<弐>

 

(それはさておき、その日の終業時間間際に、どこかへ電話をかける婀陀那の姿が・・・・)

 

 

婀:うむ、そういうわけじゃからな、今日は外泊する運びとなったのじゃ。 そう、父上にも伝えておってくれ・・・・では。(チンッ!)

 

お:あれ?どこへかけてたんすか?

婀:ぅン?いや・・・・なに、何でもありませぬよ、姐上。

 

 

(・・・・・と、いうわけで・・・・(どういうわけだか・・・(^^;;)終業時間)

 

 

サ:ふぅ〜〜、ヤレヤレやっと終わったぜ。 どうだ?スーさん、これから一杯つきあわねぇ?

 

ス:え?あ〜〜いや・・・わ・・・・しは、ちょいと遠慮しとくよ・・・・。

 

臾:まぁまぁ、そういわんとな?

ス:いえ・・・でも・・・・(^フ^;;)>

 

サ:ふぅ〜ン、ま・・・・仕方ねっか、行きたくねぇもんをムリに誘う・・・っつーのもなぁ。

臾:ほなら、アミさんさそおか?

 

サ:そうだな。 んじゃな、じゃましたな!!

 

ス:いいえ、こちらこそ・・・・。

  (ふぅ・・・・) ヤレヤレ、こんな体でなければ、あのお誘い受けても良かったんですのにね・・・・

  それより、今晩のおかず・・・なんにしましょうかしら・・・・。

 

 

(なんと、すてら(おひぃ)サヤより、お誘いを受けたよーですが・・・・事情が事情なので、それを断ったようです。

まぁ・・・確かに、飲んでる最中に地が出て、一気にボロが出ちまう・・・っつーのも得策とはいえませんのでねぇ。

 

と、その一方で?)

 

 

婀:さてと・・・・社主殿、龍皇にお乗りくだされ。

お:へ???なんで・・・?

 

婀:今宵は、姐上のマンションに、お泊まりさせていただくのです。

お:で・・・・え゛え゛え゛〜〜っ?? なんで・・・・

  なんでそ〜〜ゆぅ〜〜ことを・・・・するのかなっ?!(欽ちゃん??(^^;;A)

 

婀:(大将をすな!大将を゛・・・っ!!) 一応、入れ替わられた精神・・・・どのように戻すか、姐上のところに泊まり込みで、研究させていただくのじゃ。

お:え゛・・・・っ、で、でも・・・それってむりありすぎなんじゃあ・・・。

 

婀:仕方がないでしょがっ! 大体そのようなオカルトじみた事・・・あの家でやっておってみなされ、一体どのような目で見られるか・・・・(はぁ・・・)。

お:あ゛・・・・にゃるほどねぃ・・・。

 

 

(そう、先程婀陀那がかけていたところとは、自宅の森野邸。 そしてその相手とは、暗部の一人でもあり、婀陀那の御付・・・紫苑だったようです。

で、どこへ外泊か・・・といいますと、今回の被害者(被害者・・・・(^^;;)の一人でもあるおひぃさんのマンションのようです。

で、そこで何をするか・・・というと、入れ替わった人格をどのようにすれば元に戻るか・・・を研究するようなのですが・・・

成る程、確かにそのようなオカルトじみた事、自分の家でやっていたら白眼視される・・・と、いうことは想像に難くはなかったようです。

 

と、いうわけでおひぃさんのマンション。)

 

 

婀:さてと、着きましたぞ。  妾は“龍”を駐車場に回しておきますので・・・・

お:ほいほい、ンじゃワシはメシの支度でもしとくがね。

 

婀:(ここで地を出すなッ!バカ者!!) 社主殿・・・気を付けなされよ、お主はまだ姐上のお体なのですから・・・そのような言動は特に・・・(ジロッ)

お:は・・・・ほわぁい・・・・(き・・・きょわぁぁ〜〜い・・・・)

 

婀:(まったく・・・・)

 

 

