<弐>
(そして、シホに呼び出されたナオミが、見たものとは・・・・?)
ナ:(・・・・・んなっ??!)
ちょ・・・ちょっ、あんたら?? ど、ドーなってんだよっ!これって!!
マ:まぁ、そういうことだ、これで私も手を出さずに済んだようだよ。
幸い、レベルも A 止まりだし、何とかなるだろう。
ナ:(・・・・・っチッ!)
でも・・・・さぁ、なんか最近、やたらとレベル高いの多いんじゃあないか?
マ:つべこべ言うな、ほら、現れたぞ・・・
やつが『ブエル』だ。
ナ:ケッ! ついてねぇぜ!!
ドウン!
・ ・・・やっぱ通常弾じゃあムリか・・・・
お:ダメです! ナオミさん!! 単独で動いては、きちんと連携をとらないと・・・!!
ナ:わーかってるけどさぁ・・・・じゃあ、あんた、どうすんだよ。
お:とりあえず・・・そうですね、相手の攻撃、防御を無力化できるよう勤めましょう。
その間、あなたは向こう側の気を引いて下さいまし。
ナ:分かった、でも5分が限度だよ。
マ:ふぅむ・・・・。
(これで、とりあえずは、何とかなるか・・・・ただ一つ分からんのは、
あのおひぃさんとか言う者が、あのオチびちゃん二人を、ここに連れてきた理由だが・・・・ナゼ?)
ナ:はんっ!グズめ・・・・こっちだぜ!!
ブ:グゥルルルル・・・・ゴアァッ!
ナ:そらッ!喰らいなっ!!?
ドンドンドン・・・・・ドン・・ドゥンッ!
ち・・・・っ、やっぱ効果薄いや・・・・、おいっ、そっちはどうなんだい??!
お:(さて・・・)こちらも行きますわよ・・・『オン・ダキニ・・・』 『寂光陣』!
ブ:グゥオオォォ・・・
ナ:よしッ、これならいける!! 『召雷弾』ッ!!
ブ:グギャオォォ!!
ナ:(・・・・ウン? おかしい・・・・こんなヤツがレベルの“A”??)
・ ・・・・どーなってんだ? こいつは・・・・
マ:私はそいつが『ターゲット』とは一言も言ってないぞ?
ナ:な、なにぃっ?! でも元締め、あんた・・・・さっき・・・・
マ:確かに・・・・こいつもレベルは“A”だが、幅は広いからな?
まぁ、とりあえず一ついえることは、こいつは“サクリファイス” 生贄 というヤツさ・・・。
ソレより、油断するな、これからのヤツが『ターゲット』 “ルキフグス” だ!!
ナ:な、なんだとぉ?!! ルキ・・・・??!
って、おいっ! そいつは“AA”じゃあないのかっ??!
お:ど、どういうことですの・・・?!
マ:ちっくしょ〜〜う、すっかり元締めのヤツに、はめられたって感じのヤツだよ。
あの ルキフグス ・・・って言うのは、かつての『魔皇』の片腕的存在とまで言われたやつでねぇ・・・。
お:え・・・・っ、そ、そんなのが、これからの相手・・・でどうにかなんですの??
ナ:さぁてな・・・わからねぇよ・・・・。
(も、もしかして・・・・元締めの奴・・・・いや、まさかな)
(すると、このとき、あのコみゅちゃんが、確認のため顔をひょっこりだしてきたのです)
コ:おひぃさぁ〜〜ん、もう大丈夫みゅ??
乃:・・・・・・。(//v//)゛
お:ダメですっ! あなた達はまだ隠れていなさいッ!
マ:お、おいっ! あんた・・・・あの二人をこんな近くまで連れてきていたのかね?!
お:そうですわよっ。 ・・・・この二人をあえて連れてきた本当の理由・・・・
それは、シホさん、あなたに出撃していただきたかったがため・・・。
それは、この子達には悪いとは思いましたが、
あの・・・・あなたの教会の一件で、この二人が襲われそうになったのを、かばったのは事実!
だからこそ・・・・だったのです!
マ:(何てことだ・・・) ムッ! 来るぞ! 用心しろ!!
ナ:来る・・・・って、一体どこから・・・・・
ブチ・・・・・ィつッ!
ナ:(え・・・??)ブ・・・ブチ?!
あ・・・? あぁ・・・・??! あ、あたしの・・・・ひ、左腕・・・・が?!
う、うわああぁぁっ!!
お:ああ・・・・ナ、ナオミさんっ!!
コ:ナオミさぁ〜〜ん!
乃:・・・・・ぁぁ・・・・・。
ナ:く、来るなぁッ! ヘ・・・ッ、へへ・・・・な、なんて無様な姿を・・・・
や、ヤロゥ・・・・生かしちゃおけね・・・・・・・(ガクッ)
お:コみゅちゃん! 乃亜ちゃん! この人の事・・・お願いねっ?!!
コ:は・・・・はいっ!
乃:・・・・・ぅ・・ぅん・・・・・。
(その一方で、今のナオミの悲鳴を聞いた者達は・・・・)
臾:アレ・・・? い、今の・・・・アミさんの声じゃ・・・・
サ:ヤバイな・・・・急ぐぞ!
婀:うんっ?!(今の・・・・)女禍様?!
女:そうね・・・・私達も急ぐわよ?!