時間に出てくるなんて・・・・めっずらしぃ事もあったもんよねぇ・・・。)

    ・・・・・ぅわっぷ?!

 

ばいぃ〜〜ん

 

お:ど、どしたん?婀陀那っち、急に立ち止まったりなんかして。

 

婀:(じろぉっ!) よろしいですか、社主殿。 あなた様には、否が応でも、今日一日姐上になりきってもらいます。

  故に・・・少しでも、姐上の人物評価、貶(おとし)めるような言動があった場合には・・・・

わかっておりましようなぁ?(コキン・・・コキンッ!−☆)

 

お:えっッ?!ど・・・どうなんの???

 

ド・ゴォォ!                         

パラパラ・・・・

 

婀:こう・・・・するのでございまするよ・・・・(ふはぁぁ・・・・) P(*フ*)

 

お:(かっ・・・壁に穴・・・!(−フ−;;) よ・・・よぅ肝に銘じときやス・・・。

 

 

(なぁ〜〜ルほど、つまりさきほどは、歩きにした場合、確実に遅刻する事がわかってたから、

そゆマイナスになる事は避けたかった・・・・ってワケですね?

 

・・・ンにしても、鉄拳制裁・・・とは・・・・(−フ−;;)

 

ま、まぁ・・・とにもかくにも、その他の皆たまも、ご出勤のよーデス。)

 

 

サ:よぅ、おっはよーさん。

お:はぃ、おはようございます。

 

サ:・・・・んん?あれ??? なんか・・・あんた、感じ変わってないか?

お:へぇっ?!  おっ・・・・おほほほほ、何をおっしゃいますやら。  ほほほ・・・

 

サ:ふぅぅ〜ん・・・・あっ、そう・・・。(・・・・っかしぃなぁ・・・)(ぽりぽり)

 

お:(うぇ゛ッ!キモイ・・・こりじゃあ、まんまカマじゃあねぇっしかよ。)

 

 

J:おっはよ〜〜ごぜぇまぁ〜〜ッし! あれれッ?おひぃさん、珍しいっしねぇ。

お:はい、おはよー・・・って・・・はぁ?な、何が・・・ですの??(ギクッ!)

 

J:いゃあ・・・自分から進んで、玄関の掃き掃除・・・だ、なんてねぇ。

お:あっ!あぁ!そりゃーあれ・・・・で、ごぜいますわよ。 わたくし、だって一応はここの職員さんなんですし・・・ね?

 

J:はぁ〜〜〜〜ン、ま、それもそうにゃすね・・・。

お:(ほひぃ〜〜たぁすかった・・・・)

 

 

コ:あっ!おひぃさん、おっはよーございま〜〜みゅ!

乃:・・・・・はよーみぅ・・・・・。

お:あらあら、お元気のよろしい事ですわね、コみゅちゃん、乃亜ちゃん。

 

コ:はーい!ですみゅ! あっ、そうそう、ほら、見て見て?

  これ・・・今朝、お稲荷さんから来る途中で、見つけたもんなんみゅよ?

 

お:どれ? あら・・・・へぇ〜〜もうアゲハの幼虫が・・・。 ちょっと、見せて?

 

乃:(・・・・あっ、この前青虫見て キャーキャー 言ってた人が・・・・)

 

お:ふぅ〜〜ん、これはねぇ、キャベツや、きゅうりでなくて、カラタチや、ミカンの葉をやるといいんだよ?

コ:(えっ?!) ど・・・どしておひぃさんが、そんな事知ってるのみゅ??

 

お:え゛ッ?!(し、しまっ!) そ・・・そりゃあ・・・・アレだ・・・わよ、し、小学校の理科の時間に・・・ね?

コ:ふぅぅ〜〜〜ん・・・・。

 

お:あっ、あっ!い、いけない。 こんな事をしてられないんでしたわ? し、仕事、仕事・・・・(^フ^;;)

コ:・・・・・・みゅ?

 

 

臾:おっはよーありやーっす。

お:はいはい、いつも元気のよろしい事ですね、臾魅ちゃんも。

 

臾:はぁ?はあ・・・・。 なあ、ひぃさん?

お:はい、なんでしょ・・・。

 

臾:・・・・・。(んじぃぃ〜〜)

お:(お、おっと・・・) あ、あらやだ!臾魅ちゃんたら、わたくしそんな気、全然ないんですのよ?

  (うげぇ・・・・)

 

臾:はぁ〜〜〜ほうでっか・・・。(ポリポリ)

 

お:(ぅっへぇ〜〜い、キモッ! ワ、ワシ・・・こんなんで、今日一日大丈夫なんぢゃろか・・・)(−フ−;;)

 

 

(ま・・・まぁ、出勤してきた皆が皆、早速疑惑の眼差しのようでっしが・・・・ホントに大丈夫なんじゃすかね?

と、それはさておき、始業のベルが鳴り終わりまして・・・(まぁ当然の如く・・・)

 

 

サ:おっ!スーさん、まぁた遅刻記録更新だよ。

:あぁ〜あ〜かあいそうになぁ。 なんやったら、うち身代わりになってもええねんやけど・・・

J:命あってのものだね、だすしねぇぇ〜〜。

 

婀:・・・・・・。

 

お:ま・・・まぁ〜まぁ、あの人の事ですから、何か考えあっての事、なんでしょうし・・・

 

サ:はぁ?なんか・・・あんた、今日すっごいスーさんの肩持つのな?

 

お:え゛・・・・え゛え゛え゛?!

 

臾:そやんなぁ、日頃蹴りや突きの二・三発はかるぅ入れはるお人が・・・めっずらしい事もあったもんですわ。

 

お:・・・・。(じ・・・じぃまっだあぁ゛〜〜)(゜ロ゜;;;)

  はあぁぁ・・・い、い、いへ・・・あのぉ・・・そのぉ・・・こ、これにはぁ・・・・

 

J:あっれれ〜〜?今日おひぃさんなんか変だにゃ〜? 昨日、もしかしてステラさんとなんかあったとか??

 

お:うぎぎ・・・(ど・・・ど〜しよ〜〜婀陀那っち・・・・)(チラ)

婀:(ヤレヤレ・・・) これ、皆の者、ムダ話もその辺にして・・・。 さっさと仕事にとりかかれられよ、もう始業しておるのじゃぞ?

 

サ:ヘぃへい・・・・。

臾:うっへぇ〜〜い。

 

J:はぁ〜〜〜い・・・。(にゃそ)

 

 

(まぁ・・・済んでのところで、婀陀那さんに救われたおひぃさん(ステラ)。

なのですが、約一名ほど、どうやら今回の異変に感づいたよ〜でありまつ。)

 

 

 

 

 

 

 

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