(もう場の雰囲気に慣れたのか、おひぃ(ステラ)普段使ってる言葉遣いに戻ってるようで・・・それがまた、婀陀那さんの怒りを買ってしまってるようでして。

で、とりあえずは、婀陀那も、車を駐車場に廻してきたようでして、おひぃさんの部屋に来たようでありまつ。)

 

 

婀:おじゃまいたしまする。

 

お:ほいほい、こっちも今おかず作ってますんで。 あ、それより、今 湯船にお湯張ってますから、頃合い見計ろぅて入ってくだせぇよ。

婀:然様ですか・・・。 それは分かりましたが、お風呂へは、そなたとご一緒させてもらいまするよ。

 

お:え゛っ?!な・・・・なして・・・また。

 

婀:変な勘違いをされるなよ? よもやそなた一人で入浴をされるつもりであったのかえ?

お:はい?そりゃまぁそ・・・・・・あっ。

 

婀:ようやく気付きましたか、その今のお軆で、目をあけたまま入浴なんぞして、姐上のお体を まぢまぢ と見てほしくはないのですよ、妾としましてはな?

 

お:・・・・・・・。(―=―;;)

 

 

(なんとまぁ・・・ちょっともったいないな〜という気も・・・(^フ^;;A) と、いうことは?

もしかして婀陀那さん、こういうことを見越して・・・の、お泊りだったンすかねぇ?

 

で・・・・でも、あっちの方は???        と、いうことであっち(ステラ)。)

 

 

ス:はぁ〜、さってっとっ、お食事はコンビニ弁当で済ませるとして。  問題は・・・・・お風呂ですか・・・。(ち・・・ちょっと、抵抗ありますけどねぇ・・・。)

  ま・・・・まぁ・・・・じ、事故とおもへば・・・。

 

(浴室にて・・・・(^^;;)

 

ス:(ゴ・・・ゴク・・・ッ) し・・・っ、しかしまぁ・・・・こ、こんなになってるんでござぁますのね?? 男の人の・・・・って・・・。(まぢまぢ)

  (・・・っと)い、いけませんわ、イケませんわ、なに考えてるんでしょ、あたくちったら・・・・・。(///w///)

 

 

(ステラ(おひぃ)事故と思って浴槽へ・・・・って、そりぁーあーた、一人役得ってなやつではないですかッ!!(^フ^;;A)

ぃやぁ〜〜ねぇ!もうッ!!(^フ^゛)

 

それよりも・・・・もう一方のあの人達は??)

 

 

婀:ほれ、これで目隠しをしてくだされ。

お:ほいほい。

きゅっ!

 

お:ほんじゃ・・・。

ぬぎっ!

 

婀:うごっ?! (い・・・いや、しかし・・・改めてみる姐上のお軆・・・均整も取れておって、同性の妾であっても・・・・)(ゴク・・・ッ)

 

お:うん?!どうかしたンかい、婀陀那っち。

 

婀:はっ!!(い・・・イカンイカン、な、ナニを見とれておるのぢゃ、妾は・・・) も、申し訳ありませぬ、姐上・・・。

 

お:はぁ??なにゆってんだか、今ひぃちゃんに入っとるのワシ・・・ってこと、わかっとるだろ〜〜に。

婀:い、今はそなたに謝ったのではのうて・・・姐上にじゃな・・・・ま、まぁよいでわないか。

  それより、湯船に入ってくだされよ。

 

お:へへ〜い。

ゴツ・・・〜☆

 

お:ぅぎっ!あいでで・・・お〜〜い婀陀那っちぃ、上手く誘導してくれんと・・・(ヒリヒリ)

 

婀:ああっ、何をしておるのじゃ、お主は・・・手探りで行けばよろしいではないですか。

お:おぉ〜〜いで・・・・(ヒリヒリ)

 

婀:ほれ・・・・今度は妾が手を貸して差し上げるから、よろしいですかな?では・・・・

 

 

