<ご>

 

(そして、おひぃさんが歌い終わると、パーティーも休憩に入ったのです。 この後何が起こるかも知らずに・・・・)

 

お:どうやら、休憩に入ったようですわね。                                       婀:うむ、そのようですな。

 

J:ああっ! サヤちゃ〜ん、無茶イケないんだよう!                       サ:うっせ―よっ、こうでもしなけりゃ、こっちのテンションあがんねーじゃねーか。

J:ああん、もぅ・・・、おひぃさんもなんとか言ってやって下さいよう。

お:はは、あれではヤケ酒ですわね。 どれ、わたくしはちょいと手洗いに・・・。

 

(しかし、この時彼女が予測も付かない行動に出たというのは、古くから彼女を知る婀陀那でさえ困難な事であったでしょう)

 

 

<おひぃ、w,c付近での行動>

 

 

婀:むぅ・・・、それにしても姐上遅いのう。 何をしておいでか・・・・、ちょいと見てくるから、お二人はここで待っていてはくれぬか?

サ:あぁ、オレは一向にかまやしないが?                                         J:いいですだよ?

 

(そして婀陀那が、おひぃさんの行方を聞いていくうち、とんでもないことが発覚したのです)

 

 

<婀陀那、裏口通用門での行動>

 

 

J:なーんか、とんでもないことになってきちまいましたね。

サ:・・・ったくよう、おひぃのやつも水臭せぇよなぁ、オレたちゃ仲間だろうによ、一声かけりゃ協力するってーのに。

J:でも、それって、あたし達にもゆえない何かかもしれないし・・・。

サ:それもそうだな・・・、んじゃま、仕方ねぇか、婀陀那さんも一肌脱ぐっていうし、ここは一つオレ達も・・・。

J:もいっちょ頑張りますか!? それじゃ、あたしも一回『KAKYOU』の連中呼ぶから待っといてね。

サ:おめーもそのうちトンずらこくんじゃねーのか?                               J:してもらいたい?(にししし・・・)

サ:ジョーダンだよ、さ、ほら早くいってこい。                                   J:アイアイさー!

 

サ:(ふふ、あいつみてると、沈んだこっちの気持ちもすぐ晴れやかになれるから・・・・不思議なもんだよなぁ)

  へっ・・・、らしくねぇこと考えてる暇なんぞねぇか、テンションあげるために・・・・も一杯いただくとするか。

 

(ところでJokaは・・・というと?? 『KAKYOU』の連中の前で頭を地べたにくっつけてお願いしておりました。でも、なんだかちょっぴりヘンですよ?)

J:ゴメン・・・・この通りだからも一回だけ・・・・ね? ダメ??               ソン:い、いいから頭上げて下さいよ・・・。

カン:そうだぜ? らしくないじゃんよ。                                           キョウ:私達なら別にかまいませんから・・・

チョウ:そうそう、困った神様もいたもんですよねー、麗しの君を神隠しする・・・だなんて。

J:チョウさんっ! そいつは皮肉かい?!#

 

チョウ:いいえ、事実を言ったまでですよ。あなたは、あの歌を聞いて少しも悋気を病まれませんでしたかな?

J:そりゃま・・・、少しも・・・・っていうわけじゃ。 でーもねぇ、私はワケわかんないよ、今の今まで喝采浴びてた人が急にいなくなる・・・だなんてさぁ。

チョウ:ふむ・・・、でも、一応その人の事はあの方に任せてあるんでしょう?                          J:う・・・・うん。

キョウ:なら、話は簡単です。彼女が見つかるまで、私達でつなげておけばいいじゃないですか。

J:ありがと・・・・みんな、恩にきるじょ。

 

(Joka自ら、下っ端だの、駆け出しだのといっている割には、周りの者が気を遣い過ぎている・・・というのは単なる邪推でしょうか?

それはさておき、どうやら説得に成功して、楽屋入りした彼らの見たものとは・・・?)

 

ソン:うげッ! 酒くさッ!!                        カン:なんじゃあ? こりゃ・・・                    キョウ:これだけの量をたった一人で・・・?

