<参>

 

マ:それは私から説明させてもらおう。

 

臾:あっ、元締め。

サ:それにナオも・・・。

 

ナ:いょっ!

 

 

マ:ふん、成る程ねぇ。 Jokaさん、あんたその娘さん、気が付いているんだろう?

J:当ったり前じゃない。 私も何かの間違えかと思ったけどねぇ・・・・ソロン

 

ア:な、なんっ?!・・・・おおっ?!(シュィ・・・ン)

 

ソ:・・・このワシと、同じ名を持つ者がここに・・・?

 

マ:ふむ・・・。(ここでシホ、ゆっくりと目を開け) これでいかがかね。

ソ:なんと・・・ワシと同じ目を持ったものがおるとは・・・。

 

J:残念だけど、私はそんな目をもつものなんてソロンしか知らないし、それにあなたの名も。

 

ソ:そう、ソロンだ。(シュィ・・・ン)

J:やっぱりねぇ・・・。

 

婀:どういう事なのです? Joka殿

マ:つまり、この者達 全員この世界の住人ではない・・・と言う事だよ。

  それでよろしいですね? 女禍。

 

女:うん・・・。 十中八九はね。

でも・・・どうしてここに、違う次元に飛ばされたのか・・・・それが分からない・・・。

 

ア:それって あれ じゃあないかなぁ。

ヱ: あれ って?

 

ア:ほれ、ジョカリんの『次元転送』とか言う・・・。

 

女:なぁ~る、そう言うことか・・・。 ちょっと失敬。  『肆宝剣』

 

サクッ

(なんと、肆宝剣、アダナの頭に突き立てられ・・・)

 

ア:あれ?

ヱ:ア、アダナさんっ!  ち、ちょいとあなた!!

 

 

女:動かさないで! 動かすとホントに危ないから。

  ・・・・ふむ、ふむ、成る程。 あれがああなって・・・・そういう事! よし、分かったわ。

 

シュルッ!

 

ヱ:あの・・・今何をなさったんです? 頭に・・・その、剣を突きさしたりして・・・。

 

女:なぁに、ちょっと記憶を調べさせてもらったのよ。 肝心な部分のね。

 

 

(そして、ここで一本の電話がかかってくる)

 

マ:(ピュルル ピュルル ピュルル・・・)あ、ちょっと失礼。 あぁ、私だが。

 何?! ふむ、ふむ、そうか、分かった。 で、そちらはいくらご用意を?

 

  ふむ、ふむ・・・分かりました。

 

  では、至急何名か向かわせますので、ご安心を。               では・・・(ピッ)

 

  お前達、早速で悪いが仕事だ。

 

サ:おいおい、何もこんなに立て込んでるときに・・・

臾:せやねんで? 元締め。

 

マ:ほぅ・・・そうか、お前ら、異世界の人達に笑われたいのか?

  ランクAAの妖魔に尻込みしたなんてな。

 

サ:何?(ランクAAだと・・?)・・・・場所はどこだ・・・。

 

マ:V地点だ。

 

サ:そうか、分かった。 おい、臾魅、ナオ・・・・行くぜ。

 

マ:よかったらあなた達もご一緒にいかがかね?

ヱ:私達も??

 

マ:ええそうです。

  もしかすると、あなた方の世界の魔物とは少しばかり味付けが違うかもしれませんがね。

 

ア:面白そうだし、行ってみるか?! 私らも。

タ:オレはかまわんぜ

ヱ:そうですね。

 

ア:いょうし! 決定!!

 

お:それではわたくし達も参りますか。

婀:そうですな、姐上

コ:私! 私もいくみゅ~~

乃:・・・ねぇ様行くなら私もみぅ・・・・。

 

ア:(エ・・・・エリア??)

 

マ:よしよし、大丈夫。 お前達は私が必ず保護してみせるからね。

コ:ありがとですみゅ! シホさん。

 

ア:(ふっ・・・)

 

 

乃:・・・?・・・ムッ!・・・。

 

 

 

(V地点にて)

 

臾:おっひゃ~~、えっらいようさんおるでェ。

サ:百匹はまずいるな。

ナ:ヤレヤレ・・・だぜ。

 

マ:誰も、一匹・・・だとは言っとりゃあせんよ。

 

 

臾:そやんなぁ、うちらまた早とちりか??

サ:ぐずぐずいうな! 行くぞ!!

 

臾:おっしゃあ! いつでもかかってきいや!!

 

 

ア:さ・て・とっ!

ヱ:私達もそろそろ・・・

タ:そうだな

 

 

J:おっひょ~~みんなやる気満々ですねー。

婀:姐上、それでは妾達も心の準備の方を。

お:そうですわね

ス:はぁ~~、イヤだね~~、血ぃ流れ出るなんて、野蛮この上ないよ。

 

 

 

 

 

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