<参>

 

(ところで・・・今日のお仕事のほうは??)

ドサ・・・ッ!

 

 

お:(うえ・・・)な、なに・・・?これ・・・。

婀:決まっておろうが、お仕事ですじゃ。 これら、皆、今日中に決済して下されよ。

 

お:・・・・って、これ、全部ワシの仕事ぢゃんよ・・・。

婀:トーゼンでございましょ〜が!あんたが日頃怠けておらなんだら、これだけの量は溜まりませぬよ。  自業自得ですぢゃ!

 

お:(な・・・なァ〜ンも、変わってへんやン・・・) はぁ〜〜あ・・・気が遠くなるぅぅ・・・・

 

婀:それと、Am10:00には、F製薬の取締役との会合がありますから、その時には、また迎えに参りますよ。

お:でえぇ〜〜〜ッ?! F製薬 ・・・って、あのぉ〜〜?

 

婀:何か・・・不都合な事でも?(じろ・・っ)

お:あ・・・・あすこのオッちゃん、スケコマシで有名ぢゃんよぉ・・・。

 

婀:仕方がないでしょが! 先方が、どうしても・・・と、そういうておるのじゃから!  では・・・失礼。

 

 

お:(は・・・・はあぁ・・・・)ぜ、前途多難・・・。(―フ―;;)

 

 

(婀陀那さん、やるぅ〜〜。 ステラ(本人)が、日頃やり残してた・・・って言う、書類の決裁を、おひぃさん(ステラ)にやらせるだ・・・なんて。

 

しかも途中で、エロおやじ・・・・じゃなかった、とある製薬会社の重役との会合をも、付き合わさせる・・・だなんて。

まぁ、考えてみれば、おひぃさん(本人)は、日頃こんな事を、こなしていたわけであるのでして・・・・

 

と、ところで、この・・・・今の彼女達のやり取りを見てて、(薄々感づいた)あのお人は・・・?)

 

 

J:ねぇねぇ・・・ちょっと、見て見て? おひぃさん・・・ステラさんの、やり残したの・・・やってあげてるようだじょ?

 

サ:はぁ??冗談ブッこけよ、何であいつがスーさんの・・・って、おぃありゃあマヂか?

臾:はぁ゛〜〜かなわんなぁ〜。 日頃けなしとる・・・っちゅーても、いざとなったら・・・でっかぁ。

 

 

(皆さんッ!そりゃー大きな誤解だって!!(^フ^゛) あいつは自分のを、自分でやってるだけなんすから!(ただし、外見は違いまっけども・・・)

 

しかぁ〜〜も、まだまだあの人の攻撃は続く・・・のであーりまして。)

 

 

J:(にっしっしっ) ねぇねぇ、ステ・・・・おひぃさん。 すこぉ〜しばかり、手伝ってあげましょか??

お:えっ?!まぁ・・・そらー嬉しいですけどもねぇ。 これ、わ〜〜・・・・たくしのお仕事なんざんすので・・・おほほほ・・・・

 

 

J:(おんやまぁ、ズイ分と無理しちって・・・・かっわゆいんだぁ〜〜)(くぷぷ・・・)

  ねぇ、ねえ、んじゃあさ、お茶でも淹れてあげるよ、ステ・・・・おひぃさん。

 

お:あ・・・・でも、今は遠慮しときまふわ・・・。

J:まぁまぁ・・・そーおっしゃらずに。

 

  はい、どーぞ。

 

お:あっ、それじゃ・・・

J:うわぅ!

ばちゃ!

 

お:あっつぅ!

 

J:ああ・・・っ!ご、ごみんなさぁ〜〜い! ついついうっかり・・・お着物汚しちったよ・・・。

お:いえいえ、いいんですのよ・・・それより、お茶のほう、かからなかった?

 

J:はい・・・でも、折角のお着物が・・・

お:そうねぇ〜〜・・・・仕方ない、ここにあるもん、探して着てますわ。

 

 

(見ン事(?!)Jokaちんの奸計に、はまったようでして、着替えを余儀なくされたようでし・・・

でも・・・・この社屋にある・・・・といったら・・・・)

 

 

お:はぁ〜〜・・・ぢゃーぢに割烹着・・・ま、しゃーないね?とりあえずは両方装備しといて・・・・。

  流石に、下着姿でおるわけにもイカンだろし・・・。

 

 

(んでもって、着替えの完了〜〜)

 

 

サ:・・・うんっ?!  (ブッ!)おっ・・・おひぃ・・・おめぇ、オレら笑かす気かぁ??!

臾:ぢゃーぢにカッポ−って・・・趣味わるぅおまっせ??

