<よん>
(ここで、牢獄の扉が開かれ、団蔵と、もう一人誰かが入ってくる・・・・・その人物とは・・・・?)
ス:んゲッ!! ワシの一番いけすかんヤツのご登場かよ!!?
団:口を慎めぃ! 御前の御前じゃあ!! ドガッ!!(団蔵、ステラを容赦なく蹴り上げる)
ス:ぐほ・・・ ドサッ!(ここでステラ、団蔵に蹴り上げられ、婀陀那達に背を向けるようにして気絶・・・(??)
婀:あ・・・あれは?? お:そ・・・・そんな・・・ 団:どうぞ・・・御前・・・・
驍:・・・・・。この者達か・・・、ワシの素性を探っておったのは・・・・。 団:は・・・・恐れ多くも・・・・。
お:た・・・驍様! 驍様ではないのですか?? 婀:驍・・・・・・様・・・・・・。
(そう、誰あろう、その人物こそ・・・・婀陀那がステラとの関係を調べ上げようとし、おひぃさんが慕い続けている“杜下驍”その人だったのである
しかも、この時驍自身は牢獄の中まで入らず、入り口付近で止まっているため、逆光でうまく顔が見辛くなっている・・・・・)
驍:森野の“公主”に、柾木の“姫君”か・・・、いくらあなた達とは言え、ワシのタブーに触れてしまった・・・・例外はない。
婀:タ・・・タブー?! それは・・・・どういう・・・?
驍:公主・・・あなた、アィゼナッハにあったね・・・・? 婀:う・・・・・・っ。
驍:彼から何を聞き出した・・・・。 婀:そ・・・・それは・・・・・。
驍:ワシの躾係だった・・・“松元ハナコ”の事だろう? それだけでも十分タブーなんだよ・・・・ここではね・・・・。
婀:な・・・っ! し・・しかし・・・驍様、それは全く恥らわれる事では!!
驍:・・(しかし、驍ここで婀陀那の意見に耳を貸す風でもなく・・・)・・。 それから、この痴れ者、何を盗った?
団:最新のセキュリティの設定図でやす。
驍:あんな大事なものを・・・・。 後始末はお前に任せる、好きにしろ・・・・。(驍、ここでその場を去る)
団:ハッ!!
お:な・・・なぜ・・・・あの驍様が・・・・あんな風に・・・・。 婀:・・・・・・・・。
団:さっさと起きんかい! こんのタコ助がぁ!! ドガッ!!(団蔵、ここでもステラを容赦なく蹴り上げる)
ス:ぶぎゃッ!! あぃででで・・・・・ 団:おい、お前ら、一列に並ばせろ・・・・
婀:(ク・・・ッ!!)団蔵殿!! お主、少しもおかしいとは思わぬのか!!? かつて、妾達三人、善三郎殿に、命を狙われた折には、皆で助けてくれたではないか??!
団:公主・・・・・時代が変わったんでやすよ・・・。 やれ、紫苑、真沙螺・・・・。
紫:ご免っ!! ザシュィ・・・ン!! ドスッ!
婀:う・・・・・くっ・・・・(ドサ・・・)
真:お覚悟!! ザシュイ・・・・ン!! ドスッ!
お:あ・・・・・うっ・・・・(ドサ・・・)
団:(ふぅ・・・ヤレヤレ・・・) ザシュィ・・・ン・・・ パサ・・・
どうも・・・・申し訳ありやせん・・・・御前・・・。
ス:いや・・・・いいんだよ、別に・・・。 それより、打ち込みの方は・・・?
団:浅からず・・・・深からず・・・・でやす。 何、すぐにお気づきになられやすよ・・・。
ス:いや・・・・しかし・・・・、さすがに参ったね、(婀陀那が)アイゼンに会った・・・・ってお前から報告入った時には、冷や汗もんだったよ・・・・。
団:何しろ、公主が寺に来る10分前まで、あすこにいやしたからなぁ・・・。
ス:あぁ・・・。 それで? そっちの動きの方は・・・? 団:まだ、ないようでやす・・・。
ス:そうか・・・よし! 万が一ヤツらに出くわさないとも限らない、その時には・・・・。
紫:お任せください 我:オレ達一丸となって・・・ 真:公主様、姫様、そして・・・・
団:御前をお守り致しやすよ・・・・。
驍:うむ・・・、皆ご苦労、恩に着るよ・・・。