チョウ:う・・・・美しい!!                                                      ソン・カン・キョウ:(どこがぢゃ、どこが!!)

 

J:サヤちゃ〜〜ん、起きてよ、目ェ醒ましてよ〜〜(ぺちぺち)                     サ:う゛〜〜ん、オラぁもう飲めねぇぞぉ〜〜(むニュむニュ)

J:う゛〜〜ん、しっかたないなぁ・・・少々手荒いけど・・・ふぅんっ!(なんと、Jokaここでサヤの目を(強制的に)醒ませるため自分の倍はあるかというトンカチ創造しまして・・・)

サ:う・・・・ん、あら、Jokaぁ!?(ぶッ!)                          J:あっ! サヤちゃん目ぇ醒まし・・・・うぉっとっとと・・・(ドシィン!)

サ:あ・・・・あっぶねぇやつだな! をいっ!!(いや・・・ホントに危ねえェったら・・・(--ll;;)

J:にっへっへ〜、サヤちんおっハロー                                    サ:なーにがだよ、何が! 危うく明日のお日さん拝めねーとこだったぞ?!

 

J:だって〜・・・、非常手段だったのだ・・・。                           サ:そいつは・・・・悪りィことしたな。 ほんじゃ、いくか。

J:がぁってんショーちっー☆

 

 

:えー、さて、ご列席の皆様方には、大変申し訳ないのですが、これより予定を若干変更いたしまして、

婀陀那様が戻られるまで、彼らの演奏をお聞きしていただきたいと存じます。 依存はありませんでしょうか?

1:ええっ?! 公主さんの歌聞けねぇんじゃいたって・・・なぁ?               客2:あぁ、そうだな・・・。

 

(と、やはりというべきか、メインの歌い手の声が聞けぬとなると退席する客の多いようで。しかし、その状況は、サヤのこの歌で完全に覆る事となるのです。)

 

サ:いいからおめぇらー、このオレの魂のシャウトを聞けぇーー!!

 

【サヤ】

Layla;デレク・アンド・ドミノス〕

Shout;Tears for Fears〕

We will rock you;QUEEN〕

 

(そこにいた客は、確かにおひぃさんや、婀陀那のように可憐な歌声を聞きつけた者達ばかりではありましたが。

サヤのような魂の根底から揺さぶりをかけるような歌い方“ロック”を聴くのを初めての者も多かったのです。それが逆に彼らには新鮮に映ったわけで・・・)

 

1:おーホっ、すんげえ歌い方するやつもいたもんだなぁ。                       客2:なぁ・・・、これなんて歌手のなんて曲なんだ?!

 

カン:すんげーなぁ、あいつ。 おいみろよ、半分帰りかけた客がまた戻ってきちまってるぜ?

J:サヤちんずっるぅ〜い、散々 自分、自信ないっていっといてさぁ、あれなんだもん。

キョウ:ふぅむ、ロックとは、野蛮で、暴力的で破壊的なものばかりかと思っていましたが・・・、これは大幅に見直さねばいけませんねぇ。

ソン:けっどさぁ、キョウ・イー? あんたが言ってんのって、パンクとかメタルの事なんじゃないの?            キョウ:おや? そうでしたか?

チョウ:う・・・、美しくない                                                ソン・カン・キョウ・J:(だぁ〜から どこが!!)

 

シ:ハッあ〜〜、スッごいですねー、まさに魂を揺さぶられたですよ。 あの・・・・(あっ!)(ここで司会のシィ、サヤに持っていたマイク奪われる)

サ:へへっ、 次いくぞー、おめ―ら、いいかー?!                           客:おお−ぅ!!

 

【サヤ】

Dont stop me now;QUEEN〕

Now Im here;QUEEN〕

I aint gonna stand for it;Eric Clapton〕

 

J:うわ、今度は会場一体ですか、やるよなぁ〜〜。                               チョウ:う、美しくない。

ソン:一生やっとれ!#

 

サ:へへへっ、さっすが疲れたぜ、後は次のもんにバトン預けさすけどいいかな?      客:おお―ッ!!