〔イッツア・ニュ〜ヨクタァ〜〜イム!!(^^;;)〕

 

ザ・パァァ・・・・・

 

お:ふぃぃ・・・溜まってたの今日一気にやっちゃって・・・・肩こっちまってるだ〜よ・・・。

  んでも・・・・あ゛〜〜〜ええきもつ。

 

婀:ですが・・・奇妙な感覚ですよのう。 姐上とも入浴するのは、これが始めてなのじゃが・・・・今姐上のお体に入っておるのは驍様の精神とは・・・。

  一度にお二人と共に湯に浸かっておるようなものですからなぁ。 考えられぬ事ですよ・・・。

 

お:へへ・・・・んでも、今ワシは目を塞がれていっからね、ちょっともったいないかな?

 

婀:フフフ、別に妾ならかまいませぬが、流石に姐上の・・・となりますと、少々・・・・な?

お:ええっ?ふんとにぃ〜〜??

 

婀:冗談でございますよ。  さてと・・・洗髪に、お体のほう、流させていただきますぞ。

お:へへ〜〜ぇい

 

 

婀:(さて・・・と)シャンプー・リンス、トリートメントにコンディショナーと・・・(わっしゅ・わっしゅ・・・・)

それにしても姐上の御髪(みはつ)・・・いつ見ても綺麗であらされる・・・(うっとり)

 

お:でもさぁ〜〜、朝急ぐときに、梳(くしけず)るの・・・って、ちょっちタイヘンぽくない?ひぃちゃんの髪。

 

婀:そのような無体な事は言うて下さるな、驍様・・・。  さて、お流ししましょう。

 

サアァ・・・・・

 

婀:どこか痒いところはございませぬか?

お:あぁ〜理髪屋の決まり文句ねぇ。 でもさぁ・・・あれってちょいとしつれえよね?

 

婀:どうしてでございます?

 

お:いや・・・・ね? 頭皮が痒い・・・っての、ゆってみれば病気だよ?一つまちがえりゃあねぇ。

 

婀:・・・・・・言われてみれば、そうですよなぁ・・・。

 

お:ンまっ、元はといゃあ、洗髪するときによーく洗い流さんからいかんのだけどもね?

婀:・・・・。(ふぅむ・・・)

 

お:そこへ行くと、ひぃちゃんや婀陀那っちって、ムダすぎるくらい頭髪ありよるもんねぇ??

 

婀:ムダとはなんですか、ムダとは・・・。 これも、立派な個性の一つでありまするよ。

お:へへっ、ごめ〜〜ンちっ

 

婀:いえいえ・・・それでは、後は妾だけですので、驍様は湯船に浸かっておって下され・・・。

 

お:へヘ〜イ♪ヘイ・・・・っと。  ふぃ〜〜っっ・・・あっ、そいやぁさあ、ひぃちゃんもこの時間にお風呂・・・入ってんのだろねぇぃ。

婀:そうですよ・・・・はあっ?!  あ・・・・っ・・・し、しまっ・・・い、言われてみれば、今 驍様のお体には・・・・

 

お:なに今更気付いてんだがね・・・・(―ブ―;;)

 

婀:あっ・・・姐上、ちょっぴりうらやましぃ・・・

お:あっ・・・・あのぉ〜〜婀陀那っち??(^フ^;;)

 

婀:え゛っ?あ゛っ・・・こ、これは不謹慎でありましたな・・・(いや、ホントに・・・) ・・・・んにしても・・・姐上ったら(///。///)~゜

 

お:ちょ〜〜いとっ!婀陀那っちッ!!(―ブ― )

 

婀:(お゛っ!) ふふ・・・・じょ・・・・冗談よ、冗談・・・・。

 

お:(・・・ったく・・・人の気も知らいで・・・)

 

婀:でっ・・・・では、あがりましょうかの??

 

〔ニュ〜〜ヨクタァ〜イム、終了のコト(^フ^;;)>〕

 

 

 

 

 

 

 

 

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