 

お:え゛ッ?!でっ・・・でもぉ・・・これしかなかったんですし、いいぢゃない、これでお外に出るわけでもなし。

 

  はぁー、それより・・・ようやく3/1終了・・・ッと。 あ゛―でも、まだ あと3/2あるでよ・・・(ぐてぇ・・・)

 

臾:なんやったら、うちら手伝うてあげましょか?

 

 

お:あぁ・・・いい。  それには、およば・・・・・ないわよ。

  これ、皆 わたくしのお仕事ざんすから・・・。

 

 

 

コ:あっ!おひぃさーん!

お:はいはい・・・・どうしたんですの?こみゅちゃん。

 

コ:カラタチとか、ミカンの木・・・ってどこにあるのみゅ?

お:あぁ、あのアゲハさんの幼虫の事ですね? そうねぇ〜〜、カラタチの木はともかく・・・

  ミカンは、わ・・・(っと・・・)わたくし、知りませんのことですよ?のほほほ・・・・。(あぶねーあぶねー)

 

 

(なんとも、まぁ、済んでのところで、『ワシの畑の隣に、ミカン畑はあるでよ?』と、言いそうになるおひぃさん(ステラ)。

そして、丁度それを目撃していたあの人は?)

 

 

J:ちっ!(スカッ) あと、もうちょいだったのにぃ〜〜!

 

 

(あんた、なに企んでんだか・・・(―フ―;;)

 

 

サ:でも、それよりさぁ、おひぃよ、おまえ確か 虫 とか苦手じゃなかったか?

臾:えっ?!ほーでしたんか?

 

サ:ああ・・・大体先だっても、キャベツにくっついてた青虫見てキャーキャー騒いでたじゃんよ。

 

お:(はわ・・・そいやぁ、んな事もありましたっすねぇ・・・。)

  いやっ、あのーその・・・つまり、アレですよ、得手もありば、不得手もある・・ってね。

  わたくし、ムカデは嫌いなんですのよ?

 

サ:はぁ〜〜、そりゃーまぁ、オレだってあんなの好かねえけどもなぁ。

臾:そーそー、そいやあ、うちナメクジ、いややねんなぁ。

 こないだも、ブロッコリーと、一緒に茹でてもーてん。 いや〜、ありゃあサイアクやったわー・・・。

 

お:ほほ、そうなんですの。(・・・って、何で虫の話題で、盛り上がってんだか・・・(― ―;;)

 

 

(いや、ホントに。(―フ―;;)

とっこっろっで〜〜?何か忘れてまへん?  もうすぐ、11時ですよ〜〜?)

 

 

婀:ただいま戻りまし・・・(ブッ!!) あ・・・姐上??い、いかがなされたか、その出で立ちは!?

お:えっ?!ああ、これ?こりゃーしようがないんですのよ・・・。

 

婀:(しようがないじゃあるかい!ボケェ〜〜!!##)(ワナワナ・・・)

  あ・・・姐上〜〜?ちょ・・・ちょっと、こちら(応接室)に・・・

 

お:へ??あ・・・はいはい。

 

 

(婀陀那さん、おひぃさん(ステラ)を応接室に・・・・)

 

 

婀:ど〜〜ゆうつもりか、お主・・・。(ギロッ!)

お:え゛ッ?!だ・・・だぁってぇ、こりゃ事故だもんよ。

 

婀:ま・さ・か、その格好で、今日の会合・・・こなすつもりではなかろうのう。

お:・・・って、まあ・・・多分服乾いてないんだろーし・・・。

 

婀:・・・・・。(ふむ) 今からでも遅くはないか・・・、では一端、姐上のマンションに引き返しましょう。

  そこで、即行で着替えじゃ!!

 

お:え・・・ッ、でも、それじゃあ時間にゃ間に合わ・・・・

婀:日頃遅刻されておるお方が何をいうておられる! 待たせても、せいぜいが5分か10分じゃ!!

  問題のうちには入りませぬよ・・・・さ、それより行きましょうぞ!!?

 

お:ち・・・遅刻言うたって、ワザとじゃないんだし・・・・(ぶつぶつ・・・)

 

婀:なぁにをまたぶつくさと・・・ほれ!行きますぞ!!

お:へへ〜〜〜い。

 

 

(何とか、F製薬との契約を、すんなりと済ませたい考えで奔走する婀陀那さん。

おひぃさんのマンションへも、F−1でラップを取れるくらいのタイムで戻り、着替えも、トップ・モデル顔負けの、マッハの着替えで済ませ、

何とかF製薬へ・・・・(^フ^;;)>)

 

 

 

 

 

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