シ:(あっ、マイク戻った・・・) そ、それではお次は『KAKYOU』のみなさんでーす、どうぞ・・・

 

【KAKYOU≪Joka含≫】

The eternal vow〕

The Last EMPEROR <バリエーション1>〕

 

サ:はぁ〜〜っ、あいも変わらずアイツんとこはすげーよなぁ。 しかも、あのユニットだけじゃなくて、あいつまで加わったら・・・。

 

シ:ひゃー、スッごいですね、今回の最初の曲もよかったですけど、この曲もまた格別、あの方があなた達に任せたのって分かりますですね。

J:てへへっ、そう言われちゃうと照れちまうですよ。 それじゃあ、も少し調子乗っちゃっていいですか? どうですかー、皆さーんっ!?

客:おおういいぞー、やれやれーいっ!! こうなりゃ皿まで喰らうまでよッ!!

J:よっしゃーッ! ふんじゃあこの曲でどうダッ!!

 

【Joka≪KAKYOU含≫】

ANGEL QUEEN〕

 

サ:くっはぁ・・・、すげぇや、あいつら、何でも可なんだな・・・・。

 

(と、ここで一本の電話が、シィの元に入るわけなのですが・・・・)

シ:(ピリリリ・・・・)はィ、あっ、婀陀那様、今どこにいらっしゃるんですか?         婀:おお、丁度よかった、司会殿か、今そちらはどうなっておる?

シ:大盛況ってなもんじゃないですよ! 早くこっちに来て下さい!!                     婀:む、そうか、それと一つ残念な知らせがある、心して聞くがよい、実はな、姐上は・・・・

シ:ええっ?! 柾木さん帰っちゃったんですかぁ?                       婀:うむ、致し方のないことなのじゃ、今姐上は傷心になられておる、お体を崩さねばよいのじゃが・・・。

シ:そ、そうだったんですかぁ・・・。                                     婀:とにかく、こちらの都合が付いたので、そちらに舞い戻る、なぁに手間を取らせはせんよ、では。

 

シ:はぁ・・・、(そんなことが・・・柾木さんどしたんだろ) ん? わッ! びっくりしたぁ!!

サ:勝手に驚いてろ、おい、次どうすんだ? もうオレ達ネタ切れちまったぞ?

シ:あ、あの・・・婀陀那様はもうすぐ帰ってこられるそうなので・・・・、後もう少し何とか・・・。

サ:そうか・・・、う〜〜ん・・・。

 

J:じゃあさ、 あれ 行ってみる?                                             ソン:あれ・・・って、まさか あれ ですかぁ?

キョウ:む、無茶だと思いますよ? 大体世に出たばかりだというし・・・。      カン:おめーらも肝っ玉ちっちぇーなぁ、当たって砕けろって言うじゃねーか。んっ?!

J:さっすがカン兄ィ! 話の分かるいい侠!!                             カン:へへ・・・、おだてんじゃねぇよう・・・。

ソン:(あ〜あ、こいつもこの癖なけりゃ本当のいい侠なんだけどねー・・・。)

 

J:ほんじゃあ、きっマリだねー?  あ、サヤちゃん、一応あたし達ね、一か八かのがあるんだけど、一口乗ってみる??

サ:は? 何だ? そいつは・・・、まぁモノによっちゃあだが・・・。             J:へっへー、実はこうこうなのだ・・・。

サ:ホぅー、こいつは・・・・中々面白そうだな、よしいっちょやってみっか、そのうち婀陀那さんも帰ってくるだろ。

 

(彼女達が、大博打で選んだその曲とは・・・・?)

 

【サヤ&Joka】

Inner UNIVERSE//Stand alone complex ヨリ〕

 

客:おおッ! スッげー! 何だ?  この・・・近未来的な曲は!!

(そう、これこそ彼女達の一か八かの曲、まだ世に出たばかりで、知る人も少ないという・・・・、それを何とかコピーしようとした、努力の結晶だったのです

それにしても、この曲のスコアを一体どこから・・・・彼ら『KAKYOU』には驚かされるばかりです)

 

 

 

(そして、このときようやく婀陀那が帰ってきたのです)

 

 

 

 
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